こんにちは、とはのです。
小学生になると文章を書く授業が始まります。
最初のうちは形式にこだわらず自由に文章を書くことが多いため、苦手意識を持つお子さんは少ないです。
しかし、作文形式となると途端に鉛筆が止まってしまうケースはないでしょうか。読書感想文なんてもっとひどい状況に陥ることも…。
実際に作文嫌いの小学生は実に6割以上いるという調査結果が出ています。
(参照サイト:小学館の通信添削学習ドラゼミ、作文に関する意識調査発表『作文が嫌いな子どもが全体の6割以上』/PR TIMES)
調査から苦手意識の理由は「表現が単調になってしまう」「漠然と『楽しかった』のみで終わってしまう」などの割合が大きく占めていることもわかりました。
作文の苦手意識を克服するにはそれに応じたトレーニングが必要となっています。
今回はそんな小学生の作文力を鍛えるための、作文の講座がある通信教育サービスをまとめてみました。
- 子供の作文力に不安がある
- 子供の書く力・伝える力・表現力を向上させたい
- 子供の作文嫌いをすこしでも解消してあげたい
上記に該当するご家庭であれば、作文に特化した通信講座を検討のひとつに入れてみるのも良いかもしれません。
※情報・料金はすべて記事執筆時点のものです。
※料金やプランについては、今後変更される可能性があります。
進研ゼミ「作文・表現力講座(小学3〜6年生)」
進研ゼミの「作文・表現力講座」は小学3年生から受講が可能です。
- 対象学年
小学3年生~6年生 - 受講費
3,220 円/回(税込)。12か月分総額で、19,320円(税込) - 目安学習時間
週1回、1日20分ほど - お届けタイミング
2か月に1回のお届け
受検向きの講座「考える力・プラス講座」(小学5~6年生)
進研ゼミではほかに公立中高一貫校の受検を考えているご家庭向けの「考える力・プラス講座(5・6年生)」があります。
適性検査問題(作文)で求められる書き方に特化していて、長い論説文を読み解く読解力の向上と、自分の意見を根拠を持って伝える論理的表現力を学習するとされています。
小学6年の9月号まで、奇数月は適性検査、偶数月は作文(200字~400字)の添削問題を提出します。
ブンブンどりむ「小学生向け作文通信教育講座」
ぶんぶんドリムは小学生を対象にした作文の通信教育講座。
- 対象学年
小学1年生~6年生 - 受講費
小学1年生
月々4,950円(税込)/12ヵ月一括払いは54,120円(税込)
小学2年生~6年生
月々5,445円(税込)/12ヵ月一括払いは59,664円(税込) - 目安学習時間
1日10分程度の学習+毎月5日・25日は提出課題シートの提出日
小学6年生の場合は、1日10分程度+毎月25日は模擬テストの提出日 - お届けタイミング
1か月に1回のお届け
ぶんぶんドリムの特徴・メリット
ぶんぶんドリムの特徴とメリットは以下のとおりです。
- 小学1年生から受講が可能
- 毎月2回、作文の添削が受けられる
- 実績30年以上のどりむ社が運営・製作、齋藤孝先生が監修
- 考える力、読解力、想像力の3つの力を育む工夫が凝らされた教材
作文のみに特化していて、さらに月に2回の作文添削が入るのが大きな強み。文章力を上げたいご家庭であればぴったりな通信教育といえます。
学研・GAKKEN「読解・作文」
学研(GAKKEN)の通信講座にも作文のコースがあります。
- 対象学年
小学3年生レベル~ - 受講費
3,300円/月(税込) - 目安学習時間
1週間に30分~1時間程度 - お届けタイミング
1か月に1回のお届け
学研の作文は無学年学習
学研の「読解・作文」は目安として4学年分のレベル(グレード)を用意しています。
- 1グレード:3年生
- 2グレード:4年生
- 3グレード:5年生
- 4グレード:6年生
お子さんのレベルに合わせてグレードを選び受講することになります。
そのため、小学1年生から1グレードを受講できますし、小学5年生でも1グレードから学ぶこともできます(途中で変更も可能)。
Z会「作文」コース
通信教育の大手Z会では、作文だけ受講することが可能です。
- 対象学年
小学5年生、6年生 - 受講費
小学5年生
3,800円/月(税込)/12か月分一括払いで38,760円(税込)
小学6年生
3,800円/月(税込)/10ヵ月一括払いは35,530円(税込)
※6年生は4月~翌年2月までの10か月 - 目安学習時間
1週間に30分~1時間程度 - お届けタイミング
1か月に1回のお届け
受検向きの作文講座「公立中高一貫校作文6年生」(小学6年生)
Z会には、一般的な作文コースのほかに公立中高一貫校受検向けの作文コースがあります。
値段は毎月払いであれば3,800円(税込)。4月~12月(本講座は12月まで開講です)の一括払いであれば、29,070円(税込)。
小学6年生を対象としていますが、全国の適性検査の作文問題を分析したうえでの出題が多いため、受検を意識して作文を受講したいと思うご家庭であれば本講座がおすすめです。
白藍塾「白藍塾 小学生作文教室」コース
『頭がいい人、悪い人の話し方』の著書である樋口 裕一氏が塾長として立ち上げた「白藍塾(はくらんじゅく)」。
白藍塾の最大の魅力は「担任制」であることを挙げていて、生徒一人ひとりにあったきめ細やかな添削指導を受けることができます。
そのため、添削指導をおこなう講師も一定のレベルを保てるように、新人講師は3か月以上に渡る厳しい研修が必要です。
採用後も定期的に講師会議を開催したり、年に数回の個別カウンセリングを実施するなど、塾が登録講師一人ひとりをしっかりと管理し、自信を持って生徒の指導にあたらせていることがうかがいしれます。
白藍塾のコースは3コース・各4回
白藍塾の作文教室は小学校1年生から受講が可能ですが、開講(申し込み)時期は春と秋のみ。
講座はレギュラー講座とよばれる3つのコースがあって、それぞれが全4回となっているなど、すこし特殊な形態となっています。
興味がある場合は一度資料を取り寄せたうえで検討されることをおすすめします。
言葉の森「作文講座」
ほかの通信講座とは一線を画している「言葉の森」。
その理由は週に1回、担任の先生から電話もしくはZoom指導があるところです。
- 対象学年
小学1年生~高校3年生 - 入会金
11,000円 - 受講費
作文講座受講料
9,900円/月(税込)
受験作文講座受講料
作文講座受講料+4,400円/月(税込)
別途料金
携帯電話で電話指導を受けるときは1,100円、固定電話の場合は396円、それぞれ月額に加算される
受講料以上の手厚い指導
言葉の森はやや料金が高めという印象を受けますが、それに見合う、もしくはそれ以上の成果が期待できる通信講座です。
たとえば「作文講座」は週1回先生からオンライン(電話・Zoomのどちらか)の指導を受け、その直後に指導内容を参考に作文を書きあげていきます。
そして作文はできれば翌朝までには提出。添削を受けることができます。つまり月に3回以上は添削と口頭での指導が入ることになります。
また、子供にあった1対1の指導をおこなうことによって、子供一人ひとりにあった指導が可能。子供自身は自然と深みと個性のある文章を書くようになっていきます。
指導は「褒める」ことを基本としているため、子供のやる気が削がれることはありません。
子供一人ひとりの個性を大事にしつつ本気で作文の向上を目指すのであれば、まずは「言葉の森」の体験を試してみることをおすすめします。