こんにちは、とはのです。
以前、保育園(認可保育所)の預け時間は、「保育標準時間」「保育短時間」の2つに分けられるとお伝えしました。
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【保育園の預け時間】どう決まる?標準と短時間に注目
こんにちは、とはのです。 今回は保育園に入園する前に疑問をもつ、保育園の預け時間(保育時間)についてお伝えしたいと思います。 認可の保育園に預けたいけれど、保育 ...
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しかし、「保育標準時間(もしくは保育短時間)に決まったが、送り迎えの時間は何時ごろがベストなの?」そう迷われる方もいるようです。
今回はそのあたりのお話とともに、失敗しがちな送迎担当決めの際の注意するポイントもお伝えします。
このように安易に家庭内の役割分担で送迎担当を決めてしまうと、保育園から指摘を受ける可能性があるので注意してくださいね。
前提として、送迎は保育標準時間・保育短時間の時間内
まず、保育園の送り迎えは当然ながら、「保育標準時間」「保育短時間」で定められた時間内でおこなう必要があります。
この「保育標準時間」「保育短時間」について、簡単にご説明します。
保育標準時間・保育短時間とは?就労を保育の理由とした場合の区分
保育標準時間と保育短時間とは、大雑把にいえば『就労など保育を必要とする人に対して、保育必要量を自治体が判断した区分』です。
保育の理由が就労だった場合は、以下のように区分されるのが一般的です。
- 月64時間以上120時間未満の就労時間だった場合、「保育短時間」に区分され、1日あたり最長8時間の利用が可能
- 月120時間以上の就労時間だった場合、「保育標準時間」に区分され、1日あたり最長11時間の利用が可能
ただし、通勤時間も考慮されるため、月120時間未満の就労時間だったとしても、通勤時間を加味すると「保育短時間」の時間内に送迎が不可出会った場合は、「保育標準時間」に区分されることもあります。
保育短時間と保育標準時間は、何時から何時までか
何時から何時までかについては自治体によって異なりますが、
「保育短時間」は一般的に「8時半~16時半」が多いです。
「保育標準時間」は基本保育園の開園時間~開園時間+11時間までを設定していて、だいたい「7時~18時」もしくは「7時半~18時半」としているところが多いです。
なお、区分された時間以外の利用時間を超えた利用は、都度延長保育(有料)をお願いすることとなります。
保育園の送迎はどちらがおこなうべきか
冒頭の話に戻ります。
この疑問についてですが、たとえば「保育標準時間」に決まった場合は最長11時間預けることができるわけです。
7時開園する保育園であれば、18時まで。
しかし、だからといって、この時間帯をフルで預けられるわけではありません。
送りは遅く登園できる方、お迎えは早く到着できる方
もしも夫婦で家を出る時間や退社時間(保育園に到着できる時間)が異なる場合は、保育園に遅く到着できる方が送るのが基本です。
そして、お迎えは早く保育園に到着できる方がお迎えに行くのが基本です。
【注意】登園時間が定められているケースも多い
保育園は一定のタイムスケジュールに沿って保育をおこなっているため、遅すぎる登園は認められていないケースがほとんどです。
たとえば「朝は遅くとも9時までに登園してほしい」と保育園から提示されている場合は、
- ママの就労時間:10時~16時(保育園からの通勤時間30分)
上記の就労時間、通勤時間であっても、保育園に9時までに子供を送る必要があります。
保育園の送迎時間。こういうときは、どうなるの?
保育園の送り迎えの時間について、疑問にもたれやすい内容を事例と共にお伝えします。
夫婦で出社・通勤時間が異なる場合
保育園は7時から開園しているとします。
- パパの就労時間:8時半~18時半(保育園からの通勤時間1時間)
- ママの就労時間:9時半~16時半(保育園からの通勤時間1時間)
上記であった場合、パパではなくママが登園もお迎えもする必要があり、保育園側としては大体「登園時間は8時~8時半の間くらい、お迎え時間は17時半~18時くらい」と予測を立てます。
ポイント
もちろんそのとおりにいかないこともあるので、定期的な早朝会議や抜けられない仕事、通勤事情などによってずれこむ場合は事前に保育園に情報を共有しておくと良いでしょう。
保育園のお迎え時間がバラバラの場合
たとえば、シフト制や納期の関係などでお迎え時間がバラバラになってしまう場合はどうなるのでしょう。
私の保育園での例ですが、以下の状態でした。
早くお迎えに来る分については、うるさくない(むしろ推奨)
ただし、事前に共有してほしい。
事前に共有してほしい理由として、
- ご飯・おやつ時間やお昼寝時間にかぶることもある場合は、調整が必要
- 保育士の配置・シフトにも関わる
こうした挙げられます。
共有する方法として、口頭だと聞き漏れなどもあるかもしれないので、前もって連絡帳で「○日については、■■のため、いつもよりか早め(16時~16時半)くらいにお迎えいけます」といったことを書いておきましょう。
不測の自体で当日に急遽お迎え時間が変わる場合は、わかった時点ですぐに保育園に電話してください。