こんにちは、とはのです。
今回はZ会の小学2年・ハイレベルコースを中心にお伝えします。
- Z会の小学1年は大したことがないように思ったが、小学2年はどう?
- Z会を2年生でも続けるかどうか迷っている
- Z会に入るかどうか迷っている
- 市販の教材で十分だが、Z会に入る必要はあるのか
こうした疑問や迷いのある方はご参考ください。
Z会の本領発揮?2年生からじわじわくる(難易度感じる)
子供ですが、小学校1年生からZ会に入会しています。
正直1年生のときは難易度もやさしめで、量も少ないため、「評判よりもいまいち?」と思ったことがありました。
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Z会の小学1年生ハイレベルコース。一年受講した感想ブログ
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しかし、1年の後半から「おや…?(ちょっとひっかかる問題が出てきた)」と思ったら、2年生ではさらにレベルアップしていました。
量はググっとアップ
量もかなりアップします。
毎月の学習量(ハイレベルコースで比較)は
メインテキストの『わくわくエブリスタディ』(国語・算数)
- 1年生
国語・算数、それぞれ10回分(見開き2ページで、およそ10分の目安学習時間) - 2年生
国語・算数、それぞれ12回分(見開き2ページで、およそ15分の目安学習時間)
→ つまり1年生のときと比べると、国語・算数合わせて4回分のページが増えている
自習用ドリルの『ドリルZ』(国語・算数)
- 1年生
国語・算数、それぞれ15回分(1ページおよそ5分の目安学習時間) - 2年生
国語・算数、それぞれ20回分(1ページおよそ5分の目安学習時間)
→ つまり1年生のときと比べると、国語・算数合わせて10回分のページが増えている
ちなみに、小学2年生ではスタンダードコースとハイレベルコースが選べて、スタンダードコースだと、『わくわくエブリスタディ』は国語・算数それぞれ10回分、『ドリルZ』は国語・算数それぞれ15回分です。
小学校の宿題も増えて、さらにZ会の問題も増えて、子供はまあまあ大変そうでした。
ただ、量が増えたと言っても、塾や公文に行っている子に比べたら軽いと思います。また、値段は市販教材に比べたら高いので、価格とページ数だけの比較をするのであれば市販教材のほうがお得です。
国語は考えて解答
「小学2年 ハイレベ 100 読解力」とZ会の国語の問題の違いについて。
たとえば「線が書かれている部分」の心情を問う問題では
「小学2年 ハイレベ 100 読解力」は大体選択式か文章から該当部分を抜き出すのみ。
「小学2年 Z会 国語」は選択式・抜き出し以外に、「その気持ちになった理由も一緒に答えましょう」といった問題が出てきます。
つまり、文章内からの抜き出し以外に、子供自身が答えを考えるものが増えてくるのです。
また、「○○くんがびっくりしているのは どうしてですか」という問題もありました。
これも文章内からの抜き出しではなく、前後の文章を読んで自分なりにまとめた解答をする必要があります。
こうした問題は「ハイレベ 読解力」にはありませんでした。
子供も慣れていないため最初は戸惑っていて、ほぼ抜き出しの解答ばかりだったり、×ではないけれど○にはできない解答が多かったように思います。
なにをどう書いていいのかわからない状態です。
また、「かく」の問題で、毎月文章を書く問題もでてきます。
これも最初のころは親としては直したいと思う内容が多かったですが、8月くらいには時系列にできごとを書き、内容にもまとまりが出てくるようになってきました。
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【ハイレベ100】小学1年の算数と読解力。失敗と相性/ブログ
こんにちは、とはのです。 今回は市販の教材「ハイレベ100」シリーズについて、小学校1年生のときに使ったものを中心にお伝えします。 今回紹介すること Z会と併用 ...
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国語はハイレベ100と併用がおすすめ
「小学2年 ハイレベ100 読解力」だけでは、Z会に出るような問題には太刀打ちできなかったかなと感じます。
逆に「Z会 国語」の問題だけだと、こなす問題数が少ないため心もとない気もします。
そのためできれば、国語分野についてはハイレベ100 読解力とZ会の国語を併用することがおすすめ。
算数はバランスよく。応用もきく問題が多い
算数の問題は、小学1年と比べて「簡単」と思う問題は無い気がします。
レベルが高い学習をおこなっている家庭であれば、「簡単」と判断するかもしれませんが、一般家庭から見てみればおそらく標準的、もしくはやや高め。
さらにハイレベルコースであれば、かなり満足がいくかと思います。
有名な市販教材「小学2年 ハイレベ100 算数」のほうが難易度が高いですが、下記の3つの点からZ会は損させない教材です。
- 一歩一歩レベルアップしていきたい
- 親も子供も納得できる問題・解答である
- 解説やアドバイス(進め方、確認するところ、子供を正しく評価する箇所など)を知りたい
ハイレベ100や質の良い市販教材でもスイスイ解ける・理解できるお子さんであったり、親も子供へのフォローが適切であれば、あえてZ会にする必要はないと思います。
そもそもの教材の方向性が違うので比べるのもややおかしいかもしれませんが、純粋にハイレベ100 算数と比べたらZ会の問題は簡単に見えてしまうでしょう。
無理にレベルの高い参考書・問題集を与えて算数嫌いになってしまう可能性がある子には、Z会でレベルアップを図るほうがおすすめです。
そのうえで足りないと感じたら、お子さんにあう追加の問題集を探してみてはと感じます。
Think!Think!(シンクシンク)の効果?図形がスイスイ
すこし話が逸れますが、Z会の小学2年の問題で、10月号あたりからつみ木の組み合わせ問題がちょこちょこと出てきます。
横から見た図、正面から見た図など、視点を変えるとどう見えるか、何個あるかといった問題ですね。
図形は引っかかりやすいかと思いましたが、意外にもスイスイ解けていました。
以前ほかの記事でも紹介しましたが、Think!Think!(シンクシンク)とは「思考センス」を磨いてくれるアプリです。
空間・平面・試行錯誤、 論理性や数のセンスが問われる問題などが、100種類以上用意されています。
有料(スタンダードコース(月450円)とプレミアムコース(月980円))ですが、かなり良い問題なのでおすすめのアプリです。
とはいえ、実際どんな効果があるのかわかりませんでしたが、ここで初めて「Think!Think!(シンクシンク)」が役立っていることがわかりました(続けていて良かった)。
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5歳の家庭学習/ハイレベ、英会話、アプリ…第二子は第一子より学習力高めか
こんにちは、とはのです。 今回は4歳児にがんばる舎をやっていた子供が、その後5歳児になってどのような家庭学習をしたかをお伝えします。 がんばる舎は卒業!代わりに ...
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Z会のサポートブックが大活躍
国語や算数などレベルアップを感じるのと同時に、大活躍となったのが「サポートブック」。
「サポートブック」はZ会の保護者用解答冊子です。
ここには単なる解答だけでなく、「支援のポイント・ほめ方のポイント」が記載されています。
正直小学1年生のときは子供も引っかかることがほとんどなかったため、あまり読む機会はありませんでした。
しかし、2年生になってからは、けっこうな頻度で読み込んで活用。
例:国語では○と×の判断が難しいとき
子供が得意なはずの読解力。
しかしZ会ではたびたび間違えがあって、とくに自分の言葉で表すのは苦手なようでした。
ただ、これは、解答の仕方がわからないだけ。何回かこなしていけば慣れていくのではと感じています。
しかし、「何回もこなす」間、どう子供に接していけばいいのか迷うところですね。
そんなときにサポートブックが活用できました。
たとえばサポートブックでは、「よみとりとよむ」の問題で
- 今回この文章を読み取りとして選んだ理由
- 「よみ」のアドバイス
- 解答を導く経緯の説明
「かく」の問題で
- 「かく」におけるアドバイス(作文の書き出し)
- 実生活の上での経験・アドバイス
こうしたアドバイスや説明をしています。
それ以外に
- 「もしもお子さんが〇〇できていないのであれば、□□してあげましょう」
- 「解答例では○○ですが、□□というポイントをおさえて、自分なりの言葉で表してもかまいません。しかし、▲▲が抜けている場合は、~~~と問いかけて確認してください」
- 「□□ができていた場合は、『~~~ということなのね。』と、よくわかったことを具体的に指摘しましょう。
など、子供の理解をどう確かめていくかなどのアドバイスなども書かれていて、これが非常に役立ちました。
例:算数の解き方
算数は親の解説でもわからないときなどにどう教えたらいいかなどに見る程度だったので国語ほどの頻度ではないのですが、国語同様丁寧に書かれています。
算数は一回引っかかると、なかなかそこから抜け出せないお子さんも多いですよね。
サポートブックでは順序立てて説明する方法や声掛けなども記載されているので、算数嫌いのお子さんがいるご家庭ほど役立つものかもしれません。
「みらい思考力ワーク」は頭をほぐす良問ぞろい
そして、Z会といえば、「みらい思考力ワーク」。
オプション料金がかかりますが、Z会に入会している人であれば、ほとんどがつけているのでは?と勝手に推測しています。
国語や算数とはまたちがう、一癖ある良問ぞろい。
国語や算数ばかりをしていると、ついベースとなる解き方がインプットされてしまっていて、その解き方に倣おうとしてしまいますが、みらい思考力ワークは「これ、前やった問題に似ている」という問題はなく、毎回良い意味で考えさせてくれます。
いったん頭の中をほぐしてくれる意味でも、定期的に取り入れていきたい問題だといえます。