こんにちは、とはのです。
今回は四谷大塚の通信「リトルくらぶ」について、お伝えします。
今回紹介すること
- リトルくらぶの概要
- カリキュラム・Z会との比較
- 料金
- リトルくらぶの資料請求・内容物
Z会を小学1年からやっている手前、ちょこちょこ比較を入れています。
気になる項目があれば、ご参考ください。
「リトルくらぶ」とは
「リトルくらぶ」とは、四谷大塚の通信教材です。
小学1年~3年までを対象としていて、中学受験コースと学力向上コースの2つのコースから選ぶことができます。
どちらのコースも共通でIT授業「予習ナビ」と教材「ジュニア予習シリーズ」を使い授業を進めます。
中学受験コースはさらに添削問題と作文(添削付き)、ホームワーク、小学2年と3年では月例テストが付いてくるなど通信教材でありながら、手厚いサービスが受けられるのが特徴的。
→ 公式HP「リトルくらぶ|中学受験の四谷大塚」
小学1年から2月開講
リトルくらぶは2月開講です。
小学1年生であれば、年長2月~小学1年生1月までが受講期間。小学2年生であれば、小学1年生2月~小学2年生1月までです。
一般的に中学受験コースがある通信は小学6年生の1月で終了するようにカリキュラムが組まれています。
たとえばZ会は中学受験コースが始まった小学4年生から2月開講に切り替わります。小学3年生は切り替え時期として小学3年4月~小学3年1月までが受講期間。
一方リトルくらぶは、小学1年生から2月開講で中学受験を見越したカリキュラム設計をしているといえます。
小学4年生以降は「進学くらぶ」
ちなみに小学4年生からは「進学くらぶ」と名称が代わります。
X界隈を確認すると、Z会よりも進学くらぶを選んで受験に臨む方が多い傾向で、理由は「塾と同じ」内容を受講できることが理由のひとつかもしれません。
進学くらぶは以下の特徴があります。
- 自宅でも塾と同じカリキュラムを受けることができる(=塾生と同じ学びを受けられる)
- 週テスト、組分けテストがある
- 中学受験情報など塾と同じ情報を得られる
中学受験において、やはり通塾が一番多いです。
しかし理由があって塾を選ばないご家庭の場合は、上記の理由から進学くらぶを選ぶのではないでしょうか。
リトルくらぶのカリキュラム・進度・Z会との比較
リトルくらぶのカリキュラムについて、資料請求時に同封されていた内容をもとにお伝えします。
リトルくらぶのカリキュラム
執筆時点でのカリキュラムです。
画像をクリックすると拡大図を見ることができます。
小学1年のカリキュラムを見ると、10月には1000までの数、1月にはコンパスも入っています。
コンパスというと、Z会では小学3年・中学受験コースの11月号、小学校でも小学3年あたりからコンパスを使うことを思うと、相当進度が早いように感じます。
ただ、3年カリキュラムを見ると2月(小学2年2月)、9月でもコンパスの学習をするので、四谷大塚は単元をくり返し学習することで定着を図るタイプなのかもしれません。
Z会のカリキュラムはどうだった?
ついでに話に出たZ会と比較してみましょう。
リトルくらぶと比較すると、Z会はややゆっくりめな印象を受けます。
その印象どおり、過去に小学1年のときの内容をまとめましたが、小学1年の段階ではZ会の難易度はやや易しいといった印象を持ちました。
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図形の切断→かたちづくり。作文→はなす・かく
ただ、Z会が劣っているわけではありません。
リトルくらぶ小1の11月号のカリキュラムには「図形の切断」などがありますが、Z会でも2月号「かたちづくり」では平面図形を組み合わせた問題がたくさん出題されます。
「作文」の単元はZ会にはありませんが、その代わりに自分を表現する学習は多いです。
「はなす」や「かく」の学習は毎月2つずつぐらい。
さらに毎月提出の添削問題でもかならず先生への文章は書くので、それなりの文章力はつくように感じます。
原稿用紙の使い方、作文の書き方や、書き出し方などの学習についてはリトルくらぶのほうに軍配が上がります。
しかし、それ以外の自己表現や自由な文章表現については、Z会のほうが優れているかもしれません。
なお、小学2年生や小学3年のカリキュラムについては、以下ご参考ください。
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リトルくらぶの料金
リトルくらぶの料金は以下のとおりです。
( ↑ クリックで拡大表示されます)
「リトルくらぶ|中学受験の四谷大塚」より引用
注目は、ここに入会金10,000円(税込11,000円)が加算されること。
兄弟姉妹が進学くらぶおよびリトルくらぶに在籍されている場合はかかりませんが、再入会の場合は再度必要となります。
小学2年生からグッと上がっている理由は、月例テストが入ってくるのも理由のひとつだと思います。
また、小学3年生からは理科社会も追加されます。
理科と社会。Z会との比較
リトルくらぶを受講されているブログや情報を見ると、理科社会は1冊にまとまっていて、経験や読み物を通して学習を深めるもののようです。
リトルくらぶ4月号の理科「音を出してみよう!」で糸電話を使うあたり、Z会中学受験コース・小学3年7月号の音と振動の勉強とかぶっている気がします。
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社会も昔と今を比較する学習があって、こちらもZ会と同じ単元が複数あるようです。
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どちらも体験学習をすることが重要で、小学3年生はその後の学習の下地づくりといった位置づけのような印象を受けます。
違いがあるとすれば、Z会では理科と社会が1冊ずつ分かれていて、体験(理科は1~2個体験学習を含む)・学習(映像学習含む)・テストが含まれています。
しかし、1教科3,825円/月の料金がかかるうえ、これは算数・国語と同額。
単元によってはやや高く感じるというデメリットがあるため、小3ではリトルくらぶで薄く学んでおくのも手のような感じがします。
リトルくらぶ・資料請求の同封物
リトルくらぶの資料請求で同封されていた内容物をお伝えします。
年度末だったため、ちょうど混雑していたようで数週間かかってようやく届きました。
- お試し教材「教材のご案内」
子供の学年に合わせたお試し教材。 - 冊子「四谷大塚の通信教育」
リトルくらぶ・進学くらぶの内容。
進学くらぶも視野に入れている場合は、確認しておいたほうが良さそう。 - 冊子「ドリーム・ナビ」
四谷大塚が発行している教育情報誌・最新号。
いろんな学校のインタビューとかも載っている。 - プリント「料金・カリキュラム・資料請求のお礼」
資料請求で参考となった3つの資料
資料請求をした際に同封されていた「教材のご案内」「四谷大塚の通信教育」「料金・カリキュラムのプリント」。
とくにこの3種類の資料が参考になりました。
料金・カリキュラムについては、前述したとおりです。
「教材のご案内」については、過去に出題された内容がお試しできる冊子。
算数・国語どちらも9ページくらいのお試し問題がついていました。
どの月号から出題されているのかわかるように、問題にはそれぞれ「◯月号」と記載されているので、学習進度の目安になると思います。
解答ページもついてます。赤ペンの様子とそれに対する説明が書かれているので、受講を考えている方であれば要確認です。
作文教室についても、どのように学習するかの説明が掲載されていました。
それぞれ知りたい情報が網羅されていたので、すこしでも興味がある人は資料請求をしたほうがわかりやすいと思います。
→ 公式HP「リトルくらぶ|中学受験の四谷大塚」
SMSでキャンペーン情報
3月~4月は入会キャンペーンをおこなっていることが多いようです。
資料請求をしたおかげか、SMSでキャンペーンのお知らせを早めに知ることができました。
(3/7にSMSで連絡あり。HP上では3/11にキャンペーン情報掲載。3/13に到着した資料には同封されておらず)
四谷大塚のHPに「通信教育 春の入会キャンペーン お申し込み受付開始」リンクが掲載されました。https://t.co/eV0Q1zYetR
気になっている方は、この機会に検討されると良いかもしれません。
わが家は検討中。ブログでZ会との比較を書きながら悩んでいます。Z会もやっぱりいいんですよね🤔
— とはの@「とはのーと」ブログ 兼 子育て情報サイト (@tohanote) March 15, 2024
営業電話は資料請求後に1回、資料到着後に1回きまました。
もしかしたら今後も来るかもしれませんが、それはほかの通信も似たようなものだと思います。
リトルくらぶの魅力
資料の内容を見ると、とても興味が湧く内容ばかりだった「リトルくらぶ」。
とくに塾を意識しているご家庭や、Z会に興味があるご家庭であれば、比較対象として資料を取り寄せてみるのは有りな気がします。
わが家はZ会に入る前にリトルくらぶを知らなかったので比較対象にしていませんでしたが、もし入る前に知っていたら、もしかしたらこちらを選んでいたかもしれません。
もちろん、すでにZ会に入っている人であっても、リトルくらぶ・進学くらぶのほうが良さそうだと思ったら、その時点で切り替えて良いと思います。
逆もしかり。
リトルくらぶ・進学くらぶに入っていても、Z会のほうが合っているケースもあると思うので、そういった方はその時点で切り替えしてみては。
どちらにしても迷っていたら、資料請求やお試し期間を設けて、保護者だけでなくお子さんも一緒にどちらが適しているか考えてみることをおすすめします。