こんにちは、とはのです。
今回は保育園の内定したとき(入園が可能な状態になったとき)に疑問に思いやすい事柄についてお伝えします。
- 内定は辞退できるのか
できるのであれば辞退する方法や、辞退した場合のリスクや留意点はあるか - 内定をキープできるのか
- 内定後・入園後に引っ越しするとどうなる
- 内定後~入園前の流れ(ここはサラッと)
順にお伝えするので、参考にしていただけたらと思います。
※本ページでは「保育園」のことを、「認可保育所」として表しています。
※お住まいの地域・自治体によって、対応はさまざまなので、あくまで一例としてご参考ください。
※情報は2021年4月現在のものとしています
保育園を内定辞退したい場合
保育園を希望したけれど、なんらかの理由で内定辞退をするケースがあります。
- やっぱり子供をこのまま家で育てたい
- 優先度が低い保育園だから、やはり遠慮したい
- 急な転勤が決まった
- やむを得ない事情
このように理由は人それぞれ。
一概に内定辞退=悪とはいえません。
内定辞退をする方法
内定辞退をする場合、基本的に「保育施設内定辞退届」といった書面などを役所窓口に提出する必要があります。
電話で先に辞退を伝えたとしても、書面での受付がすんでいない限りは、内定したままで進行していく可能性が高いのでご注意ください。
内定辞退をするタイミング
内定辞退をすると決めたら、可能な限り早く内定辞退をおこなうべきです。
それによって、再度選考がおこなわれ、待機している人が入れる可能性があるからです。
ポイント
お住いの地域の窓口・HPを確認してみてください。
また、万が一、入所月に入ってから内定辞退をした場合は、すでに入園したものとして扱われるため、その月の保育料は徴収されることとなります。
内定辞退をするうえでの留意点・リスク
内定辞退をした場合のリスクや留意点もあります。
内定辞退はペナルティが課せられる場合もある
保育園の内定辞退は、ときにペナルティをかけられるケースもあります。
ペナルティの方法は自治体によってさまざまですが、一般的に指数を減らしたり、優先度を下げたりなどが挙げられます。
なお、「不利になる」としっかり記載されている自治体もあります(2021年現在)。
逆に「不利にならない」と明記している自治体も。
たとえば世田谷区や江戸川区など(2021年現時点での情報です)。
しかし内定辞退をするケースが増えているため、今後は検討をするといったケースも考えられるようです。
ペナルティとなった場合、それがいつまで課せられるのかは不明です。
1回きりなのか、翌年度までなのか、翌々年度までなのか。
気になる方は、お住いの地域の窓口にお問い合わせください。
不承諾通知はもらえない
不承諾通知は希望した保育園にすべて落ちた場合のときに発行されます。
そのため、内定辞退のときは不承諾通知はもらえません。
不承諾通知は育児休暇(育休)を延長するために必要書類です。
もしも最初から育休を延長するつもりで保活をしているのであれば、最初から受かる見込みのない園を一つだけ書いて申請すべきでしょう。
保育園の内定はキープできる?
内定をキープしながら、保活を続けたい。
たとえば、内定をもらったのはかなり遠い保育園。
できれば近くて気になっている保育園に行きたい。
こうした希望を持たれる方もいるかもしれません。
しかし、認可保育所の内定をキープしながら、ほかの認可保育所の保活を続けることはできません。
- 【可能】認可外保育所の内定をキープしながら、認可保育所の保活を続ける
- 【可能】認可保育所の内定をキープしながら、認可外保育所の保活をする
- 【不可能】認可保育所の内定をキープしながら、認可保育所の保活を続ける
【可能】としている1と2のケースの場合、入所月になったら、その分の保育料はかかります。
また入所月以降、ずっと不登園だった場合、保育所によっては自動退園となるケースがあるので注意が必要です。
【不可能】としている3のケースについて。
認可保育所は内定が出たら、ほかの認可保育所の対する入園審査はストップ・終了となってしまいます。
たとえば新年度4月の一次選考で優先度の低い保育園に内定。
二次選考で別の保育園に再度申し込みをしたいと思っていても、これは受け付けられません。
もしもほかの認可保育所を希望するのであれば、内定を辞退し、希望園の変更を届ける必要があります。
もしくは内定した認可保育所に入所しつつ、希望していた認可保育所への転園申請をするのが一般的な流れです。
内定後や入園後の引っ越し(転居)はどうなる?
一般的に住民登録がその地域にある世帯が優先であるため、別の地域に住民票がある申込者は指数(点数)が下げられます。
そのため、内定後に異なる自治体の場所へ引っ越した場合は、再審査対象・内定が取り消しになる可能性が高いです。
内定後は入園月までさまざまな書類を用意することになります。
そこに現住所を書く欄もありますし、嘘を重ねていればいつかバレます。
バレたときは即退園、さらにほかにもペナルティが課せられるかもしれません。
入園後の引っ越しに関する取り扱いは自治体によってさまざま
入園後の引っ越しに関する判断は自治体によってさまざまなため、一概にこうとはいえません。
たとえば文京区であれば、入園3か月以内での区外への転居は、退園扱い。
4か月目以降での転居は手続きさえすれば、その年度内は通えることを明記しています。
(参照:4内定・待機について(回答)/文京区)
渋谷区は在園している園(「区立園」「私立園」「認定こども園」「立幼保一元化施設」のいずれか)によって、在園期間は異なってきます。
(参照:退園届/渋谷区)
内定後の流れ
内定後については、入園前までに健康診断と面談がおこなわれます。
時期については保育園から伝えられるので、かならず対応してください。
基本的に健康診断と面談を受けないと入園できないことになっています。
万が一受けていないと、入園を取り消しされる可能性もあります。
また、「面談や健康診断の内容によっては、内定取り消しとする」と表記している自治体がほとんど。
ですが、内定後に取り消されるのはほぼありません。
内定取り消しとなるのは、たとえば以下のケースなどが挙げられます。
- 申請内容に虚偽があった(面談で発覚)
- 健康診断で医者から保育園での保育が難しいと判断された
上記にあたらない世帯・児童であれば、問題なく入園できるはずなので安心してくださいね。
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