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未就学児のいじめ初認定。保育園幼稚園のいじめと親ができること

未就学児のいじめ初認定。保育園幼稚園のいじめと親ができること

こんにちは、とはのです

今回は保育園や幼稚園でのいじめと事案をテーマにお伝えします。

今回紹介すること

  • 「いじめ」の芽は幼児のころからある
  • いじめの種類
  • 日本初。未就学児のいじめ認定された事案
  • 子供が受けたトラブル(いじめ未満)
  • 親としてできること

未就学児の事案2022年7月に報道された「大津市でのいじめ認定」に関するニュースとあわせてお伝えします。

「いじめ」の芽は幼児期からある

「いじめ」の芽は幼児期からある。未就学児 いじめの種類

いじめの調査は大体小学校に入ってからのものが多いですが、実際「いじめ」の芽となるものは幼児期からあります。
公的機関の統計データや調査によるものではありませんが、幼児期の体験を思い出してみたり子を持つ親からしたら、「いじめほどではないが、いじめのようなものに近い」「あれはいじめだったのかも」と思うことは出てくるのではないでしょうか。

小学生からいきなり「いじめ」の思考が入ってくるわけではないですしね。
集団生活をする上で、その人数が多いければ多いほどさまざまな思考や性格を持った子供がいるので、その可能性も増えてくるでしょう。

いじめの種類

  • 暴力を振るわれる
  • 意地悪を言われる
  • 性的な嫌がらせをされる

暴力といっても、軽くつねったり叩いたり。
意地悪を言うのも、「○○ちゃん、■■が変」。
性的な嫌がらせというのも、胸やおしりを触ったり。

幼児なのでそこまで大事ではないことで、まわりは軽くたしなめる程度で良いのかもしれません。
おもちゃの取り合いで、ついお友達をぶってしまうこともありますしね。

しかし、このどれもが意識的に毎回していることであれば話は別。
そこには明らかな意思(相手を困らそうとしている。本人が面白がっている)ものがあるので、もうすこし深刻です。

また、対象は同じ幼児です。
大人から見たら大したことはなくとも、本人にとっては傷つくことも多いでしょう。

日本初。未就学児のいじめ認定された事案

日本初!?未就学児のいじめ認定。事案のあらましと時系列

小学校以上のいじめが取り沙汰されるなか、未就学児のいじめが認定された事案が発生しました。

事案のあらまし

2022年7月6日、大津市の第三者教育委員会が当時保育園に通っていた児童が受けた他の園児からの行為を、いじめと認定しました。

いじめの調査にあたった第三者機関「大津の子どもをいじめから守る委員会」の春日井委員長は、記者会見で未就学児の「いじめ」の認定は全国初になるとの見方を示しています。

事案の時系列

被害にあったのは小学2年(現在8歳)の児童’が、当時大津市立保育園に通っていたときにありました。

今回の事案に対する時系列は以下のとおりです。

  1. 2019年4月 入園(4歳児クラス・年中)
  2. 2020年10月 5歳児クラス(年長)の途中から登園できなくなる
  3. 2021年2月 両親は市に調査を依頼。市が第三者機関に諮問
  4. 2022年7月6日 第三者機関は調査の結果、「いじめ」を受けていたとする報告書をまとめ、市長に答申

いじめのきっかけ

市によると、いじめられた元園児は体は男性だが性自認は女性といった「心と体の性が一致しない状態」でした。
女児向けの服装で登園していたことなどをきっかけに、いじめへと発展したようです。

いじめの内容

今回報告に挙がったのは11件。

うち各社記事で出ていた内容は以下のとおりです(11件のうち5件を掲載)。

4歳児クラス(6件をいじめと認定)

  • プリキュアTシャツやピンク色の服装で登園したところ、「男なのに女の格好をしている」とからかわれた
  • 自分は女の子との趣旨の発言をしたことによって、うそつき呼ばわりされた

5歳児クラス(5件をいじめと認定)

  • 友達から「あっちいけ」「ついてくんな」などと言われた。「入れて」と言っても、仲間はずれにされた

4歳児クラスもしくは5歳児クラスでのできごと(上記11件のいじめの中に含む)

  • 文房具(クレヨン)の中敷きを細かく切られた
  • 遊具で胸を突かれた

今後の対応

本件について、園の対応は不十分だったことは否めないとされました。
また、第三者委員会は保育士を対象にLGBTQや発達障害への理解を深めように研修を充実させるよう市に答申しています。

補足:2021年には大津地裁に提訴が発生

本案件については、2021年にも問題が起こっています。
同意ないまま大津市のサイトに、元園児の性別への違和感や受診歴が公開されたのです。

訴状によると、受診歴などが公開されているのは、大津市のサイトにある保育園のページ。2019年度の「保育園評価書」のPDFファイル内で、氏名を伏せて園児のことが紹介されている。昨年7月末には掲載されていたという。
評価書はA4判2枚。今後の課題などの欄に、「今年度入所した4歳児が、自分の身体の性に違和感を感じる訴えをしたことをきっかけに、11月に受診された」とある。続けて「LGBT対にする知識や認識を職員が高めていくようにする(原文ママ)」と書かれている。
「性に違和感」同意なくHPに 園児両親、削除求め提訴/朝日新聞新聞」より引用

また、上記サイトには元園児が円形脱毛症や適応障害の症状が出ていること。
保育園に相談しても、園からは「じゃれあい」とされたことなどが書かれています。

 

こうした内容からも、当時の保育園の対応は不十分であることがうかがえます。
第三者委員会が認めた11件のいじめの内容からみても、じゃれあいの域をかなり超えていたはずです。

保育園へ相談・子供が受けたトラブル(いじめ未満)

保育園へ相談・子供が受けたトラブル。トラブルの内容と保育園の対応

子供の保育園でも、ぶった・ぶたれた、などを見かけたことがありました。
ただし、小さな園で保育士の人数も基準(※)よりも1人多く入れていたので、先生の目も届きやすかったようです。
すぐに止めに入り、明らかにいきなり手を出したほうについては、しっかりと注意をうながすなどの光景も何度も見ました。
「じゃれあい」と注意の境目を見極めるのは難しいと思いますが、明らかに相手が傷ついているとわかっているのに注意しないということはありませんでした。

保育士の人数基準とは?

そもそも国が定める保育士の人数配置基準も、かなり無理があります。
3歳児は幼児20名に対して保育士1名、4・5歳児は幼児30名に対して保育士1人を配置など。
通っていた園では3歳以上では20人弱に対して保育士2名。それ未満では基準よりも+1名、もしくはヘルプ1名が常に入っていました

子供が受けたトラブル

在園していたとき、子供が傷つく言われかたをしてショックで泣いた、傷ついたことはあります。
また遊ぼうといったときも、その友達がほかの友達と遊ぶから、と断られたことも何度かありました。
ただ、そのどれもが問題視するほどのものではないようなレベルだと判断できるもの、常態化していないものだったので、とくに大事しませんでした。
(子供自身は大事なのかもしれませんが…)

しかし、1回だけ保育園に申し出たことがあります。

それは子供がズボンおろしをされたこと。
聞いてみると、相手は軽い気持ちでやっていることがわかりましたが、やられた子供にとっては大ショック。しかも、意図せずズボンと一緒にパンツもずらされてしまったようで、おしりも見えたそうです。

とはいえ、まだ1回かぎり。
判断に困ったので、子供にはしっかりと相手に嫌なことはやめてということ。もしもまたやられたら先生、または親に言う事を伝えました。

そして次の日。その友達は再度ズボンおろしをやろうとしたようです。
そのとき子供が「やめて」と言ったら、笑いながら「ごめん、ごめん」と言ってやめたとのこと。

保育園に連絡を決意

おそらく悪気はないのでしょう。
子供もお友達もその時以外は何事もなく普通に遊んでいたようです。

しかし、2回目。二度あることは三度ある、ということで、保育園に事情を説明しました。

どんなふうに保育園に伝えた?

  • 子供がズボン(パンツ)をおろされた
  • 翌日もおろされそうになった
  • 友達はやめてといったら、笑いながら謝ってやめてくれた
  • 友達に悪意がないのはわかっている
  • しかし、プライベートゾーンは自分も相手も大切にしてほしいこと
  • そうしたこと(ズボンおろし)はおもしろくない、良くないこと
  • 本来は各々の家で教えることだとは思うが、こうしたことは保育園でも伝えてほしい

こうした要望を伝えました。

なお、ズボンおろしをした友達の名前は子供から聞いていましたが、伝えていません。

保育園側の対応

保育園の対応は早かったです。

連絡した当日中に以下をおこなっていました。

  1. 子供たちへの周知
    ズボンおろしはもちろん、友達にしてはいけないことを伝える
  2. 被害のあった子供へのフォロー
    なにかあったら先生に言っていいこと、なんでも伝えていいことを伝える
  3. 親へのフォロー
    お詫びとどう対応したかなどを伝える

子供たちへの周知については、実際に誰が誰にどうしたかまでは伝えてないと思います(そのあたりの詳細は聞いていません)。
ただ、常日頃友達が嫌がることはしてはいけないことは伝えているが、再度注意を促した、といった内容を伝えてくれました。

また、被害にあった子供に対しては、こういうことがあったの?だれにやられたの?などを聞いていたようです。
子供自身が言っていました。
おそらく誰にやられたかについては、しばらくは注意して見ておくために聞いたのかもしれません。

子供には私から保育園に伝えたことを言っていなかったので、先生がズボンおろしされたことをこっそり聞いてきてくれたのが嬉しかったようです。
先生が自分を見ててくれた(気にかけていてくれた)のかもしれないと安心していました。

担任の先生含め、ほかの先生も気づかず申し訳なかったと恐縮していました。
親としてはそこまで責めるつもりもなく、再発防止努めてくれればそれで十分です。

子供はその後もその友達といつもどおり普通に遊んでいました。

いじめの芽は早めに摘む

今回の件でいえば、いじめほどでもないかもしれません。
しかし、常態化していったりほかのお友達もするようになったりしたら遅すぎます。
また、最初は悪意を持っていなくても、どのタイミングで持つかわかりません。

そのため、たとえ過保護の域であったとしても、あのタイミングで申し出て良かったと思っています。
同時に、そのときに流さずしっかりと対応してくれた保育園に対しては感謝を感じます。

親としてできること

子供だからいじめはないと思いますが、それは単に子供がいじめと認識していないだけかもしれません。
なにがだめなのか、どうしてだめなのかなど、子供と考える時間を親が一緒に考え教えていく必要があるかと思います。

子供と一緒に考えること

大津の件でいえば、保育園からなにも言われていなければ、いじめている側の子供の親もそんなことをしていると気づかなかったかもしれません。

ただ、それでも「心と体の性が一致しない状態」のお子さんがいることは子供やウワサで聞いたのではと思います。
そうしたときに子供から「おかしい」「なんでだろ?」といった言葉も聞けたのではないでしょうか。

その言葉を受けて、大人としてどう教えたか・子供とどう考えたかも大きなポイントになるのではと思います。

LGBTQについてはメディアでもタレントを見かけたりニュースになったりしましたね。
大人でもいろいろな考え方を持った人がいると思いますが、大人が差別的な言葉を発していれば子供もそれに倣うことを肝に銘じて子供と一緒に話し合ってほしいと思います。

  1. なぜおかしいと感じたのか(男性だから?女性だから?)
  2. その人たちはあなたを攻撃するのか(攻撃する可能性がない人をあなたは攻撃していないか)
  3. あなたが好きなものはなにか。どうして好きなのか。まわりの人はそれはおかしいと攻撃してきたらどう思うか
  4. ひとりひとりの考え方や生き方がある
  5. どうしても受け入れられないときはあるかもしれない。だからといってして良いこと、悪いことがある。それはどういったものか

仲間はずれの件は大人のフォローが必要

前述しましたが、私の子供も一緒に遊ぶことを断られたことが何度もあるようです。
そのどれもが、友達がほかの遊びをしたいと思っていた、ほかの友達と遊ぼうとしていたなどです。
子供もその遊びがしたいわけではないので、結局輪にはいらず。
断られたことはショックでしたが、「だから一人で○○した」「あっちで○○していたら、ほかの友達きて一緒に遊んだ」など子供なりに気持ちを切り替えて遊んでいたようです。

大津での仲間はずれの件についても、正直気の合わない子がいたり、子供なりにスケジュール立てていたり(ほかの子供と遊ぶ約束をしていた、など)するので、大人が無理やり一緒に遊ばせようとするのはどうかと思っています。

悪意ある仲間はずれは別ですが、一人ぽつんと遊べていない子がいたら、大人はどうして一緒に遊ばないのかを聞いて、「じゃあ、あっちで遊ぼう」「○○するから、先生とやる?ほかにも先生と〇〇したい人、きてくださいー」など、フォローできることはたくさんあったのではと感じました。

日常的に子供と話し合うことが大切

LGBTQの件に限らず、日常的に親子で会話すれば、子供がどんな考え方をしているのか、今日保育園(幼稚園)でなにがあったのかを聞き出せるはずです。

毎日忙しいと思いますが、子供と一緒に会話する時間を増やすことで、親としてできることが増えるかもしれません。
1日10分でもいいので、子供と対話する時間をしっかりととってあげることが、まず親としてできることではと感じます。

 

【参考サイト】


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今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。

最近時間がとれず更新が滞っていますが、いくつかネタはあるので時間を見つけて進めていきたいと思います。
以下は一記事として書くにはいろいろと難しいこと、ボツネタ、後日しっかりとまとめた記事化予定のことなどつぶやく供養コーナーです。。

つぶやき

2022.12.7

やはり都心に通勤圏内を持つ地域であれば、中学受験を視野に入れる世帯も多いようで。
駅チカの大手塾など、入塾時期には小学3・4年生と保護者が入り口をあふれるほど埋め尽くしていることが毎年恒例行事になっている。
子供の保育園や小学校も、もちろんその傾向は強く。保育園では半数の子が公文もしくはドラキッズなどに通わせているようです。

ただ、小学校受験は考えていなそうで、あくまで入学後に勉強力を上げておく意味合いが強いような印象。
塾に通わせていなくても、わが家のように通信や市販教材を取り入れた勉強はおこなっている気はします。

こういう地域にいると、中学受験=塾に入って当然の意識が自然と刷り込まれているような気もします。
塾に入っていると一定のレベルが保証される気になるんですよね。
塾に頼らず家の学習のみ(通信含む)で中学受験を目指す世帯のブログなどをみると、幼少期からの力の入れようがわが家とはレベルも違うし。
わが家はどう進んでいくのか、未だ手探り状態です。

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