お股が真っ赤。おしりを拭くのも、とても痛そうな「おむつかぶれ」。
下痢や、暑さでおむつが蒸れる夏の時期に発生しやすいですね。
今回まとめたこと
- おむつかぶれになったときの対策【一般的な方法】
- わが家が実践。効果があったおむつかぶれの予防策・対策
おむつかぶれになったときの対策【一般的な方法】
もしもおむつかぶれになってしまったら、できるかぎりおしりにダメージを与えないようにしましょう。
第一に。医療機関にかかるのが一番安心
症状がひどくなってきて、真っ赤になりかけてきているときは、自己判断・自己治療せずに医者に行ったほうが適切な処置もしてもらえるし、治りも早いです。
また、おむつかぶれと勘違いしやすいもののなかに、「カンジダ」などもあります。
赤いだけでなく、皮膚が破けたり、湿疹ができたりといった特徴があります。
見る人が見れば、すぐにわかるみたいですが、初めて「おむつかぶれ」になった時は、どう見分けて良いのかわからないはず。
誤った判断で治療を進めないためにも、早めの受診がおすすめです。
赤ちゃんのことなので、まずはかかりつけ医(小児科)に行き、それでも治らない・気になることがあるのであれば、小児皮膚科にも相談してみてください。
家でのおむつかぶれ対策。つねに清潔に。乾燥も大切
おしっこやウンチをしたら、できるかぎりすぐに替えるようにしましょう。
とくに夏の暑い時期は蒸れがち。
こういった蒸れも、悪化させる原因となるので、お風呂上がりはおしりをしっかり乾かしてから、おむつをはかせてください。
おむつかぶれになったら、おしりを拭くときは要注意
おむつかぶれが、どのくらいひどいかによりますが、程度によっては、おしり拭きが触れるだけでも泣き叫ぶことがあります。
赤ちゃんの皮膚は薄いので、赤くなって弱まっている皮膚を強く拭くと、皮がむけたり、傷つけたりしてしまうことも……。
おむつかぶれのとき、「もしもおしり拭きで拭いて痛がるときは、シャワーできれいにすると良い」などの意見もあるので、参考にしてみてください。
わが家のおむつかぶれ対策、予防やケア【効果あり】
わが家でも一度ひどい「おむつかぶれ」を体験したことがあります。
そんなときに知り合いの医療従事者にも相談。そこで聞いたやり方があっていたのか、おむつかぶれ時にもうまく対応できたし、その後はひどい「おむつかぶれ」を未然にも防げるようになりました。
参考までにお伝えします。
注意ポイント
しかし、お薬を使う医療行為にあたるので、万人にすすめて良いものか……なので、実践するときは、医療機関に相談してから自己責任ですすめてください。
おむつかぶれがひどいとき。おしりふきは、オリブ油と脱脂綿
私の子供も下痢が続いたときに、おしりやお股が真っ赤。
下痢だから汚れを落とすためにしっかり拭かないといけないし、でも泣いてしまうし、大変でした。
おしりふきはアルコールがほとんどないもの(ほぼ水だけの成分)にしても、効果なし。
上にも書いたとおり、シャワーで流そうとしても、シャワーでもしみるのか泣いていました。
そんなときに使ったのが、『日本薬局方のオリブ油』と『脱脂綿』。
食用オリブ油(オリーブオイル)を精製したのが、日本薬局方のオリブ油でサラサラして、匂いがないのが特徴です。
オリブ油と脱脂綿の使い方
- 適当な大きさにカットした脱脂綿(カットされているものであれば、そのまま使用してもらってOK)に、たっぷりオリブ油を含ませる
- そして、おしりを拭くだけ
オイルがあるので滑りが良い分、なかなか汚れも落ちづらいかもしれませんが、痛みはかなり減るようです。
どちらもAmazonや楽天以外に、薬局やドラッグストアでも売っている一般的なものです。
(ちなみに脱脂綿はどこのメーカーでも良いです)
予防とケア。おむつかぶれの患部に、亜鉛華軟膏
おむつかぶれの患部は、基本オリブ油と脱脂綿で拭く。
拭き終えたら、赤みがひどいときは亜鉛華軟膏(あえんかなんこう)をつけるように言われました。
亜鉛華軟膏は、真っ白でべっとりしたクリームです。
おむつかぶれで真っ赤になった箇所に塗ります。
最初は白色ワセリンなどで保護しようとしていましたが、知り合いの医療従事者いわく、赤く炎症を起こし始めているなら、こちらのほうが良いとのこと。
亜鉛華軟膏を塗って、真っ赤だったおしりが真っ白……。ただ、これを塗ったおかげで、
- おむつをしていても、患部が直接当たらないため、痛みが緩和
- おしっこや便などにある菌をガードする役目がある
- 炎症をおさえてくれる
などの効果があったようで、それ以上ひどくはならず、日に日に改善していきました。
その後は予防として、おむつかぶれの前兆が見えたら(おしりや股が赤くなってきたら)、すぐに亜鉛華軟膏を塗れば、おむつかぶれに発展せずに1日くらいで赤みが消えるようになりました。
亜鉛華軟膏は実際に処方されたものをもらったのですが、薬局にも売っているかもしれません。
もし試すときは、一度薬局やかかりつけ医などに相談して、処方等してもらってくださいね。
おむつかぶれを未然に防ぐために
おむつかぶれかな……? なんて思っていると、翌日には真っ赤になってしまうことも多いです。
そうなると回復するまでに時間もかかるし、赤ちゃんのダメージも大きく、おむつを変えるたびに辛い思いをしてしまうことも。
そうならないためにも、夏は特におしりの乾燥や清潔に保つことをに気を使う。
もしおむつかぶれになったら、そのときに医療機関などに予防策を聞いて、次回は未然に防ぐよう対策を立てる。などしてくださいね。