こんにちは、とはのです。
皆さんは「保育漫画」を読んだことありますか?
「育児漫画」なら、育児をされている方なら一回は目にしたことがあるかもしれませんね。
育児漫画は育児メインの漫画で、面白いのがたくさんあるのですが、今回紹介したいのは「保育漫画」です。
育児要素も多少はありつつも、おもに保育の目線で描かれているので、
- 育児に疲れてしまった方。
- 子供に大して、気持ちに余裕がなくなってしまった方。
- 保育士の仕事がちょっとめげそうになってしまった保育士の方。
などの方におすすめの漫画です。
今回はその中の1冊である「実録 保育士 でこ先生」をご紹介したいと思います。
「実録 保育士でこ先生」とは何者なのか。どこで読めるのか。漫画の魅力、おすすめしたい回などをお伝えします
『保育士でこ先生』の概要
「実録 保育士でこ先生」とは、でこぽん吾郎さん(@Dekopon_56)が執筆されている、保育士さんの漫画です。
でこぽん吾郎さんがかつて保育士をされていたときの経験を元に描かれており、保育所の幼児たちの「子供あるあるネタ」に吹き出してしまうことも。
2018年にTwitterで掲載されるや、続きが気になる人が続出。
フォロワーが34.9万人(2020年8月現在)であることからも、人気ぶりがうかがえます。
漫画は無料(Twitter)で読める
現在でもTwitterで不定期更新をしているため、どんなお話か読んでみたい方はTwitterを見ることで無料で読むことができます。
2020年8月現在までで172話も掲載されているので、無料で読めるなんてかなりお得ですよね。
おすすめの回はたくさんあるのですが、このあとにいくつか紹介するので、
「どんな話の漫画があるのか、ざっと知りたい」という方は、このまま下まで読みすすめてもらえたらと思います。
もしもハマったら…書籍もおすすめ
また、でこ先生は書籍化もしています。
現在までで2冊。書籍にはTwitterには載っていない描き下ろし漫画も載っています。
本には、でこ先生が採用試験を受けている場面などもあるのですが、すごいシュール…。
Twitterで気に入った方は、書籍購入も検討してみてくださいね。
でこ先生は「女性」
ちなみに、でこぽん吾郎さん自体は女性の方ですが、漫画では「でこ先生」(男性保育士)として描かれています。
あくまで女性保育士だったでこぽん吾郎さんを、視覚的に男性キャラクターにして描いているだけなので、男性保育士としての漫画ではない点にはご注意を。
『保育士でこ先生』の魅力とおすすめの回
保育士でこ先生の魅力は、なんといっても登場人物の子供たち。
純真だからこそ、ひどい
純真だからこそ、愛しい
狙ってやっていないからこそ、笑えてしまう行動ばかりの子供と、それに振り回される大人たち。
もちろん、それらをテンポよく漫画で表現されているところも魅力のひとつです。
すべての回が面白くておすすめなのですが、その中でも気になる回をいくつかご紹介します。
『保育士でこ先生』のおすすめ回・子供の無邪気さと大人の無力さ
毎回子供の言動に振り回されるでこ先生たち。
子供の無邪気さに「ほほえましい」と思ったあと、現実を知ったときの大人の絶望感が本当に魅力的。
オチが楽しくて、笑って元気をもらえます。
「第145話 ないない」「第124話 お腹空いたぴょん」は乳幼児を育ている方であれば、「あるある」と思わずうなずいてしまうお話。
「第161話 踏んだり蹴ったり」も子供の一生懸命さと純真さが招いた悲劇ですし、「第170話 的当てゲーム!」では最後のコマがすべてを物語っています。
また、子供とのやり取りもおすすめです。
「第114話 スピード解決」「第142話 Let's talk English」では、最後のコマで吹き出す人は多いハズ。
『保育士でこ先生』のおすすめ回・ときには切なくなることも
また、子供を持つ親の言動に傷つく子供の様子を、保育士視点から見て切なくなる回もあり、思わず「ぐ…」となるときもあります。
とくに「第六話 ある姉妹のお話」は、様々なメディアで取り上げられるほど。
お母さんは謙遜で言っていたのかもしれません。でも、当事者の子供は…。
仮に「つい言った言葉」であったとしても、無意識に口に出してはいけないし、せめて今後はそういった言葉を投げかけないでほしいなと感じます。
また、「第18話 私はカメになりたい」は、つい言ってしまう親の言動が反映されている物語。
わたしの子供もこう思っているかもしれないなと、親として省みるお話でした。
『保育士でこ先生』のおすすめ回・保護者の回
保護者とのやり取りの回もおすすめです。
保育士さんから見た、保護者(ママ)とのやりとりは「第54話 波紋疾走」「第56話 イージーミス」「第135話 油性の脅威」など。
「第157話 ドラゴンの置き場所」などは保育園から制作物をもらったときに、瞬時に持ち帰りをどうするかと置き場所を考える親の「あるある行動」だと感じます。
そのほか、たとえば「第68話 悲しみのパパ」「第98話 パパは王子様」など、パパの回も多いので、ぜひ探して読んでみてください。
どの回もおすすめです。
『保育士でこ先生』のおすすめ回・保育士の回
毎日たくさんの子供たちに囲まれて、大変な保育士さん。その保育士さんに焦点を当てたお話もあります。
「第33話 寝かしつけエンドレス」お昼寝の時間。子供を寝せるのも、保育士の仕事のひとつ。
しかし、小さい子ほどお布団に寝せるのは至難の業で……。
最後のコマのデコ先生の呼ぶ声の内容にも涙をさそいます(保育士に安息の時間はない)
「第37話 人間だもの」同僚のもも先生に起こったできごと。
私用でいろいろ考えないといけない一方、自分が手を止めたらみんなが困るから、休みを取るためにいろいろと準備して…。冷静であるように見えるからこそ、余計に混乱している様子がうかがえます。
また、保護者とのやり取りについて考える場面も。
「第172話 家庭での様子」保育園の連絡帳。親もなにを書くか迷うことがありますが、先生だって毎日書くの大変かもしれないですね。
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保育園の連絡帳はなにを書く。保護者と保育士のやりとりの様子
毎日やりとりする保育園の連絡帳。 どんなことを書けば良いのか。 毎日書くことがない。 面倒。 先生の返事ってこんな感じなの? など、いろいろと聞くことがあるので ...
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でこ先生を読んで、育児にも活用
でこ先生は厳密には育児漫画ではないのかもしれないですが、保育士の子供への接し方は育児にも通ずるものがあるので、育児漫画をお探しの人にも楽しめる漫画かもしれません。
また、実際に育児に役立つこともあります。
わが家では「第17話 鬼電話」を参考に、子供があまりに約束ごとを破ったり、いい加減な態度を続けたりしたときに、鬼に電話をかけたふりをしました。
1回で効果があったので、それ以降はしていませんが、こういった役にも立つ漫画なのかもしれません(?)
とはいえ、純粋に面白いので、まずはなにも考えず見てもらえたらと思います! → でこぽん吾郎(@Dekopon_56)さんのTwitter