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【インフルエンザ】5日目が鍵。感染力と子供の出席停止期間

ぐったりする女性

インフルエンザが猛威をふるう11月。

早いところで9月から、遅いところで4月くらいまで影響が出ます。

今回はインフルエンザ関連の情報のなかから、感染力とそれに関係した出席・登園停止期間についてお伝えします。

ポイント

インフルエンザ発症後、いつ出席・登園できるのかだけ知りたい方発症後●日目や解熱後●日目の数え方を早く知りたい方

目次の「インフルエンザ発症後、出席・登園できるタイミング。●日目の数え方」をクリックしていただくと早いです。

 

インフルエンザ感染から「5日目」が鍵

5日目のイメージ
インフルエンザが発症して0日目~5日目までの様子と感染力についてお伝えします。

インフルエンザ感染:0~1日目。発症によって気づく

感染力:高い

インフルエンザ感染をしたきっかけとなるのが、急な発熱。

「38度以上の高熱」のほかに、頭痛・筋肉痛・関節痛・倦怠感などの症状が表れます(=インフルエンザ発症)。

「インフルエンザ●日目」の数え方

インフルエンザを発症した日(発熱などの症状が始まった日)は含みません。

つまり発症日はインフルエンザ0日目です。

発症した翌日が、インフルエンザ1日目となります。

インフルエンザ感染:2日目。薬は発症後48時間内に

感染力:高い

インフルエンザの治療薬は、発症から48時間以内に投与するのがもっとも効果が高いといわれています。

そうすることで、インフルエンザウイルスの増殖をおさえ(=症状の悪化をおさえ)、回復も早められる効果があります。

ウイルスは48時間までは増殖し続けるので、増殖のピークを超えた48時間以降の薬の投与だとあまり効果がないとされています。

インフルエンザ感染:3日目。早ければ熱が下がるケースも

感染力:高い

インフルエンザを発症してから3日目。

早ければこのあたりから熱が引いてくることがあると思います。
大体37.5以下となれば「解熱」と考えられています。

ただし、まだ感染力が残っている状態のため外出は控えましょう。
また、学校への出席や保育園・幼稚園への登園は不可の期間です。

インフルエンザ感染:4~5日目。熱は下がるが、感染力はまだ継続中

感染力:有り

4日目や5日目になると、発熱などの症状もおさまっていることでしょう。

しかし、感染力は一時より多少弱まったとはいえ、まだ残っています。
外出はまだ控えたほうが良いでしょう。

また、発症後5日目でも、学校への出席や保育園・幼稚園への登園は不可となっています。

ポイント

もし4日目でも発熱している場合は、一度医療機関に受診されることをおすすめします。

インフルエンザ感染:6日目以降。解熱のタイミングが出席・登園の目安に。

感染力:解熱のタイミングによる

発熱などの症状がおさまったとしても、解熱のタイミングによってはまだ感染力が残っているケースがあります。
いつ感染力が消えるかについてはハッキリとはされていませんが、学校保健安全法施行規則上では、

インフルエンザ発症後5日を経過。かつ、解熱後2日(幼児の場合は3日)を経過するまでを出席停止

とするとされています。

なお、解熱後●日後というのは、解熱した日はカウントしません。
解熱した翌日を1日目としてカウントします。

インフルエンザ発症後、出席・登園できるタイミング。●日目の数え方。

もしお子さんがインフルエンザに罹患したら、登園・出席できるのは

  • インフルエンザ発症から5日が経っているか
  • 解熱してから何日目か

がポイントとなります。

例:インフルエンザ発症後、3日目に解熱した場合

例として、インフルエンザを発症し、3日目に解熱した場合を考えてみましょう。

インフルエンザ、解熱後いつ出席・登園して良いか

上の図を見てもらうとわかるとおり、発熱(高熱になった日。インフルエンザが発症した日)はインフルエンザ0日目とされます。

高熱が出始めた翌日が「インフルエンザ発症後1日目」となり、その後「3日目」に解熱したとします。
(解熱は一般的に37.5度以下をあらわします)

解熱した当日は「解熱0日目」、翌日以降を「解熱1日目」「解熱2日目」とカウントしていきます。

お子さんが小学生以上だった場合は、「インフルエンザ発症から5日目かつ、解熱後2日を経過するまでを出席停止」のため、発症後6日目(解熱3日目)から学校に出席できることになります。

もしお子さんが幼児だった場合は、「インフルエンザ発症後5日を経過。かつ、解熱後3日を経過するまでを出席停止」とされるため、発症後7日目(解熱4日目)から保育園や幼稚園の登園が可能となります。

インフルエンザについて。知っておきたい事前知識

インフルエンザについて、もっと知ろう
次に間違えやすい事項や、知っておいたほうが慌てないですむ内容をお伝えします。

インフルエンザの検査は、発症直後は受けられない!?

インフルエンザかどうか検査しようとして病院に行くと思いますが、ここで注意。

インフルエンザの有無に対する検査は、発症後ある程度時間をあけないと検査させてくれない病院が多いです。

理由は、発症直後だとウイルスの数が少なくて、正しく判定されないことがあるから。
その結果、インフルエンザであっても「陰性(偽陰性)」と判定されることも……

検査は重篤でないのであれば、発症してから翌日。もしくは、12時間は経ってから行ったほうが良いでしょう。

ポイント

体力のない乳幼児や老人だった場合で、痙攣や意識障害が起こるなど緊急性が高い場合は受診や医療機関への確認をすすめます。

医療機関によって、12時間未満でも精度の高い検査結果が出せるところや、12時間以上あけないと検査しないところがあります。
行く前にお抱えの医療機関に検査タイミングを相談のうえ、受診されるのが確実です。

インフルエンザに感染。保育園や幼稚園、学校や会社はいつ行ける?

登校や登園については、

インフルエンザ発症後5日を経過。かつ、解熱後2日(幼児の場合は3日)を経過するまでを出席停止

です。

大人の場合は解熱してから2日までは外出を自粛。可能であれば、発症後7日目を経過するまでは外出を自粛したほうが良いとされています。

とはいえ、園も学校も会社も独自のルールを設けていることもあります。

属する場所のルールにのっとった行動が必要です。

インフルエンザの日にち・数え方に対する注意

上でも書きましたが、インフルエンザの症状が出た日(発症した日)はインフルエンザ0日目です。

同様に、「解熱後2日(幼児の場合は3日)」の「解熱」も、解熱した日は0日目、解熱した翌日を「解熱1日目」とします。

インフルエンザの潜伏期間と感染力

インフルエンザの潜伏期間は、1~3日間ほど。

発症直前から、発症してから3日目くらいまでが感染力がとくに強いとされています。

そのため、発症した時点では、すでに周りに感染させるウイルスをばらまいてしまったあとだったということも……。

まわりへの感染を防ぐためにも、普段からインフルエンザの予防とともに、マスクをするなどして周りへ感染を広げない準備も必要です。

 

【参考サイト】
インフルエンザ施設内感染予防の手引き/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/pdf/01d.pdf

インフルエンザへの理解を深め、正しい知識や予防法を身につけましょう!/シオノギ製薬
http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/influenza.html


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今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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