トイレトレーニング(トイトレ)は、どんなふうに進めるべき?
なかなか進まないけれど、みんな2歳で終えているの?
など。
トイレトレーニング(トイトレ)は2歳、3歳くらいのお子さんがいる親にとっては悩みの種。
お子さんの適性によって、進め方や進み具合はさまざまですが、実際にどんなふうな進め方をしたのか、わが家のケースをお伝えします。
(なかなか進まないスロースペースな流れなので、即効果がほしい方は、あまり参考にならないです。)
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トイレトレーニングの進め方(ゆっくり)
子供のトイレトレーニングをはじめたのは少し遅めで、家では1歳半過ぎてから(2歳近くになってから)徐々にでした。
以下のステップでトイレトレーニングをおこないました。
1歳半過ぎたころ。トイレに慣れさす
トイレに座るトレーニング。
毎回決まった時間(もしくはタイミング)で、最低1日1回おこないます。
大体お散歩から帰ってきたタイミングとか、お昼寝から起きたあととか。
内容はトイレに行って座らすだけ。
このとき服やおむつは脱いだ状態ですが、嫌がったりするようであれば、服を着たままでもかまいません。
抵抗がなくなったら、服は脱がせましょう。
トイレに座ったら、子供と一緒に10秒数えます。
最初はすぐ降りたくなるかもしれませんが、「10までやってみよう」など声をかけてみてください。
無理強いしなくて良いので、無理そうなら途中で降ろしても良いです。
また、トイレに行くときは楽しい雰囲気を出せるよう、毎回決まったトイレの歌(即興で作っても良いし、汽車ぽっぽの歌でも良い)を歌って行くと良いですよ。
トレーニングのスピードはゆっくりしか進まないですが、まずはトイレがいやな場所ではないという意識を持ってもらいます。
2歳を過ぎたころ。行く回数を増やす
トイレに行くタイミングを、徐々に増やします。
- 朝起きたら
- 出かける前
- 出かけた後
- お昼寝前
- お昼寝後
- おやつのあと
- お風呂の前
- 寝る前
上のタイミングすべてやる必要はありません。
ご家庭ごとに行きやすいタイミングを見つけて、徐々に増やし、大体1日5回は行くようにしてみてください。
座る秒数を増やす
トイレでは10秒座らせますが、出なければ続けて「おまけのきしゃポッポ」などを歌い、座っている時間を延ばします。
それで出なければ、「出るかなー? 出ないかなー?」など少しだけ声かけしても良いし、降ろしても良いです。
進め方のポイントは『すこしでも成功したら褒める』
子供はおしっこの感覚もわからないし、出るかどうかなんて、運みたいなもんです。
だから、「進まない」「うまくいかない」と感じてしまいますが、できなくて当たり前。
たまたま座ったタイミングで出たらラッキーくらいの気持ちで進めると良いですよ。
(とはいえ、なかなか進まない状況が続くと、どうしても焦りや落胆は感じちゃいますけどね……)
また、すこしでも成功したら、かならず褒めていました。
そうすると、徐々に出る感覚がわかったみたいで、成功する回数も増えていきますよ。
子供は子供なりにがんばっているので、変にプレッシャーを与えないよう、できたときは褒めて、できなかったときは「そういうときもあるよね」と見守る体制でいましょう。
トイレトレーニングで、やらなかったこと
トイレトレーニングとして効果的とされる方法の一部は、実践しませんでした。わが家ではやらなかった方法とその理由をお伝えします。
(いずれもトイレトレーニングがほとんどうまくいっていないときの段階の話です)
トレーニングパンツの着用はしなかった
トレーニングパンツは保育園から止められていたので、トレーニング中はおむつのみでした。
止められた理由は、『トレーニングパンツでも、濡れていることに気にしない子もいて、逆効果になるケースもあるから』というものでした。
ただ、成功がまったくしていなかった子に対してのことだったので、『ある程度成功しているけれど若干不安が残る……』という子であれば、使用しても良いかもしれませんね。
パンツをはかして、濡らす感覚を教え込む
『あえてパンツをはかせて、おもらしさせてみる』
この方法もよく聞きます。
しかし、わたし(親)が時間のゆとりがなく、もしおもらししたら、子供を責めてしまうような可能性が高かったことや、後始末をする余裕がなかったため、その手段を選択することはしませんでした。
ただしこの方法は効果的でもあると思うので、パンツでのトレーニングにするのは、本当に最終手段としてとっておきました。
シールを貼る
『トイレに行ったらシールを貼る』
これは、すこし試しました。
しかし、とくに効果はありませんでした。
トイレに行くことが嫌いなわけではなかったので、シールがなくても問題なかったこと。
「トイレでおしっこできたらご褒美としてシールを貼る」のルールにすると、できなかったときに泣いてしまって逆効果でした。
進まない状況への焦り。緩和してくれたのは、まわりの協力
とはいえ、なかなか進まないトイレトレーニング。
「焦らず、怒らず」と思いつつも、子供の成功率は低く、このまま成功しないんじゃ……と心配になることはありました。
そんなことはないはずとわかってはいても、終わりがわからないことに対して不安感はぬぐえないもの。
このころは、いつ終わるかの確証がほしいと思っていました。
そんなとき、気持ちを落ち着かせてくれたのが、保育園の先生。
急かすわけでもなく、昨日よりも今日、すこしでも進捗があれば子供を褒めてくれました。
親に対しても「大丈夫ですよ、ちょっとずつできるようになっています。ずっとできない子なんていないんですから」と笑って励ましてくれました。
こういった言葉は、親としても子供としても気が楽になったと思います。
進まない日々は突然おわる。トイレトレーニングで成功する日
結局子供は3歳になり、まだおむつでした。
さすがにそろそろパンツでトレーニングしたほうが良いかなと思っていた矢先、成功率があがってきました。
3歳を過ぎた時点で、コツをつかんできたようです。
そしてほぼおしっこが大丈夫になってしばらくしたら、うんちも自然と成功するようになっていきました。
この間はいつもどおりのトレーニングをするだけで、特別なにかをしたことはありません。
そして3歳3か月、トイレトレーニングが終了しました。
一般よりかは少し遅めだったかもしれません。
しかし、それ以降はおねしょもおもらしも、一度もありません。
トイレトレーニングが進まない、うまくいかないといった焦りもあるかもしれませんが、ぜったいに卒業する時がきます。
プレッシャーを与えすぎず、見守ってあげてくださいね。
番外編。二子目はどうだったか
ちなみに第二子は3歳半くらいなっても、余裕でおむつでした。たまにトイレで成功する程度です。
第一子はすこしでも失敗すると、深く傷つくタイプだったのと逆で、二子目はお調子者のように「あ、ごめんしゃ~い」と笑っていうタイプ。
それを見て、「あ、このこならパンツで失敗しても傷つかないな」と思い、連休が続いたときに、ついにパンツでのトレーニングを決行。
初日はやはり失敗が多く、1日に5枚もパンツを履き替えましたが、翌日はそれが半減するなど徐々に減っていきました。
(寝るときやお出かけのときはパンツ)
なので、お子さんの個性にあったトイレトレーニングですすめることが一番かと思います。
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