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建て替え決定の科学技術館に行ってきた・1964年開館の歴史に幕

建て替え決定の科学技術館に行ってきた・1964年開館の歴史に幕

東京千代田区にある科学技術館の建て替えが決定しました。
工事の時期は調整中となっていますが、工事後の開業は2035年度を予定しているとのこと。

現時点で11年後であることがわかっているので、かなり長い期間、閉鎖となりそうです。

今回閉館前の科学技術館に行ってきたので、そのときの様子や事前に知っておいたほうが良いことなどをお伝えします。

科学技術館とは

科学技術館は、1964年(昭和39年)4月に公益財団法人日本科学技術振興財団によって建てられた施設です。
地下2階、地上5階の建物ですが、地下1階はレストラン、地下2階はホール、地上1階は受付となっています。そのため、実際は2階~5階までの建物を巡っていく感じです。

住所は「102-0091東京都千代田区北の丸公園2番1号」。北の丸公園の中にあります。
竹橋駅か九段下駅から徒歩で行くことができます。詳しいアクセス情報は公式HPをご確認ください。

→ アクセス/科学技術館

料金は大人が950円、中学生・高校生が600円、子供(4歳以上)が500円です。それ以外の料金については、公式HPをご確認ください。

→ 料金/科学技術館

【流れ】科学技術館を初訪問

科学技術館に向かったのは7月某日の週末。
あいにくの曇り空・たまに小雨でしたが、連日の酷暑ではなく25度前後とむしろすごしやすい天気でした。

まずはどのようなルートでまわっていったかを時系列でお伝えします。

竹橋駅から徒歩で到着

最寄り駅の竹橋駅から科学技術館に向かいました。
1b出口から550mですが、初めて行く場所で一瞬迷ったりなどして、5分以上はかかったような気がします。

【注意】土日祝の周辺のお店(定休日)

科学技術館はオフィス街にあるせいか、土日祝はコンビニや周辺のお店がしまっていることがあります。
HPには、「日曜日・祝日には竹橋駅直結のコンビニエンスストアやATMが閉まります」とわざわざ表記されていることを考えると、実際に最寄り駅まで来てから知る入場者や問い合わせが多かったのかもしれません。

また、ランチを外でとるときも注意。同様に近くの飲食店は閉まっている可能性があります

女性アイコン(通常)
後述しますが、個人的にはお昼は持ってきたほうが安心です。スペースも広いですよ

10時前に到着。ワークショップはすでに受付終了

開館は9時30分。
着いたのは10時前でしたが、ワークショップはすべて受付終了になっていました。
午後のワークショップもすべて受付終了ということで、人気具合がうかがえます。

それなりに人はいましたが、入口の受付は長蛇の列ということはなく。
大体常時5~10グループ並んでいるくらいだったので、比較的早く中に入ることができました。

受付後すぐのエリアは混雑、上に行くほど分散

受付後すぐのエリア(2階)は、かなりの人で賑わっていました。
ただ、人混みがスゴくて歩けない、なにも展示物が見れない・遊ぶものも触れないという状況ではありません。
歩くスペースも広いので、人とぶつかることもないし、「それなりに盛況」感を味わうことができます。

また、上の階に行ったり時間が少し経ったりすると、人混みも分散されていくようで、そこまで並ばずにアトラクションにチャレンジすることもできました。

女性アイコン(困り顔)
ただし、午後は人が一気に増えたので、タイミングもあるのかもしれません

2階→3階→4階→お昼(11時半)

2階を見て、3階を見て…そして4階を軽く見たところで、いつの間にやら11時半近くに。
途中ざっとしか見ていないエリア、何度も立ち寄ったエリアなどありますが、そろそろお腹空いてきたことと、疲れもあってお昼休憩をいれることにしました。

地下にはレストラン「カフェクルーズ」、4階には「売店」があります。
売店ではちょっとした飲食が注文できるほか、一部の商品はテイクアウトできるので、お昼時は混雑していました。
ただ、内容的にも食堂感が否めないし、混んでいるので、お弁当持参かコンビニでおにぎりやサンドイッチだけでも買ってきたほうが良いと思います。

わが家はお昼を持参

私はおにぎりとちょっとしたおかずを作って、100均のパックに入れて持っていきました。
食べ終わったら重ねることもできるので良かったです。

そのほか持っていって良かったものは

  • 小さな紙取り皿
  • テーブルペーパー
  • 使い捨てスプーン・フォーク
  • ちょっとしたお菓子(3・4連パックのいくつか)
  • ウエットティッシュ(手口拭く用)

全部人数分+予備分をいくつか足して持っていきました。
おかずは大きめのパック2~3個に入れて、それぞれ取り分けて食べました。

食べる場所は2階と4階

食べる場所は2階と4階「休憩室」にあります。
ただし、団体客の予約が入ったときは使えないそうです。平日は社会科見学などが多いので、埋まりがちかもしれません。

また、4階の休憩室は売店で買ったものを持ち寄る人が多く、さらに席はほぼ埋まっていたので、2階がおすすめです。
食べ始めから食べ終わりまで、席がすべて埋まることはありませんでした。常に3分の1くらいは空いています。

休憩後、5階→そのほかもう一度行きたいところへ

休憩後、5階へ。
5階は後述しますが、ここが一番盛り上がるかもしれません。

午後になって人が一層増えてきましたが、一人ひとり数分遊ぶ展示室以外はサクサク見れます。
巨大シャボン玉(ワークス)が見れたり、流れていく楽譜を見ながらステップを踏んで鍵盤を踏むジャンボピアノ(サウンド)、あともう一ついろいろな角度から撮影して大画面で映し出すなにかがあったようですが、そのあたりは行列だったのでスルーしました。

その後、13時半ごろになって、最後にもう一度行きたいところや見ていないに行って、14時ごろに退館しました。
時間と体力に余裕があれば、まだまだいたと思います。

女性アイコン(通常)
ただ限界までいると子供が帰る体力まで使い切ってしまうので、ある程度の時間で切り上げました

【各階の様子】科学技術館・5階がおすすめ

今回私たちがまわったところと、それぞれの階の様子をお伝えします。

【2階】自転車・車・環境・ものづくりのエリア

2階は自転車・車・環境・ものづくりのエリアです。

2階へのエスカレーターを登った瞬間、「ものづくりの部屋」でしょうか。
なにやら入口近くに行列があったので、そこは避けてまわりました(最後までその行列の正体は確認せず)。

初めてきた場所なのでどう回ってよいかわからず、一つずつ展示室の中に入ってはグルっと回って、体験できそうなものはして、出る。
これをくり返していました。

展示室には細かい説明や貴重な資料もあったのですが、説明文はしっかり読み込まないまま。

昔の自転車や最新の電気自動車など、へーと歩き眺めるくらいにとどまっていました。子供の興味度に左右されますね
女性アイコン2(えー)

おすすめは「ゲーム」

おすすめはゲームです。
ネイチャーコンタクト(2G)」という3つのゲームがトイレ・階段近くにあって、体を動かしながらゲームを進められて楽しかったようです。
一人あたり数分ゲームをするので、3人以上並ぶとまあまあ待ちます。
たまにすごい空いているときがあるので、そのときはすかさず並んでおいたほうが良いかもしれません。

女性アイコン(笑顔)
ちなみに、午前中は皆さんどこをどう見ていくか様子見の人が多いようで、比較的空いていました。午後は一層人が増えた+ゲームに再挑戦するお子さんが増えたのか、すべて5人以上並んでいました

【3階】情報・電子力・電力・くすりのエリア

3階は情報・電子力・電力・くすりのエリアです。
ガイドマップを見直すと、ここの階は結構飛ばして見ていたようです。
デンキファクトリー(3C)」「モーターズワールド(3G)」など、すこし触っては次、体験しては次、という形で、そこまで滞在時間はありませんでした。

穴場は「くすりの部屋」

ちなみにお昼食べたあとに再度3階寄ったときに、まだ行っていない「くすりの部屋-クスリウム(3F)」に行ってみたところ、奥にゲームがいくつかありました。

2階のゲームが混んでいるときは、ここに立ち寄ってみてもいいのかもしれません。
部屋の奥にあったので入口からは見えず、穴場のようです。ほとんど並んでいません。

【4階】は鋼鉄・建設・実験ショー・立体ドーム

4階は鋼鉄・建設・実験ショー・立体ドームのエリア

人はそれなりにいますが、みんなすぐに流れていくので、サクサク見れました。
私たちが行ったのは「鉄の丸公園1丁目(鉄鋼)(4C)」。ベアリングカーリングやばねシューティングを1回ずつして、サクサク進みます。
建設館(4F)」はクレーンを動かす体験ができましたが、1人あたりの持ち時間が長くて30分くらい待たないとできなそうだったのでスルー。
4階は比較的はやく通り過ぎた気がします。

【5階】は試作実験室・錯覚・光・機械

5階は試作実験室・錯覚・光・機械のエリアです。

正直見どころは5階。ここが一番オススメでした。

子供に大人気「メカ(5D)」

メカエリアでは、大きな鉄球を滑車や歯車を使って動かしていく体験エリアがあります。
滑車や歯車はレバーやハンドルがあって、鉄球がきたタイミングで操作していくのですが、これが楽しかったようです。

  1. 空いているレバーやハンドルのところに行って鉄球が来るのを待機。
  2. 鉄球が来たら一所懸命操作して、鉄球が行くのを見送る。
  3. まだやりたいときは、また空いているレバーやハンドルのところに移動。

一度やったレバーやハンドルは、ほかのお子さんもやりたいかもしれないので、続けてはやりませんでした。

だれに言われたわけではなく、みんなこうした流れで取り組んでいました。
鉄球の動きにあわせて次のレバーやハンドルを動かそうとしていても、上記を見てわかるとおり、すでに待機しているお子さんがいると思うので横入りはNG。
鉄球から離れた位置のレバーやハンドルであれば、たいてい空いているところがあります。
すこし時間はかかりますが、そうしたところを見つけて鉄球がくるまで待機しましょう。

女性アイコン(通常)
子供はこれにハマってしまって、何回もグルグルまわっていました。4個所くらいチャレンジしたかな?

「オプト(5E)」エリアもおすすめ

オプトエリアもおすすめ。HPにはあまり記載されていませんが、光で遊べるものがたくさんあって、一回は訪れてほしいです。
透明の板を通してみると、無色の壁の絵がきれいに鮮やかな色で見えたり、立ってみると見える画像がしゃがむと見えなくなったり、水が浮かんで見えたりなど、楽しいものがたくさんあります(一部ほかのエリアのものと、記憶がごっちゃになっていたらすみません)

ただ、光ったり消えたりをくり返す場所も多いため、気持ち悪くなるケースもあるかもしれません。
ご注意を。

ワークスもおすすめだが行かず

ワークスも楽しそうでしたね。
巨大なシャボン玉が見れるということで、行ってみようと思ったのですが、入口からして入場制限がかかっていたため子供が嫌気がさして立ち寄りませんでした。

お子さんが興味を持っていたら、訪れてみると良いかもしれません。

科学技術館に行くなら、子供は小学生以上

科学技術館に行くなら、子供が小学生以上になってからがおすすめです。
私が行ったときは、幼児を連れているご家族が多かったのですが、正直楽しめきれないのではと感じます。

科学技術館の「ご利用案内」ページにも、「対象は何歳からでしょうか?」の問に対して、以下のように回答しています。

小学校低学年から大人まで楽しめます。より学習効果の高い見学のために下見にお越しください。なお、展示物が幼児向けの寸法で作られていませんので、小さいお子様を同伴されている場合は無理して体験せず、十分注意してご利用ください。
一部展示物には、身長制限のあるものもございますので、ご承知おきください。

ご利用案内/科学技術館」より引用

この言葉どおり、小学生未満だと体験できる道具をうまく使いこなせなかったり、やりたい体感ゲームを並ぶのが苦痛でほかに行きたくなったり、体感ゲームをしたところでいまいちわからなかったりといった事象が発生しそうです。

あまり楽しめず飽きているお子さんや、保護者がもうひとりのお子さんに気を取られている間に、ほかの子がやっているゲームに横から参加してしまっているお子さんもいました。

しかもその保護者がなかなか気づかず。気づいても自分のお子さんに注意するだけで、戸惑っていたお子さん・ご家族にはなにも言わず。会釈もせずに去っていきました。多分お子さんをその場から離れさすのに必死だったんだと思いますが…
女性アイコン2(困り顔)

もちろん、小さいお子さんであっても、保護者が1対1でつきっきりでいろいろと補助や声掛けして楽しんでいるケースもありました。
お父さんが子供目線でたくさんお子さんに声がけして、すこしでも楽しませてあげようといった様子が見てとれて微笑ましかったです。

しかし、そうでないなら、もうすこし年齢に適した施設に行ったほうが楽しめるはずです。

また、高校生以上のグループ、カップルなどもいました。
大きくなってからくると、また違った視点で楽しめるのかもしれません。

どちらにせよ、小学生以上がおすすめです。


女性アイコン(通常)
今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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