絵本・本

弟や妹がいる3歳・4歳・5歳におすすめ。大人にも人気の絵本

3歳を過ぎると自分のことだけでなく、周りにも目を向けはじめます。弟や妹が増えるご家庭があったり、保育園・幼稚園では下の学年の子供と一緒に遊ぶ機会も増えてくるかもしれませんね。

そんな様子を見て、自分より小さな子に対して気を配ってくれる子になってほしいな、と思う方も多いかもしれません。実際わたしもそう思い、お姉ちゃん・お兄ちゃんようの本を用意したことも……。

きょうだい児向けの絵本は、初見の段階では大人のほうが興味をもつ(良い絵本だな、と思う内容が多い)ようで、子供にとってはすこし難しい印象があります。しかし、くり返せばほかの絵本と同じようにおもしろさに気づいてくれますよ。

今回はきょうだい児の子供がいる大人におすすめしたい絵本のうち、子供も興味をもってくれたものを紹介します。

『ちょっとだけ』
作:瀧村有子さん

「なっちゃん」のおうちに、新しい家族が増えます。

なっちゃんが牛乳がほしいとき
なっちゃんがパジャマを着替えるとき
なっちゃんが髪の毛を結ぶとき

さまざまな場面でママに声をかけようとします。しかし、ママは赤ちゃんのお世話で忙しそう。そんなとき、なっちゃんはいつもママがしていたことを思い出しながら、行動するのです。

絵本『ちょっとだけ』は、子供が読むなら3歳後半からがおすすめ

ちょっとだけ、成長してく女の子の物語。ママが忙しそうな様子を見て、自分でがんばる女の子の様子は、すこし切なくなるほど。そして、そのどれもが「ちょっとだけ」しかできません。

これはまずは新しい家族を迎えるママやパパにも読んでほしい内容ですもしもお兄ちゃん、お姉ちゃんになった子供が、ちょっとだけの完成度のことしかできなくても、それを怒らず、褒めてあげないといけないと、ハッとさせられますよ。

もちろん新しい家族を迎えるお子さんにもおすすめです。ただ、3歳になったばかりの子供ではすこしむずかしい内容。4歳くらいから自分でも読みはじめたり、内容についても理解したような気がします。

『あさえとちいさいいもうと』
作:筒井頼子さん

お姉ちゃんの「あさえちゃん」。

家の前で遊んでいると、ママが家から出てきてお留守番を頼みます。妹の「あやちゃん」はお昼寝中。その間だけだから、と言うので、あさえちゃんは了承して、ママは行ってしまいます。

しかし、ママが戻ってくる前に、あやちゃんが起きてしまい、一緒に家の前で遊ぶことに。あやちゃんを喜ばそうと、あさえちゃんは地面に絵を一生懸命描きます。そして、完成したのをあやちゃんに言おうと顔をあげると、あやちゃんの姿がありません……。

あやちゃんはどこ? そう探し回るあさえちゃんの胸のドキドキが、こちらまで伝わってきそうな緊迫感が伝わる絵本。最後まで目がはなせません。

絵本『あさえとちいさいいもうと』は、小さい子と接する子供におすすめ

子供がいる親であれば、子供がいなくなったときの危機感は、想像だけでも伝わりますよね。子供にはそういったことは言葉では伝わりづらいですが、この絵本をとおして伝わるのではないでしょうか。

小さい子は目をはなしたらいなくなってしまうということを教えるためにも、きょうだい児がいる4歳・5歳くらいの子供だけでなく、下のクラスと遊ぶようになるお子さんには一度は読んでほしい絵本です。

『ねえだっこして』
作:竹下文子さん

猫の視点から、赤ちゃんを迎え入れたときの状況が描かれている絵本。

いつもママのお膝の上で抱っこしてもらっていた猫。しかし、家に赤ちゃんが来てからは、そうもいきません。猫はママの背中が見える位置で、ずっと待っています。

ちょっと まってね。
あとでね。

そういうママの背中を見送ります。赤ちゃんは自分と比べてなにもできないから、だから自分は待てる。そう言いながら、強がる猫。

そして最後。それまではママの後ろにいた猫が、ようやくママに近づいて、少しだけ本音を見せます。その様子はとてもいじらしくて、愛おしく感じます。

絵本『ねえだっこして』の猫は、弟・妹を迎えたきょうだい児の代弁者

「ちょっと待ってね」「あとでね。」は、おそらく上のお子さんによく言う言葉だと思います。そんなとき、駄々をこねる子もいるかもしれませんが4歳・5歳など、年齢を上がるごとにじっと我慢してしまうかもしれません。

「黙っている=問題ない。放っておいて良い。」ではなく、「あとでね」の言葉を信じて、じっとその言葉を待っているのかもしれませんよ。

上のお子さんに読んであげるときには、「この猫さん、ママも大好きだよ」と猫をとおして気持ちを伝えてあげるなどしてあげてください。もちろん、お子さんにも直接伝えるのを忘れずに。

そのほかの、きょうだい児におすすめの絵本

わたしの子供には、きょうだい児の絵本というよりも、単純に絵本として楽しんでいましたが、ほかにもお兄ちゃん・お姉ちゃんとなる上の子におすすめとされる作品があります。

『ノンタンいもうといいな』

ノンタンの家に遊びにいく子豚くん。しかし、家にいるノンタンを見てみると、なんとしっぽや手足がたくさん! びっくりしている子豚くんに、トリックを教えて、妹を紹介するノンタン。

そして妹も一緒になって、お友達と遊びに行きますが、途中から邪魔になってしまったノンタンは、妹にあっち行けといってしまう……。

「いもうと いいな」と言いつつ、邪険にしてしまうノンタンの行動は、上の子ならしてしまいがちとも言えるもの。でもその言動のあとに起こりうることも教えてくれる絵本です。

『おいていかないで』

妹のあやこちゃんは、お兄ちゃん(小学生くらいの男の子)の行動が気になります。遊びに行こうとすると、すぐについていこうとするあやこ。お兄ちゃんはなんとか妹の気をそらそうと、あの手この手を尽くしますが……。

お兄ちゃんと妹の攻防に、すこしクスッと笑ってしまう一冊です。ほのぼのとした内容で、子供も「(妹に)見つかっちゃったねー」とクスクス笑っていました。お兄ちゃんと妹の関係は、ママと子供の関係にも似ています。きょうだい児がいなくても楽しめる絵本なので、3歳4歳くらいのお子さんにも読んであげてほしい絵本です。

まずは大人が読み、そのあと親子で一緒に読んでほしい

上の子を抱きしめるママ下の子が生まれたばかりのときは、上の子は多少の我慢を強いられます。3歳なら、まだパパやママがとても恋しい時期。4歳や5歳であれば上で書いたとおり、状況をわかってしまうがゆえに、自分を閉じ込めてしまうかもしれません。

今回紹介した絵本は、そんな状況にあることを、親に知らせてくれるような内容ばかり。子供にすすめる前に、まずは大人が読んで、上の子のケアを忘れないでいてくれたらと思います。

また、親子で読むことで、上の子にとっては、ママやパパは自分たちの気持ちを知ってくれていることに気づくことでしょう。

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