こんにちは、とはのです。
新年度小学校に入学するにあたり、入学前説明会が開かれます。
そこでは主に入学に必要なもの、そして小学校生活におけるマナーやお願い事などが書かれているはず。
今回はその中の一つ、マナーやお願い事を子供に教えるにあたり役立った本について紹介します。
おすすめの本「こども マナーとけいご 絵じてん」
今回おすすめしたい本は「こども マナーとけいご絵じてん」。
挨拶をきちんとできる子になってほしい、人のことを思いやる子になってほしい、そう思っていてもどうすれば良いのか悩む保護者の力になればという思いから企画された、この絵じてん。
内容は子供自身が読めるよう、わかりやすい絵と言葉で説明されているだけでなく、ページごとに「おうちのかたへ」と保護者に向けたメッセージ(伝えたいこと・なぜこの項目を掲載しているかなどの解説)が載っています。
「登下校・校内・敬語」についても書かれているので、小学校入学前にそのあたりを教えておきたい、小学校のイメージをつけさせたいと思う保護者にもピッタリの内容です。
「こども マナーとけいご 絵じてん」目次と掲載内容
「こども マナーとけいご 絵じてん」は女性の品格などの著書である坂東 眞理子(ばんどう まりこ)氏と、早稲田大学の教授で日本語学・日本語教育学専門の蒲谷 宏(かばや ひろし)氏が監修に入っています。
日常や学校生活、友達とのマナーなど幅広い内容をカバーしているため、小学校生活に入るうえでのマナー本として非常におすすめです。
大見出しは以下のとおりです。
- 元気にあいさつ
- 毎日きもちよく
- たのしい学校
- みんな なかよく
- さあ出かけよう
- いろいろな所で
- きちんと話そう
- おとなの一歩
ひとつずつ、どのようなことが書いてあるのかお伝えしたいと思います。
元気にあいさつ:挨拶の基本を教えてくれる
- 一日のあいさつ
- いろいろなあいさつ
- 「はい」と「いいえ」
- しせいは正しく
「一日のあいさつ」では「おはよう」から「おやすみなさい」まで。
たとえば、家族には「おはよう」ですが、先生や近所の人には「おはようございます」と言おうなど解説されています。
また先生には「うん」ではなく「はい」や「いいえ」を。
おじぎの方法もイラスト付きでわかりやすく書かれています。
毎日きもちよく:普段の生活、留守番まで
- 朝起きてから出かけるまで
- 帰ってからねるまで
- 食事のとき
- 食べるとき
- はしを使うとき
- 食事のしたくとあとかたづけ
- そうじをするとき せんたくをするとき
- トイレを使うとき おふろを使うとき
- るす番をするときは
- 家族といっしょに
- おじいさん、おばあさんといっしょに
- お客さまが来たときは
- ペットをかうときは
朝から晩までの流れとともに、基本的なマナーを解説。
子供がやりがちな探り箸や迷い箸といった箸のマナーもカバーしています。
そのほか小学校のタイミングで、一人で留守番をするお子さんもいるかもしれませんね。
ほんの短時間であっても、子供が一人というのはいろいろと不安なケースがあります。
そうしたときに気をつけていてほしいお約束事なども書かれているので、入学を期に一緒に確認してみては。
たのしい学校:一押し!入学前に学べる小学校マナー
- 元気に登校
- 教室の中で
- 給食やそうじのとき
- ろう下や階段で
- 校庭に出るときは
- 図書室で
- 水飲み場やトイレで
- しょくいん室に入るときは
- ほけん室に行くときは
職員室ではノックをすること、廊下の歩き方や図書館の使い方など、学校のさまざまな場面を想定したマナーが書かれています。
みんな なかよく:友達との触れ合いが広がる
- 友だちになるには
- いっしょに遊ぶとき
- 物を貸したり借りたりするとき
- 友だちとうまくいかないときは
- みんなで一つのことをするとき
「友だちになるには」「いっしょに遊ぶとき」は、乱暴をしない、仲良く遊ぶなど入学前でも参考になる教えが書かれています。
物の貸し借りや友達とうまくいかないときなどは、おもに小学校入学後に参考になる話。
たとえば鉛筆などを借りたまま忘れない、など子供が無意識にやってしまいそうな失敗・マナーなどが重点的に書かれています。
さあ出かけよう:放課後・休日のマナー
- 出かけるときは
- 道路で
- 自転車に乗るとき
- 車に乗るときは
- 電車に乗るときは
- 電車の中では
- 友だちの家に行くときは
- 友だちの家では
- 家の近くで気をつけることは
- 親せきの家に行くときは
- こまっている人を見かけたら
家から出るときのお約束(行き先を告げる)や、道路・自転車・車でのマナーなど。
友達の家では靴を揃えるだけでなく、お礼、トイレ、おやつのマナーなど細かくシーンを切り分けてどうするべきかが書かれています。
また、保護者に対しても、もしもお邪魔したときの相手の保護者への対応や、お邪魔する前に子供に言い聞かせることなども、わかりやすく説明されています。
いろいろな所で:入学前から覚えておきたいマナー
- 公園で遊ぶときは
- 買いもののときは
- デパートやショッピングセンターで
- エスカレーターやエレベーターで
- ファミリーレストランで
- レストランでは
- いろいろなお店で食事をするとき
- 旅館やホテルでは
- 博物館や美術館、映画館に行くときは
- 病院に行くときは
- 海や山に行くときは
小学校の入学に限らず、未就学のときから身につけておきたいマナーが書かれています。
エスカレーターやエレベータのマナーは、子供の身を守ることにも繋がりますよね。
また、ファミレスや博物館・映画館でのマナーなどは、もしも行くことがあるのであれば、その前に身につけておきたいことばかり。
きちんと話そう:丁寧な言葉を説明する
- 話すとき聞くとき
- おうちでは
- 授業のときは
- 近所の人やまちの中で会う人と
- まちの中の敬語
- ていねいに話そう
- ていないなことばときれいなことば
- 相手の人やほかの人の動作を言うとき
- 自分の動作を言うとき
- 敬語を使うとき
前述した「元気にあいさつ」でも丁寧なあいさつについて触れていましたが、ここではあいさつ以外の敬語や身につけたい会話マナーについて解説しています。
成長とともに相手によって敬語を使うべき場面も沢山出てきます。
しかし一口に「敬語を使おう」と説明したところで、子供には使い分けや使い方は理解しづらいもの。
この項では授業中のことだけでなく街の中に隠れている敬語の例をいくつも見せています。
敬語とは、丁寧な言葉とは、を説明するのにおすすめな項目となっています。
おとなの一歩:まだ少し早いけれど。知っておきたいマナー
- 電話に出るとき
- 電話をかけるとき
- るす番のときに電話がかかってきたら
- 携帯電話を使うときは
- はがきや手紙を書くときは
- お見まいに行くときは
- 結婚式に招待されたときは
- お葬式のときは
- きせつの行事
- きせつの行事では
小さいうちは子供が直接電話に出たり、一人ではがきや手紙を出したりすることはないと思うので、すぐに当てはまるというわけではないですが、読んでおくと良いマナーがそろっています。
とくに携帯電話など、写真を撮ってよいか相手に断らないといけない、人といるときは断ってから出る、など将来的にも知っておきたいマナーですね。
親がついうっかり教え漏れている可能性があるマナーなども多いので、一読の価値はあります。
現代でも通用!小学校入学前に持っておきたい1冊
「こども マナーとけいご絵じてん」の初版は2009年。
なんと10年以上も前の本です。
そのため「10年以上も前の本が参考になるの?」と思う方もいるかもしれませんが、本記事を執筆している2022年に見返してみても通用する一冊です。
たしかに「携帯電話を使うときは」の項目ではガラケーを使っている場面があるなど若干の古さは感じますが、いろいろなケースを想定したシーンもあってボリュームも豊富。
ページ内の文章量と絵のバランスもちょうどよく、子供も飽きずに読みやすい構成です。
私のように小学校の入学前説明会で入学後のことについて不安を覚えた方、入学前にイメージをつけさせたい方にとっては、本当におすすめできる本だと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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