子供が習っている習い事を一部整理しました。
今回はそのうちの一つ、第二子のピアノ退会についてです。
退会理由はお金と時間とやる気
退会理由は簡単。
- やる気
- お金・費用対効果
- 時間
- 目的
これらすべての条件が「ない、もしくは見合わない」と感じたからです。
ピアノの退会理由1:やる気度の低下
元々第一子がピアノをやっているのをみてピアノの入会を決めた第二子。
第一子に比べると、やる気度が違っていました。
やる気?練習度合いをみれば一目瞭然
習い事としてピアノは脳にも良いされているし、私自身も音楽が苦手だったので、すこしでも子供には音楽が得意になってくれるならと習わせました。
しかし、最近はほとんど練習に身が入らず。ほんの数回、毎日でもピアノにさわれば良い方で、それでも何回か言わないとやりませんでした。
ピアノの退会理由2:お金の問題。度重なる値上げ
退会の後押しとなったのが、料金の高さ。
最初と比べると1,000円の値上げしています。
さらに、そこのピアノ教室は複数のプロの先生が在籍しているのですが、先生レベルによる値上げもおこなわれました。
子供たちが習っている先生は+500円程度の値上げ。一人あたり1,500円値上げになったことになります。
だからといって、値段が高い・レベルが高いからとほかの先生に変えるのも気が引けます。
先生自体はとても優しく、レッスン中もさらっと弾いてくれるなど、子供たちも先生を尊敬していました
さらにさらに、学年による値上げで+500円の値上げが入ることが決まっています。
第一子はすでにその該当学年になっていたので、入会当時と比べると2,000円の値上げ。第二子は1,500円の値上げとなります。
下手したらもう一つサービスが受けられるくらいの値段。ちょっと考えますよね。
昔やめたヤマハの値段は?
高い高いといっているけれど、世間一般のピアノ教室はどうなのでしょう。
幼児期は少しだけヤマハ音楽教室に通っていたのですが、ふとそこの料金が気になりました。
当時でグループレッスン・50分で1万円弱(施設料含む)だった覚えがあります。
HPで確認したところ、小学生から入れるレッスンはいくつかあるようです。
幼児クラス卒業後であれば、個人レッスンのジュニアパーソナルクラスを選択することができるようで(選抜があるかは不明)、参考までにここの料金を見てみるとステップ1~3クラスで月3回、1回30分10,560円(税込)または11,110円(税込)。ステップ4~6で月3回、1回40分13,310円(税込)または14,080円(税込)でした。レッスン料は土日と平日で異なるようなので、高いほうが土日だと思われます。
ここに更に教材費と施設料(施設によって料金が異なる2000円前後くらい?)が入ってくるので…。
やはりヤマハは高い…。料金だけ見れば、いま行っている教室のほうがやや良心的だなと感じています。
費用対効果とは…やる気度と料金のバランス
ヤマハが高いとはいえ、いま通っているピアノ教室も1万以上になっているので、ほかの習い事に比べたら十分高い部類だと感じます。
それなのに冒頭に書いたとおり、本人やる気なし。
たまに先生からお知らせごとのついでに子どもたちの様子などが書かれたメールがきますが、プラス評価もらっても家でたまに練習している音を聞くと明らかにレベルが上がっていないと感じるレベルだと思います。
そう何度も考えては、本人の意思を確認し、「ピアノ楽しいし、続けたい」という言葉を信じては、「ほんとに?」と疑心暗鬼になりながらも続けさせ、また数か月やる気がなさそうな状況を見ては確認ということをくり返していました。
ピアノの退会理由3:時間。通学も練習も時間がもったいない?
習い事をする場合、30分のレッスンとはいえ通学時間もあるし、練習時間も必要です。
以前は家でやることもそこまでなかったですが、年齢が上がるにつれ、ほかにたくさんのことにも興味が湧いているし、取り組ませたい学習も増えてきています。
身が入っていない、かつ優先度が高いともいえないピアノに時間を割くのは、「もったいない」にも似た感情が増えてくるようになりました。
子供自身も声には出していませんが、言動を見ている限り似たような感情を持っている節が何度かありました。
ピアノの退会理由4:目的。ないまま続ける意味はある?
子供に取ってプラスになるなら、本人がピアノ演奏が楽しいのであればと習わせたピアノですが、あくまで楽しいのはピアノ教室だけ。
子供は練習するほど好きではなさそうだし、親も必死に習わせたいわけではないので、子供を通わす目的がどんどん薄れていきました。
さらにピアノ教室も絶対通いたいという強い意識はありませんでした。
ただ続けるかどうか聞かれれば「(どちらかといえば)行きたい」くらいです。
また、前述したとおり、ピアノ以外にも興味があるものが増えていったため、この意識すら徐々に下がっていったように感じます。
最終決断・退会日は翌々月末に決定
さすがにまったく練習しないなら辞めさすと釘をさしても、数日経てば元通りの状態が数か月。
ダラダラと続けるだけの状態にようやくピリオドをつけることにしました。
ピリオドをつけるにあたり、子供とも改めて話し合いしました。
- ピアノを辞めた場合の空いた時間で何ができるか
- どのくらい費用がかかっているのか(お金については心配させないようにしているが、多少は意識はすべき)
- だれの希望でもない状態でダラダラ続ける状態になっている
そして、最後に。
いつもは子供自信がやりたいと思うなら続けさせるが…と言っていましたが、今回は「やりたい気持ちもあるかもしれないが、(親としては)一旦おやすみしてみて」と伝えました。
退会日は翌月末でも良さそうでしたが、子供が翌々月末を希望し、それで先生にも「家の都合で」として退会の旨を連絡しました。
子供がピアノを続けた理由
今までも継続するかどうかの話はふわっとしたことがありました。
そのたびに続けたいと言っていましたが、いくつかパターンがあったように感じます。
- まずは辞める理由がない
「ピアノ継続する? → レッスンは楽しい → 辞める明確な理由はない → なら続ける」の流れです。 - 次に罪悪感がある
「ピアノ継続する? → 辞めるっていうと、ピアノの先生は困る…? → 続ける」 - 自分で責任が持てない
「ピアノ継続する? → いろいろ迷っているけど、自分からは辞めるって決断しづらい → ピアノも別に嫌じゃないし、辞めるというよりも続けたほうが気が楽」
この3つだった気がします。最後のほうは罪悪感と責任のはざまにいた気がします。
「子供が決断するまで待つ」のも大切かもしれませんが、親の意見をやや優先させる形で背中を押すのも大切だと感じました。
退会が決まってからは晴れ晴れ
ちなみに翌々月に退会を伝えた後から、子供はほぼ練習しなくなりました。
言われればやりますが、のスタイルのままです。
さらに翌月(退会月の前月)には、「今月末退会でも良かったな」「なんで来月って言ったんだろ」など言い出す始末。
退会することが決まって、なんだかんだと子供の肩の荷が降りたようでした。
ピアノを習っていて良かったこともたくさん
ピアノの習い事については、やっておいて良かったこともあります。
小学校からのピアニカや音楽の授業が苦手にはなりませんでした。
また、人前に出るのが苦手だった第二子が勇気を出して自分からピアノ発表会に出ると言って出たのも、このお教室とずっと寄り添ってくださった先生のおかげだと思っています。
第一子は毎年1回、本人の希望で出ていて、第二子はずっと断っていました。でも、第一子が挑む様子を見て勇気を出して出場を決意しました
そのときばかりは本人もたくさん練習したし、本番までずっとプレッシャーに感じていたけれど、終わった後は笑顔で「出て良かった」と言っていました。
本人も成功体験として、とても良い経験をしたと思います。