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保育園にもPTA?父母会・保護者会とは。役員の仕事や概要

保育園にもPTA?父母会・保護者会とは。役員の仕事や概要

こんにちは、とはのです。

今回は保育園のPTAについてお伝えします。

「PTA」って小学校からあるものじゃないの!?
女性アイコン2(驚き)

そう驚かれる方もいるかもしれません。
保育園の場合、PTAではなく「保護者会」「父母会」と呼ばれていることが多いです。
今回は、そもそも保育園の保護者会・父母会ってなにをするところなのか、概要から仕事の内容までをお伝えします。

保育園の父母会(保護者会)とは

保育園の父母会は、小学校のPTA版と考えてみるとイメージしやすいです。

父母会員(父母会メンバー)への加入は任意のところもあれば、入園と同時にほぼ必然的に全員が加入となるところも少なくありません。
会員のなかから役員が選出され、役員たちが先頭となって父母会メンバーと協力してさまざまな活動をしていきます。

また、父母会は保護者会と呼ばれることもあって、保育園によって呼び名が一定ではありません。
活動内容も園ごとに異なっているため、一概にどの活動をするかとはいえない状況です。

ただし、活動理念の根源は「子供たちのための活動」であることがいえます。
小学校のPTA版で考えるとイメージしやすいとお伝えしましたが、地域・親のための広報誌の発行や、親のための活動(サークル活動)などはなく、ほとんどが子供たちのための活動のみに集約されている点は小学校PTAとは異なるかもしれません。

保育園の父母会:役員構成・仕事内容

保育園の父母会。役員構成や仕事内容

保育園にもよりますが、よくあるのが以下の役員構成です。

  1. 会長
  2. 副会長
  3. 会計
  4. 書紀
  5. (各クラス)委員
  6. そのほか細かい係、イベント係など

会長の仕事内容

会長はトップということもあって、作業もたくさん。
保育園と父母会との橋渡し的な存在であること、父母会のリーダーであることを念頭に、さまざまな招集・取り決め・判断をおこなわなければならないし、資料の草案・構成案も作成しなくてはなりません。
会長が動かないと、ほかの役員たちも動けないことが多いので、いち早く状況を把握し、各役員にどういった指示をしなければいけないのかなども必要となってきます。

また、代表として発言する場も多いので、人前で話すのが得意な人は会長職が適任かもしれません。

副会長の仕事内容

副会長は、そんな忙しい会長の補佐
会長が大枠で決めたことをよりわかりやすく下に降ろす役目であったり、相談役であったり。時には会長の手がまわらないとき、代理として仕事をこなすこともあります。
いろいろと矢面に立つ会長の味方としての位置づけですね。

会計の仕事内容

会計は、おもにお金・予算の管理
父母会の会費が発生しているのであれば、その集金作業もおこないます。
また、お金を使っている以上、領収書の管理、帳簿つけも必要です。
役員会や定期的な報告会が実施されるのであれば、そこで予算の状況などを報告書としてまとめて提出する可能性もあります。

書紀の仕事内容

役員会や父母会で話し合われたことなどを議事録にまとめる仕事。
あとで誰が見返しても理解できるように、わかりやすくまとめる必要があります。

なお、書紀なので話し合いの内容が本筋とずれてしまっていることや、結論としてどう決まったのか若干あいまいになっている点など、いち早く気づくことも。
そういうときは(議長役が気づいていない、かつ、発言できる状況ならば)、「では、本件は○○という結論で大丈夫でしょうか?」など軽く聞いても良いかもしれませんね。
(角が立つなら様子見で、ありのままを議事録に書いてしまってもいいかと…)

クラス委員のお仕事

役員会での内容をクラスに下ろしたり、クラスごとのとりまとめを役員会にあげたりする仕事をおこないます。
保育園によってはクラスごとの管理(連絡先の管理、集金チェック、やりとり)なども担います。

その他の係のお仕事

イベントごとに役員・クラス委員とは別に担当を決めることもあります。
たとえば運動会、夏祭り、図書選出委員(父母会として購入する本を選出するなど)など。
期間や業務自体は短期的なものや一時的なものが多いですが、必要なときには役員と共に主力となって活動します。
また、イベントが近くなるごとに集まりや連絡のやり取り・準備に時間がかかる傾向があります。

 

上記に挙げた役員以外にも、保育園によっては独自の役職があるケースもあります。
逆に最低限のクラス委員のみで会長・副会長など全体取りまとめる役職がないケースや、父母会自体が存在しない場合もあります。

保育園の父母会:疑問

保育園の父母会に対する疑問

前述したとおり保育園によって活動内容や条件がさまざまなので一概にこうとは言えませんが、一般的に疑問にもたれやすい項目を回答していきます。

保育園に父母会はかならずあるのか

父母会がない保育園もあります。

女性アイコン(通常)
実際に子供の保育園では父母会はありませんでした。でも、知り合いの保育園ではあったようで、卒園までにかならず役員を引き受けないといけない決まりになっていたんだとか…
公立保育園、規模の大きい保育園、長年ある保育園だと父母会が存在しているケースが多い気がします
女性アイコン2(うーん)

父母会があった場合、かならず入らないといけないのか

一概にはいえません。
自動的に入ることになっているケースもあれば、任意のところもあるようです。
ただし、父母会が実施するイベントが多い保育園であれば、入会を選択するのがほとんどかと思われます。

活動はたとえばどんなものがあるのか

  • 定期的な父母会(役員会)の開催
  • 保育園に対する保護者からの意見・要望をとりまとめ、提出
  • イベントの企画・開催

ほかにも卒園アルバム製作、写真撮影なども父母会主導というところもあるようです。
イベント企画については、例として以下のものが挙げられます。

  • バザー開催(売上金は子供たちのイベント費や物品費に使う)
  • 夏祭りでの出店
  • 運動会での補助
  • お泊り会開催
  • 書籍(絵本)の選定・購入
  • クリスマス会の開催・プレゼント用意

父母会がある・なし。どちらが良いのか

個人的な意見ですが、父母会がなくても不自由はなかったし、義務の押しつけなら無いほうが良いと思っています。

女性アイコン(うーん)
ここからはかなり主観が入っています。見たい方だけどうぞ(項目の「+」ボタンを押すと情報が表れます)
体験談:父母会が無くても問題なしだった

体験談:父母会が無くても問題なしだった

まず、父母会がなかった理由として、通っていた保育園の園長や保育園の方針が「子供たちのことを考えた保育」だけでなく「保護者の負担をできるだけかけないようにする」があったのではと思います。

保育園は以下の特徴があったので、予算が厳しい公立園やひとつしか無い私立園に比べると父母会がなくても大丈夫だったのかもしれません。

  1. 私立園であったこと
  2. ちかい距離にグループ園がいくつかあって、物品の使い回し・合同イベントの開催なども可能な状態だった

そのほかの理由として、もしかしたら父母会があることによって保護者の不評を買うリスクや職員ストレス、定期的な保護者会スケジュール開催や調整の手間などを考えると、無いほうが何ごともスムーズだとも思ったのかもしれませんね。保育園側の事情であり、すべて予測の話なので実際はわかりませんが、こちらとしては父母会がなくてホッとしました。

イベントの様子

保育園は父母会がなくても、節分、ハロウィン、クリスマス会など、イベントはひと通りやってくれました。
保護者参加できたものは、夏祭りと運動会。それ以外は子供のみの参加です。
夏祭りは室内にコーナーがあって、みんなが制作したものを使った遊びや、駄菓子をもらったり紙でまいたボールをころがしてペットボトルを倒したり。
一つひとつのコーナーはこじんまりしたものかもしれませんが、それで十分。子供も大喜びでした。

運動会でのヘルプは「○○係」など仰々しいものはなく、「当日○○など、お手伝いいただける方はお声がけください」とか終了時に「○○について、すこし手伝っていただけたら」程度の優しいもの。だからこそ、それくらいならお手伝いします!という保護者も多く、みんな動きも早くて良い意味で保護者と保育園のバランスが取れていたようにも思います。

卒園アルバム・謝恩会はなし

卒園アルバムもありませんでしたが、直近で撮影された笑顔の写真が貼り付けられた手作りカードをくれました。
まわりには先生たちが寄せ書き付き。寄せ書きは、1学年の人数が少なかったからこそできたのかもしれませんね。
忙しい中作ってくれたことにありがたさを感じました。

日々の写真は保育園ブログ(クローズ)でたまにアップしてくれていたし、必要あれば各自がそこでDLすれば十分。
父母会が各家庭のお子さんがバランスよく写るよう厳選してアルバム1冊にまとめるなんてことも必要ないと思いました。

あればもらうけど、わざわざ係を決めてやるほどでもないかな
女性アイコン2(うーん)

謝恩会ももちろんなし。
お礼は個別にすればいいだけです。年度替わりの忙しい時期に、わざわざ大人だけが参加する食事会なんて必要性はない気がします。
気の遣いあいだし、先生たちもそのための時間を取るくらいなら、やすみたいのでは?

唯一のデメリットは、保護者同士の繋がりが希薄

父母会がないデメリットがあるとすれば、ほかの保護者との繋がりがほとんどないくらいかもしれません。
しかし、これも懇談会で同じクラスのママとは多少話す仲になるので、そのくらいの薄い付き合いで十分だと感じました。

父母会が必要ならば、その必要性を考えた上での活動を

保育園によっては通常保育で手一杯、予算もギリギリなので、父母会に予算の捻出・イベントの企画や対応してほしい、というところもあるのかもしれません。
ただ、その場合でも何か月も父母会やイベント準備に時間を割いたり頭を悩ませたりするような事態になるくらいなら要らないのではと感じます。

夏祭り・クリスマス・ハロウィン・節分などすべてのイベントが必要なわけではないですし、全部を見栄え良くする必要もありません。
夏祭りに太鼓・出店・盆踊り、クリスマスに人形劇など、保護者が企画・準備する時間も余裕もありませんし、そもそもそこまでする必要はあるのでしょうか。
父母会費を徴収したから、なにかそれでなにか新しいイベントをしないとと考えるのも本末転倒です。

父母会がなんのためにあるのか。本当にこの役職や集まり、イベントは必要なのか。それぞれにどのくらいの活動工数があって、どのくらいの効果・結果が期待できるのか。
それらを明確化して周知した上での活動が必要なのではと感じています。


女性アイコン(通常)
今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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