みなさんはキャラ弁を作ったことがありますか?
一時、キャラ弁が話題になったこともありましたね。
いまは少し下火になったけれど、それでも子供がいるご家庭であれば話題に出ることもあるのでは。
今回はそんな「キャラ弁」について、ありかなしか。それに基づいた情報を主観と共にお伝えします。
キャラ弁はありかなしか
キャラ弁はありかなしか。
これは正直各々の考え方があるので、どちらが正しいかは断言できません。
※栄養バランス、食育、関心度的になど条件をつけたときの判断は除く
好きな人は作ればいいし、苦手な人は作らなければいい。
必要があってキャラ弁を選ぶ人もいれば、必要性を感じずキャラ弁を避ける人もいます。
わが家は基本「なし」派
好みの問題でどちらか一方を選ぶとすれば、わが家は「なし」派。
私はキャラ弁を作ったことなく、自分で作ろうという意識はそこまで持ちません。
- 自分がそこまで器用ではないこと(どうしてもやる必要があるならやるけど…)
- 私自身が見た目も含めて、いわゆる「普通のお弁当」が好き
こうした理由から、キャラ弁自体は見た目のインパクトからすごいと普通に感心しますが、あり・なしの二択でいうなら「なし」派となります。
なし派だからといって、キャラ弁を作っている人に対して「なし」を押し付けるわけではなく、あくまで私(わが家)はなしでいいかなと思っているだけです。
ちなみに、ここで挙げる「キャラ弁」とは、お弁当全体、もしくは半分以上がキャラクターに模しているお弁当のことを指しています。
卵焼きを斜めに切ってハートの形にしてみたり、ウインナーにちょっとした切込みを入れてお花っぽく見せてみたり(飾り切り)、ご飯の一部だけ色や売っている顔の海苔をつけてみたり。その程度のものはキャラ弁としていません。
子供は「キャラ弁」派
ただし、子供に聞くと、意見は逆転。
普通のお弁当も好きだけど、キャラ弁も一回は食べてみたいなといわれます。キャラ弁に憧れを持っているようで、やはりテンションが上がるようです。
多くのご家庭が、子供は「興味がある」派なのかなと感じます。
イベント時はキャラ弁率が高い
子供はキャラ弁派が多いことを裏付けるかのように、イベント時はキャラ弁率が高いです。
毎日のお弁当作りのときはキャラ弁率が低いものの、年1回やそんな高い頻度でなければ、子供を喜ばすためにがんばる保護者が多いのかもしれません。
実際に保育園の遠足、小学校(とくに低学年)の遠足時などはキャラ弁のお子さんが多かったようです。
普通のお弁当とキャラ弁の違い
そもそも一般的なお弁当とキャラ弁の違いはなにか。見た目以外の視点から考えてみます。
受け取った側の意識の違い
第一に受け取った側の意識の違いが挙げられます。
たとえば、お弁当の蓋を開けた時の第一声を考えてみると、
- キャラ弁の場合は第一声が「すごいね」
- 普通のお弁当は第一声が「おいしそう」
キャラ弁を見てまっさきに「おいしそう」とは思いません。
やはりその見た目に対して、「すごい」「●●(キャラクター名)だ!」といった感想を持つのではないでしょうか。
対して、普通のお弁当は「あ、今日は●●(おかず名)だ」「おいしそう」など、食物に対しての感想を持ちます。
作り手の優先度の違い
作る側の優先度の違いもあります。
キャラ弁は見た目>味。普通のお弁当は味>見た目。
たとえばキャラ弁は作るときに、まずはどういったキャラクターを作るかに焦点をあてます。
対して、普通のお弁当のほうは、まずはどんなおかずを入れるか、栄養や味に重点をおきながらどんな具材を使うか焦点をあてます。
もちろんどちらも、味も見た目も気を使っていると思いますが、あえて書くならこうした違いがあります。
一般的(普通)のお弁当のメリット
「キャラ弁なし派」なので、普通のお弁当のメリットを挙げてみます。
気負わずにできる
普通のお弁当は、当日の冷蔵庫の様子を見ながら料理することも可能、気負わずに作ることができます。
一方キャラ弁はどの具材をどう使っていくか考えるため、普通のお弁当に比べて入念な事前準備(買い出し・シミュレーション)が必要です。
食べやすい
キャラ弁によっては形が崩れないように、ご飯を固くかたどって詰め込んだり、具材を大きいまま、もしくは小さく切り刻んで使ったりすることもあります。
キャラ弁に固執するあまり、食べやすさは二の次にしてしまうケースがないとは言いきれません。
普通のお弁当は、そこまで考える必要はないので、子供にとって適する形にカットした食材を詰め込むことができます。
好きな具材を使える、味付けをつけられる
普通のお弁当は、おかずの彩りや配置などは臨機応変に対応できるため、単純に使いたい具材や味付けだけを考えて料理ができます。
対してキャラ弁の場合、具材や配色も考えながら料理しなくてはなりません。そのため具材や味付けに制約がかかるケースがあります。
たとえば、味付けに醤油を使うと茶色が強く出てしまうが、お弁当の配置的にそれを入れることができない。入れることができたとしても、目立たないようにスペースを最小限に抑える必要がある、など。
栄養バランスを考えることができる
普通のお弁当は、たとえば子供の食の様子を見ながら、量やおかずのバランスを随時変更できるなど、アレンジしやすいです。
キャラ弁のときも栄養バランスを考えながら作っている人は多いと思います。
ただ、キャラの完成度を高くしようと思うと、どうしても使えない具材や、スペース関係上少なくしか入れられないといった不都合が発生する可能性があります。
互いを批判、強要するのはNG
普通のお弁当のメリットと対比するため、キャラ弁に対するデメリットもお伝えしましたが、それを相手に押し付けるつもりはありません。
たまに相手にやめてほしい、やってほしいといった意志を示す人がいますが、それはもう越権行為に近いです。
キャラ弁派のNG発言
- なんで子供が喜ぶのにキャラ弁を作らないの?
それぞれの家庭の事情があります。
子供がキャラ弁を好きではない、作る余裕がない、必要性を感じない、キャラ弁に対して魅力を持っていない、プライベートは別に作っている可能性もあります。
- 作るのが大変ていうけど、イベントのときくらいは作れるんじゃないの?
これも同上です。
普通のお弁当派のNG発言
- キャラ弁を毎日作られると子供がほしがるから迷惑。やめてほしい。幼稚園(保育園・小学校)にキャラ弁禁止を言っていい?
たしかに幼稚園など、お友達が毎日キャラ弁を持ってきたら、自分もほしいと思うお子さんも多いかもしれません。
だからといって、幼稚園にキャラ弁を禁止をお願いしたり、相手に迷惑だと伝えたりするのはお門違いです。
幼稚園自体がNGにしていない限りは、個人が首を突っ込む問題ではありません。
「子供がほしがるから迷惑」。これは自宅で解決する問題です。
子供にしっかり言い聞かせる、頻度を抑えて作ってみてあげる、週末だけ作ってあげるなど、やりようはあるはずです。
- キャラ弁て●●(批判的言葉)でしょ。作るのやめたほうがいいんじゃない?
それぞれの家庭の事情があります。
子供がキャラ弁にすれば食べてくれる、キャラ弁を作ることでコミュニケーションをはかっている、など。
どんな理由であれ、それを問いただすことも押し付けることもNGです。
これは普通のお弁当派であっても、キャラ弁派であっても同様といえます。