妊娠中、控えたいことといえば「お酒(アルコール)」「タバコ」「カフェイン(コーヒー・紅茶など)」です。
カフェインやタバコについては、自分が控えるだけである程度コントロールができますが、問題は人と付き合いがある「お酒(アルコール)」。
とくに会社での付き合いで飲み会があったり、実家・義実家・友人と頻繁に食事などの付き合いがある場合は、お酒を進められる可能性もあります。
妊娠の事実を伝え断るのが一番ですが、妊娠初期は隠しておきたい人も多いようです。
そこで、今回はいくつかの事例に基づいた、「妊娠初期のお酒や飲み会の断り方・お断りパターン。妊娠を相手に知らせずに断る方法」をお伝えします。
妊娠初期の飲み会の断り方
妊娠初期は飲み会自体に参加しないのが一番です。
妊娠初期はただでさえつわりがひどい時期なので、いろいろな匂いが混ざる飲食店は気持ち悪くなる可能性が高いですし、周りにばれないようにするにも心労が貯まるからです…。
もしも飲み会の可否が選択できるのであれば、以下の理由などでお断りしましょう。
(参加するのが前提の場合での、お酒の断り方は後ほどお伝えします)
実家・義実家・親戚の用事(お呼ばれ・法事)
- その日は義両親とお食事することになっているから、行くことができない
- (飲み会予定の)翌日に、両親が久しぶりに朝から来る予定になっているから、前日にその準備をする必要がある
夫
- 珍しく夫が早めに帰ってくるので、二人で食事に行く予定なんです。
- 最近飲み会が続いていて、ちょっと控えるように言われているんです。
子供(上にお子さんがいるとき)
- 子供と料理する約束をしているので、その日は早めに帰ろうと思います。
- 子供が熱が出ているみたいで、早めに帰らないと行けません。
ただし、飲み会が2~3週間前からセッティングされているものだと、子供の体調不良を理由にすることはできません。
友人(会社に対して)
- 友達と先約があるんで、その日はキャンセルしておきます。
- 遠方に住んでいる友達が久々に帰ってくるらしいので、その日に会う予定なので参加できません。
飲み会を大事にする文化がある会社だと、単なる友達との約束だと難色を示すかもしれませんね。
その場合は、「遠方に住んでいる」とか、なかなか会うことができない友達に会うなど、特別な理由をつけると良いと思います。
仕事(友人に対して)
- 翌日(もしくは来週)大事なプレゼンがあるので、その日は参加できない。
- 決算が近くて、残業が多くなっている時期だから、行けないと思う。たとえその日早めに帰れたとしても、体力も残っていないと思うから、今回はキャンセルしておく。
妊娠初期は「体調不良」で断るのが、一番の無難
本当に用事があり、参加できないなら別ですが、そうでない場合は当然ながら嘘をつくことになります。
嘘をつくと、その嘘をつくろうためにまた嘘を重ねて…いつかボロが出る可能性があります。
事実を織り交ぜると楽
そのため、断るときの一番の理由は「最近体調がよくなくて、飲み会はちょっと控えておく」程度に留めておくことをおすすめします。
体調不良は当然なので、嘘はついていません。
その際に「本当は行きたいんですが」と付け加えておくと、悪い気はしないかと思います。
一定期間断るときは
また、飲み会が続く年末年始であれば、最初から
「最近体調がよくないため、年末年始の飲み会は控えておく」
とある程度の期間を断ると宣言しておく形で言っておくと、後々も断りやすくなります。
もしかしたら、ピンと来る人がいるかもしれませんね。
妊娠かを問われたら「どうですかねー。」とか「そうだったら、余計にお酒控えておかないとですねー」とか、適当にはぐらかしておきましょう。
注意ポイント
そのため2~3回に1回は参加するくらいにとどめておいたほうが良いでしょう。
妊娠初期でも、飲み会は必須。飲み会の場でお酒を断る方法
妊娠中は飲み会に参加しないのが一番ですが、状況や付き合いによって、断るのが難しい時もあります。
もしも飲み会に参加した場合。
もともとそこまでお酒を飲まない人であればお酒を断るのは簡単ですが、そうでない人はどんな言い訳ができるのか。
普段からお酒を飲む方が、妊娠とばれずにお酒を断る方法をお伝えします。
医者・薬
- 頭痛がしていたので、薬を飲んでいるからアルコールが飲めない
- 医者からしばらくアルコールを止められている
飲み会の当日に薬を飲んでいた場合は、さすがにお酒は飲めません。
お相手も無理に進めることはないでしょう。
「医者からアルコールを止められている」の言い訳については、直近でほかの飲み会に参加していた場合は使いづらいです。
しかし、たまにあう人との飲み会であれば、不自然ではないでしょう。
願掛け
- いまあることを願掛けしていて、好きだったお酒を断っている
なにを願掛けしているか聞かれたら、「言ったら効果がなくなる」などと言えますね。
お客さんとのお付き合いのときよりも、友人との飲み会などで使える言い訳です。(ただし、無理に進めてくる人がいるときは逆効果になることも)
車の運転
- 車の運転があるので、今日は飲めません
もしも車を運転されている方であれば、飲み会のあとに運転することを理由にするのは効果があります。
妊娠初期だからこそ、協力者がいると心強い
妊娠初期だからこそ、なにかあったときのことを考えて誰にも言いたくないという気持ちも強いと思います。
ただ、ずっと一人でいろいろと我慢するのはとても大変です。
そのため、職場であれば最低ひとりは味方につけておくと良いでしょう。
その際、できれば以下の条件に合った人を選ぶことをおすすめします。
- 口が堅い
- 信頼がおける
- 同じ部署
- 自分よりも上の立場
可能であれば、お子さんがいる上司(男性)で以上の条件にあう人であれば最適ですね。
協力者を作る理由
飲み会の席で気をつけたいのは、アルコールだけではありません。
タバコの煙(副流煙)にも気をつけないといけないし、お酒が入った酔っぱらいの行動にも気をつけないといけません。
そんなときに協力者がいれば、多少配慮をしてもらうことができるでしょう。
また、通常の業務時でも重労働や残業を、できるだけ避けてもらえたりするかもしれません。
また、会社に報告するタイミングですが、安定期までとすると4か月も待たなくてはなりません。
妊娠初期はつわりがとてもつらい時期です。
そのため、できれば心拍が確認できたあと(8週間目前後)くらいには、会社に状況を伝えてみることも検討されると良いでしょう。
満員電車や夜のお付き合いを避けてもらえる配慮をしてもらえることが、心身ともににも負担にならずに済む方法だといえます。