こんにちはとはのです。
子供の乳歯、みなさんは自然と抜けていきましたか?
そうであれば良いのですが、わが家はうまく抜けず毎日気になった時期がありました。
今回は子供の歯の生え変わりと、乳歯を抜歯してもらった時の話をお伝えします。
- 抜歯を決断した理由
- 抜歯はどうおこなわれたか
など気になる方はご参考ください。
子供の歯の生え変わり時期
子供の歯が生え変わる時期は、大体6歳ごろから。
どのような順番から抜けていくかの目安などは、以下をご確認ください。
上記の図を見ると、大体下の前歯が早く、その後は上の前歯、下の前歯の横…、と前歯を中心に徐々に広がっていくいきます。
歯の生え変わり・わが家は遅め?子供のケース
子供は未就学のときはまだ一本も抜けていませんでした。
お友達の中には、すでに1~2本抜けた子もいたようです。そのなかには同じ月に生まれたお友達も含まれていました。
成長具合や日々の食事内容・量も違うので、同じ月に生まれた子供同士でも歯が抜けるタイミングはバラバラのようです。
定期検診で歯のぐらつきをチェック
第二子の上の歯が揺れ始めたのは、小学校入学後。4月くらいだったと思います。
そんな折、ちょうど歯医者で定期検診がありました。
そのときは上の前歯がかなりグラグラしているわりに、下の歯はちょこっとしか動いておらず。
口内をチェックしていた衛生士さんが「下の歯のほうから先に抜けるのが多いと思うから、念のため先生に診てもらおうね」と話していたのが印象に残りました。
定期検診では、歯科衛生士が最初に口の中のチェックと掃除をおこない、最後に歯科医師が最終チェック。このときに治療の必要がある箇所が発見されれば、改めて治療の日を予約する流れです。とくになければ、また3か月後くらいに定期検診の予約を入れて終了となります。
このときも歯科衛生士のあと歯科医の先生が最後にきて、歯科衛生士が言っていた言葉の箇所をチェックしました。
「確かに上の歯よりも下の歯のほうが先に抜けやすいですが、下の歯も多少揺れてはいるし許容の範囲だと思います。もう少し様子を見ていきましょう」
いつもどおり3か月後の定期検診の予約を入れて終了となりました。
付記
じつはこのときは歯が抜けるタイミングについては、まだ心配していませんでした。というのも、第一子の歯が抜けたのは、4月よりもあと。下の歯もまだ出てきてなさそうだし、次の定期検診までは大丈夫かと思ったのです。
むしろそれより気になったのは、子供の歯並び。第二子は顎が小さめで乳歯がきっちり生えているので、もしかしたら歯並びが乱れるかもしれないと言われています。乳歯が多少ゆとりをもって生えているほうが、永久歯が生えたときにずれない・歯並びが良い傾向だそうです。残念ながら通っている歯医者は矯正はしておらず。治療の必要があれば提携先を紹介してくれるらしいですが、積極的には紹介してなさそう。
もしもやることになったらタイミングをみて紹介できたらと思います。
抜けたのは上の前歯。次は下の前歯
定期検診後、上の歯が歯磨き中にポロッと抜けました。 上の図でいうと「7歳半」ごろが目安とされている「乳中切歯」の位置です。そして、その時点で揺れている歯は、抜けた歯のすぐ横の上の前歯と、そのすぐ下の前歯2本。
上の歯のぐらつきのほうが目立っていたので、上が続けて抜けるかと思いきや、次に抜けたのは下の前歯が先でした。1本抜けたと思ったら、1週間も経たずにすぐ横のもう1本が抜けました。この時点で下の前歯2本が抜けたことになります。
問題となったのは上の前歯。抜歯を実施
グラグラしている上の前歯は、下の前歯が抜けてもまだ抜ける気配はありません。
いや、抜ける気配はかなりあるのに、くっついてなかなか取れない状態。裏側は完全離れているのですが、前側が皮膚にくっついています。上の抜けた前歯の箇所からは永久歯が顔を出しており、問題のぐらついている乳歯の下からも永久歯が少し見えてきていました。
裏側が外れている、かつ下から永久歯が生え始めていることもあってか、ぐらついていた前歯は段々と出っ歯のように斜め前方へ。
そのうち、ここが定常位置となりました。口を閉じたときに歯がチョコンと出ることもすくなくありません。この状態が2週間です。正直この状態でずっと見守っていいのか不安でした。
歯医者に相談&検診
そう考えながら毎日、口の中をチェックしていましたが、一向に変わらず。1本の前歯がビーバーの歯のように出ている状態を保っています。
しかし、2週間が過ぎたとき、さすがに自己判断のままいるのは不安だったので、かかりつけの歯医者に電話。事情を話して、診察と必要に応じて抜歯してもらう予約をしました。
歯科医師の判断と抜歯の決断
歯医者に行くまでの期間、子供には何回か事情を話して、歯医者さんで抜いてもらう可能性もあることを伝えておきました。
不安は残りますが、子供のいとこにあたる数人がすでに抜歯や治療経験があり、「意外に平気」「怖くない」といったことを話していたことを伝えると、わずかですが子供も安心したようです。
そして当日。
歯科医の先生に事情とこの状態が3週間続いていることを伝え、診察。
先生の意見としては自然と抜けるまで待っても良いが、もしも自分の子供だったら3週間経っていることや永久歯が生え始めていることを考えると、抜くかもしれない…という意見でした。また、抜歯の場合は麻酔をすることや、麻酔は痛くないように麻酔シートをあてたあと麻酔(注射)をして処置することも教えてくれました。
最終的な判断は私に委ねられたので、「抜歯」を選択。とても迷いましたが、いつ抜けるかわからない状態にヒヤヒヤするのも嫌だということと、先生の意見を参考に決めました。
歯医者としてもせっかくニコニコ通っている歯医者好きの子供が嫌いになるのは本意ではないので、できるかぎり努めますと言って処置を開始。
抜歯の手順と子供の様子
抜歯を決断してからは早いです。
歯科医の先生は優しく子供に話しかけながら、椅子をゆっくり倒していきます。
先生「ここの歯を抜いちゃおうね。すぐに終わるから大丈夫だからね」
それでも子供はやはり不安で、すこし泣きそうな目をしています。
先生「ライトをまぶしく当てるから、目はぎゅっと閉じていてね。閉じている間に終わるからね。」
先生「不安ならママに手を握っていてもらおうか?」
処置は教えてもらったとおり、まずは患部に麻酔シートをあてます。すこし経ったあと、シートを外し麻酔の注射。このときやはり若干痛み(違和感?)があったのか、子供が目と手に力をこめて「う~~!」と耐えて唸っていました。見ているほうも痛かったです。先生は随時やわらかく声をかけながら処置を進めていきます。
先生「触っている感じするかな?どうかな?」
麻酔の感触を確認したあとペンチを持って
ガチン!
先生「はい、終わったよー」
一瞬でした。先生がベンチを歯にあてたと思ったら、一瞬で歯がなくなっていました。先生はさっとベンチを隠しおき、声をかけます。抜歯の速さに驚きながら、子供の様子を見ると終わったことに対する安堵の表情が出ていました。
先生「痛くなかったね。ちゃんと目を閉じていて上手だったね」
子供は「うん」と返事をしてうがい。その間に先生に、
- 目を開いていると怖いと思うので閉じさせた(麻酔の注射や抜くときなど)
- 麻酔は少量なので30分くらいで切れる
- 麻酔が切れたあと、若干の痛みがでるかもしれないが、擦り傷があったときの痛み程度
- 抜けたあとの箇所はまだグチュグチュしているので、あまり触らないように(血で固まった箇所が取れる・バイキンがはいる・など)
などを、子供に聞こえないようにそっと説明されました。
なお、お会計は0円です。
子供の感想
無事に処置を終えた子供。歯医者から出てから、感想を聞いてみました。
- ちょっとドキドキして怖かった
- がんばって目をずっとつぶっていた
- 途中チクってしたけど、普通の注射(腕にやる注射)よりかは痛くなかった【麻酔注射の話】
- そのあとは痛くなかった(でも、なにかされるという怖さはあった)
- 歯は先生が手で抜いたんだと思う。痛くなかったから。テレビとかで見るペンチ使うのかと思った
歯を手で抜いたと思うといった意見に対して「ペンチ使ったんだよ」と言ったところ、「え……」と言葉と表情を失くしていたので慌てて訂正しました。
そう伝えると、ホッとしていました。いま絶対に正解を言わないといけないというわけではないので、答えはあいまいにしたままです。
抜歯は思ったより拍子抜け。でもやるときは要相談
はじめての子供の抜歯。どうなるかと思いましたが、思ったよりもあっさりと終わりました。
お子さんによっては抜歯の痛みなど多少でるかもしれませんが、わが家の子供の場合は麻酔が切れたあともほとんど痛みは出なかったようです。
私も子供も前歯がずっと気になっていたので、無事に抜けてほっとしました。
ちなみに、私は抜歯を推奨しているわけではありません。
もしもわが家のように生え変わりで不安に思う場合は、すぐに抜歯を決断するのではなく、まずは信頼するかかりつけ医に相談されてみてはと思います。きっとお子さんにとってベストな選択肢を提示してくれるはずです。