こんにちは、とはのです。
小学校に上がると、子供も親も環境も変わったことに戸惑うことが多いです。
小学校までにしておいたほうが良いと思うことはいくつかありますが、今回は以下3点についてお伝えしたいと思います。
- 学習習慣(毎日机に向かう)
- 字の練習(完璧じゃなくてOK)・読み書き
- 数字の読み書き(1~10は完璧に)
とくに学習習慣と字の練習はやっておいたほうが良いです。
取り掛かる時期や学習量(いつからどこまでやるべきか)、すすめる上での注意点をお伝えするのでご参考ください。
小学校入学前に学習習慣を身につけよう
まず小学校入学前の準備として学習習慣、机に向かう習慣は身につけておいたほうが良いです。
そう、小学校だと宿題が出ます。
小学校では早々に学習が始まり、家では毎日宿題をこなさなくてはなりません。
たとえ2~3枚であっても、家で勉強することに慣れていないとストレスが溜まります。
今まで家で毎日机に向かうことがなかったのに、小学校に入った途端しなくてはならない状況。
宿題は一定数あるので、慣らすために最初はプリント1枚から、など量を調整することもできません。
ただでさえ小学校は保育園や幼稚園と比べて、環境ががらりと変わるのに、家の環境もいきなり変えると心身ともに疲労します。
しかし、もしも毎日学習する習慣がついていれば、帰宅後に机に向かうのも当然のこととして受け入れやすいです。
「小学校に上がるまでは、伸び伸びとさせておきたい」といった意見もあるかもしれませんが、最低限すこしで良いので毎日机に向かう習慣はつけたほうが良いといえます。
入学前にしておく字の練習と読み書き
小学校入学前に、字の練習と読み書きもしておきましょう。
着手してほしいのは以下の4つ
- ひらがなは全部読めるようにしておく
- 自分の名前は書けるようにしておく
- 名前以外のひらがなの練習(ある程度で良い)
- カタカナは読めるようにしておく(ある程度で良い)
ひらがな「読み」の学習。絵本&読み聞かせが効果的
ひらがなの読みについては、五十音順をただ読むだけでは味気ないし覚えないと思います。
そんなときは絵本を使ってください。
4歳すぎれば、子供もちょっとずつ読むことができるはずです。
毎晩(難しければ2~3日に1回は)寝る前に読み聞かせの時間を作って、子供に読んでもらってください。
読む本はすでに家にある絵本で問題ありません。子供が読みたいものを選んで、それを聞いてあげましょう。
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ひらがなの練習。自分の名前は書けないとダメ
ひらがなは書きの練習も進めておきましょう。
ひらがなを全部完璧に書けるようにする必要はありませんが、まんべんなく練習しておくと吉。
なお、自分の名前だけは入学前に書けるようにしておく必要があるので、それだけはきっちり練習しておきましょう。
毎日の学習時間の中で、最初に自分の名前を書く癖をつけておくと良いですよ。
カタカナは必須ではない
カタカナは必須ではありませんが、多少は練習しておくと良いでしょう。
カタカナだけの練習帳・市販の教材を買うほどではありません。
たとえば通信教育などで多少練習したり、毎日の読み聞かせで出てきたカタカナを教えてあげる程度で良いかと思います。
数字の読み書き。10までは完璧に。
数字は、ひらがなよりかは優先度が劣ります。
ですが、10までは読み書きできるようにしておきましょう。
数も10個で少ないので、そこまで負担ではないはずです。
11以上の数については、数え読みしたり10個数えると2桁目の数字が一つ増えることをなんとなく認識する程度で問題ないです。
3桁以上については、現段階では不要でしょう。
まとめると、優先度は下のようになります。
- ひらがなを読めるようにする、自分の名前を書けるようにする
- ひらがなの書きの練習、数字1~10の書きの練習
- カタカナの読み&カタカナの書き、数字10以上の読み
身につける時期と1日の学習量
小学校入学前に家庭での勉強習慣を身につける時期、つまりいつから着手するべきかについて。
正直就学前であればいつでもいいですが、遅くとも就学の半年前(年長の夏)くらいには取り掛かったほうが、ペースをつかみやすいのではと感じています。
もう少し前から着手できるのであれば、年少くらい。
この時期であれば通信学習のバリエーションも増えてきたり、幼稚園に入る子も出てくるので始めやすいかもしれません。
また、無理のないスピードで知識が豊富に増えるのでおすすめです。(年少から始めた下の子は、年中でひらがな書きほぼOK、1~10のたし算できていました)
毎日の学習時間。最初は数分で問題なし
まずは1日5分程度でいいので続ける時間を取ってみてください。
子供自身がもっと勉強したい、といえば増やせばいいでしょう。
ただし、「昨日たくさんやったから今日はやらない」など、ムラが出ないよう注意してください。
いちばん重要なのは『毎日机に向かう時間を作ること』です。
年長になったタイミングから始めても問題ありませんでしたが、これは子供自身が興味を持っていたことが大きかったかもしれません。
小学校前に勉強を始める場合の注意点
家庭での学習を初めて始めるうえで注意しておきたいことがいくつかあります。
子供が興味をもつ教材でおこなう
まず、最初は子供が興味を持つ教材でおこなったほうが良いです。
そのためにも、一度通信教材なども視野に入れてみてください。
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市販のテキストでも良いですが、通信教材に比べると子供の興味が薄いと思います。
もちろん、市販のテキストできちんと学習できるお子さんであれば、そちらをご使用されて問題ないです。
わが家ではこどもちゃれんじを使いました。
こどもちゃれんじは難易度も量も軽めで、子供が好きなエデュトイ(知育玩具)も揃っていたので、最後まで飽きずにできました。
毎日ちゃんと机に向かう癖がついたし、最初の家庭学習としては最適だったと思います。
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あえてこどもちゃれんじの欠点をあげるとしたら、
- こどもちゃれんじなどは途中でやめづらい→翌月のお知らせページなどがあって期待感をもたせるため、ほかの教材に変えづらい
- 問題数が少ない
この2点だと思います。
問題は1日2~3ページやれば、おそらく一週間程度で終わってしまいます。
そのため、有料オプションで追加教材をつけていました。(ただ、年長の後半あたりは問題数が増えてきたので、オプションつけなくても大丈夫くらいの量でした)
最初から量を増やしすぎない・負担になる量は控える
小学校入学後に備えて学習しておく程度であれば、子供が求める以上にあれもこれもと学習量を与えすぎるのはおすすめしません。
- 塾などは不要
- 先取りしすぎない
入学にそなえてくもんなど幼児塾に行くほどでもないですし、あまりに問題を先取りしすぎたり量を増やしすぎたりすると、小学校の勉強や勉強自体がつまらなく感じてしまう可能性があります。
たし算、ひき算ならまだしも、入学前にかけ算まで手を出す必要はないでしょう。
子供が許容できる学習量を把握しつつ、その範囲内で学習をすすめてください。
時間的に余裕があれば、広く浅く学習をする
もしも時間に余裕があるのであれば、見聞を広げるような学習を取り入れてみるのがおすすめです。
たとえば料理を一緒に作って、絵日記を描かせてみたり、四季を感じる学習をして草花を覚えたり、天体の知識を入れて空を見上げたり。
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