日能研の全国テストを受け、中学受験塾も検討し始めたわが家。
しかし、いざ検討が進むと、入塾後のことで疑問がいくつか出てきました。
そこで、「実際に入ってからバタバタしたくない。事前にクリアにしておきたい」という思いから、「個別相談」をお願いすることに。
前回の記事では、ノートの仕様や実際に使うノートの選び方など「道具」の話を中心にお伝えしましたが、今回は宿題ノートの考え方や、親の介入度合いなどをお伝えします。
実はこちらのほうがメインで、電話では聞きづらく、直接お会いして話しながら探り(?)を入れていきたいポイントでした。
「宿題の取り組み方(わからないときは、どこまで自力でやるべきなの?)」
「親にヘルプが来たら、どこまで手(口)を出していいの?」
気にし過ぎかもしれないけれど、できれば知っておきたいこと。子供の性格上、子供自身が先生に聞くのはキツいと思われる事柄などに触れていきます。
宿題ノートが「真っ白」「真っ赤」でもOK?日能研流・宿題ノートの在り方
まず一番に気になったのが、宿題の取り組み方です。日能研は、丸付けは基本家で行います。
丸写しの危険性もあるかもしれないけれど、次の授業までわからないまま過ごすのもリスクがあるということなのかもしれません。
しかし、丸写しするつもりはなくても、たとえばまったくわからなくて、結果的にノートが真っ白だったときはどうするのか。
まったく歯が立たず、答えを写してほぼ赤字だらけの状態になってしまったら…?
そんな「真っ赤なノート」を提出してもいいのか不安があります。
答えほとんど丸写しでもOK?先生の答えは…
「真っ赤なノートでも、本当に受け入れてもらえるのか」そんな親としての素朴な疑問を、先生にぶつけてみました。
すると、先生の回答は、意外にも「自力では何も書けず、『真っ白』な状態。そこに解答を写して『真っ赤』になったノートでも大丈夫ですよ」とのこと 。
「1〜2行書いては消して…」という、ほぼ白紙に近い状態から断念したとしても、それは立派な試行錯誤。先生の言う「真っ白」は、最初からチャレンジを放棄した状態でなければOK、というニュアンスも含まれているのかなと感じました
「ただし、その後が重要で、ただ答えだけを書き込んで、「はい、終わり」にするのは避けてほしい。
解答を書き込んだあとに、自分なりに納得した跡を残したり、再度解き直したりすること。つまり、この「解き直しの時間と過程」が重要です」
先生は、力強くそうおっしゃっていました。
なお、解き直しは宿題ノートにそのまま書いてOK。
後で見返した時に、自分の格闘の跡があると「そうそう、この時そうだった」と思い出しやすいのかなと思います。
前回の記事でお伝えした、「学力が伸びる ノートのつくり方」冊子でも、算数ノートで「よくわからなかった」と正直な気持ちを色ペンで書いて直していたり、答えは合っているけれどやり方が遠回りだったため、別解を書いて復習していたり、そんなノートも紹介されていました。
ノートは綺麗にとるものではなく、学習のためにあるもの。
自由に使っていい=自分の学習のために、自分に適した形で使ってくれれば良い。
そういうことなのかもしれませんね。
親の「教えすぎ」はなぜNG?先生が考える子供の成長
そして、これも重要。家庭学習(宿題)での「親の関わり方」に関する質問です。
「親は口出し不要。塾とは違う解き方を教えてしまう」などという意見も散見します。実際はどうなのか、気になるところでした。
子供からの宿題ヘルプ。親はどう対応すべきか
先生は少し悩んだあと、「関わりすぎも、良くないかもしれませんね」とおっしゃいました 。
やはりわからないとき、困ったときにすぐに親を呼んでしまうと、その癖がついてしまうそうです。
段々と自力で解こうとする力が弱まってしまうことを危惧されていました。
大人であれば、わからないことを得意な人に聞くのは「効率的な課題解決」にも繋がると思います。
でも、思考力を鍛えている真っ最中の小学生にとっては、すぐに答えを聞くことは「自分で考えるチャンス」を捨ててしまっているのかも…
自力でウンウン唸って、解説を読み込んで、「あ、そういうことか!」と自力で辿り着く。
こうした小さな成功体験の積み重ねが、中学受験、ひいてはその先の「自走」に繋がっていくのかもしれません。
わからない問題は、子供が成長する種
理想は、自分なりに試行錯誤することに慣れてほしい。
そして、わからなくても、まずは解答・解説を読み、自分なりに理解しようとする流れを作ることのようです。
「解答を読んでも、その意味がわからないときがあります。そんなときは、お子さんに『先生に聞いてみよう』とお伝えください。
『ここまで解答書いて理解できたけれど、この先のこの計算部分がどうしてそうするかの意味がわからない。』
そうすると先生は、お子さんが理解している部分と、質問の意図・教えるべき部分がよくわかります。
解答も『さっと見て、なんか複雑そうでわからなそうだから聞きに来た』などではなく、『解答を読んで理解しようとしたけれど、わからない』となってから質問されるとよいですね。
『全然わからない』だけだと、『どこからわからないの?』となってしまいますからね。」
「もちろん、親御さんに助けを求めたときに、「勝手にやりなさい」なんて突き放してほしいわけではないです。
寄り添う言葉もかけてほしいです。ただ、最初からヒントの与えすぎや必要以上に助けを出すことは控えてほしいですね。」
寄り添う言葉の具体例は特になかったけれど、「ここまでは書いたけれど、ここからが難しいんだね」とか、相手の言葉をくり返したり、状況を述べたりする感じかな
今まで通信や市販教材でわからないときは、必死に理解してもらおうとヒントを出したり、解答を見せながら解説したりすることもありました。(逆に答えだけ見せて放置の時もありました…。)
塾に入ったら、それは親の役目ではないんですね。
塾に慣れない間は「スケジュール管理」の声かけや「丸付けの補助」は必要になるかもしれませんが、勉強の内容(解き方)への関与については、子供も親も、改めて距離感を見つめ直す必要があると感じました。
ふたをあけたら「あれ?ここもフォロー必要だぞ?」なんてことになってる可能性もありそうだし…。
あまりカチカチに決めすぎず、今回言われたことも留意しながら適宜考えていこう
疑問があれば、入塾前・初回授業前に個別面談が吉
個別面談では、ほかにも欠席フォロー(MY NICHINOKEN内の授業動画や、プリントの対応など)や自習室の使い方、質問のしやすさ、クラスごとの進学実績などもお聞きしました。
お忙しい時期でしたが、一つひとつ丁寧に「塾の考え方」を伝えてくださった先生には本当に感謝です。
入塾は検討段階であれば電話での問い合わせでも十分だと思いますが、少しでも不安な点があるなら直接お話ししてみるのもおすすめです。
塾側も忙しい時期(1月や2月)は避けたほうがスムーズかもしれませんが、親のモヤモヤを事前に解消しておくことで、安心して子供を塾へ送り出せるようになるはず。
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