保育園の慣らし保育もようやく先が見えてきて、「さあ職場復帰だ、がんばろう!」と思っているころに届く保育園の懇談会のお知らせ。
企画してくださった保育園の先生方には悪いと思いつつ、知らせが来たときは「ええぇ……」と戸惑った思い出も……。
そもそも懇談会ってどんな内容? まわりの様子ってどんなだった? 持ち物は? など気になる人もいると思います。
私は2つの保育園の懇談会に参加したことがありますが、おおまかな流れは以下のとおりでした。
- 自己紹介(担任の先生、保護者)
- 保育園からのお知らせ(お願いごと・今後のスケジュール・保育園での過ごし方など)
- 保護者からの疑問
今回は実際に行った2つの保育園(A保育園とB保育園)での懇談会の様子について、掘り下げていきたいと思います。
保育園懇談会の内容
流れは最初に書いたとおり、
- 担任の先生(保育士)と保護者の自己紹介
- 保育園からのお知らせ
- 懇談会(保護者の悩み相談など)
となります。
※懇談会中、子供は別室で待機。
保護者の自己紹介
初顔合わせに近い状態なので、みんなどことなく緊張します。
AとBどちらの保育園も、担任の先生が「こんなふうに自己紹介してくださいねー」「最後に好きな◯◯を教えてくださいね」など例や紹介ポイント提示してくれます。
それにならって、自己紹介しましょう。
自己紹介例
だいたい最初に「◯◯(子供の名前)の母です。」と自己紹介し、一言添える形になります。
先生になにを言うか指定されていないときは、
- 「◯◯の母です。子供ははじめての保育園に緊張していましたが、最近になりようやくお友達の名前や保育園での様子を話してくれるようになり、安心しています。今後1年間、よろしくお願いします。」
- 「◯◯の母です。すでに■■クラスに兄がいますが、その兄のように◯◯も楽しく過ごしてくれたらと思っています。よろしくお願いします。」
みんなの前でいきなりの自己紹介となるので、緊張してしまう人がほとんど。
いろいろ言おうと思うと頭がまっしろになってしまうかと思うので、最小限のあいさつに留めておきましょう。
例外:自己紹介例
例外として、ちょっと長めのフリートークのようなものを求められることがあります。
(参加人数が少なかったことや、顔ぶれが昨年とほぼ同じで、改めて自己紹介しなくてもよかったため…)
こうしたイレギュラーなケースもあるので、小ネタとして最近の子供の様子、最近の自分のできごとを一つずつ考えておくと安心です。
子供の話の場合→自慢ばかりではなく、ちょっと困ったことなどの失敗談や、笑えるエピソードを入れるとよいかもしれません。
たとえば、
- 最近字を覚えてきたようです。
ちょっとずつ書けるようになりましたが、鏡文字もちらほらです。
これからに期待しています(^^;) - 保育園の給食が大好きで、帰り道に何度もおいしかったことを話してくれます。
反面、家では残しがちで、すこし悩みの種…。
卒園までに完食できるよう、料理と見栄えスキルを上げるか、もしくは子供が私のレベルに合わせてくれるかして、完食してもらうのが今のところの目標です。
とかですかね。
親自身について話してほしいときは、これも自慢ばかりではなく、ちょっと悩みなどをいれるとかですかね。
- 子育てでいっぱいいっぱいの毎日で、意外に通勤時間がほっとできる時間になっています。
子供といるのももちろん嬉しいし楽しいですけどね。
通勤時間では今まで見れなかったドラマを、ちょっとずつ見ています。
今は○○ですが、半年以上前のドラマなので人と話が噛み合わないのが、ちょっとした悩みです(^^;)
保育園からのお知らせ
いくつか段階に分かれていました。
話す内容は園によってさまざまだと思いますが、どの話題であっても先生は場が沈まないよう、いろいろ工夫して話している印象を受けました。
お願い事や注意事項、今後のスケジュール
自己紹介を終えたら、まずは通園時のお願いごと・注意事項から。
例をあげると以下のとおり。
- 「爪が伸びっぱなしだと、お子さんもほかの子も危険ですので、毎週末かならずチェックするなどお願いします。」
- 「衣替えの季節になると、記名漏れが発生しやすいので、保育園準備のときに一度ご確認をお願いします。」/li>
- 「車などは入園時にもお伝えしましたが、前の道路に停めてはいけないので、通園時はひかえるようお願いいたします。」
その後は、今後の予定やスケジュール。それにともなうお願いごとなどを伝えていました。
- 「今年一年はこういったスケジュールで、進めていきたいと思います。◯月のイベントには、保護者のかたがたにもご協力いただくと思いますが、よろしくお願いします。」
- 「とくに製作物に力を入れていきたいため、園の方で個人ごとのハサミや糊など一式を購入したいと思っています。まとめ買いするため、普通に買うよりも割引されていますが、◯円かかります。ご理解・ご協力ください。」
保育園での過ごし方
次に保育園ではどのように過ごしているのか、いまどんな遊びに夢中か、喜んで見ている絵本など、現場の雰囲気を教えてくれました。
そのほか
B保育園では、保護者のうち数名に役員になってほしいといったお願いごともありました。
役員は保育園を改善していくために、年に2~3回程度職員と役員の会議にご参加・ご意見をいただきたいといった趣旨の役割でした。
保護者からの質問・悩み
この時点でだいたい時間があまるので、保護者同士が交流をもてるように、保護者からの質問や困ったことなどはないか聞いてきたりします。
たとえば、ある保護者はトイレトレーニングがうまくいかず、ほかの家庭ではどのような工夫をされているかを聞いていました。
それに対して、先生が「◯◯くんのお母さん、なにか対策されていますか?」など他の保護者に、意見を求めたりしていました。
正直とくに盛り上がりがあるわけでもなく、みんな周りを見ながら距離を図っている印象を受けました。
最初の段階からグイグイくる保護者は、まわりから良い意味でも悪い意味でも「おぉ……」と一歩引かれてしまうかもしれません。無難な対応が一番なのかもしれませんね。
ひととおり話が終わったら
別室の子供を連れて、帰って終了です。
保育園懇談会の時期や回数、時間帯
懇談会の時期は、だいたい慣らし保育を終えたころ。子供が保育園に慣れてきた5月に開催するお知らせが届きました。
懇談会の回数は、A保育園は年に1回(5月)に対してB保育園は年に2回(5月と秋ごろ)実施。
年度末におこなう保育園もあるようなので、2回目以降の懇談会については、時期・回数は保育園によってさまざまのようです。
時間帯
A保育園は通常保育が終わる16時半から、B保育園はお昼寝時間でした。
保育園懇談会の疑問
保育園の懇談会は、比較的ゆるい印象。気負わずに行きましょう。
服装
平日の懇談会だったので、スーツの人もいれば、ジーンズの人もいました。
みんな仕事帰り(仕事や切りあげて)来ているので、特別オシャレしたりはしていません。カジュアルでもまったく問題ありませんでした。
持ち物
保育園からいわれた持ち物は、靴を入れる袋(ビニール袋)のみ。
ただし、言われていなくても、筆記用具は持っていったほうが良いです。プリントを配られたり、書き込む必要があったりするので。カバンに余裕あれば、クリップボードがあると助かるかもしれません。(保育園の机は狭く、膝上で書くこともあったので)
また、普段お迎えで歩く廊下やスペースしか通らないので、スリッパは要りませんでした。(園によっては必要あるのかな?)
パパ、ママの比率
100%片親のみ(ほぼママ)。パパとママで参加などもありませんでした。
出席率
ほぼ100%の出席率。とくに初回であるほど参加率は高いです。
ただ、B保育園のようにお昼寝時間の開始の場合は、仕事は休まないといけないため、予定がつかず欠席する人も。
強制力はないが、できるだけ参加しよう
懇談会は強制力はないですが、できるだけ顔を出すようにしましょう。大変なのは先生も同じ。懇談会のために、いろいろと準備しています。
難しい場合は、一年に一回くらいは参加してくださいね。とくに初回は重要なことを話すことも多いですよ。