わが家では毎年秋口に、お台場近くのホテルに宿泊して周辺施設を楽しむのが恒例になっています。
これまで、パナソニックセンター(2024年の閉館はとても残念でした…)をはじめ、キッザニアやレゴランドといったエンタメ性の高い施設を中心に一通りまわってきました。
子供が成長し、それらの施設を卒業気味になった2025年。
満を持して目的地に選んだのが「日本科学未来館」です。
ここは教育的価値が高いだけでなく、小学生以上の子供、そして大人も楽しめる、満足度の高い施設です。
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建て替え決定の科学技術館に行ってきた・1964年開館の歴史に幕
東京千代田区にある科学技術館の建て替えが決定しました。 工事の時期は調整中となっていますが、工事後の開業は2035年度を予定しているとのこと。 現時点で11年後 ...
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今回は平日(振替休日)を利用して訪れた際のリアルな混雑状況や、そして大人も夢中になる展示の魅力について、実体験をもとにお伝えします。
日本科学未来館:概要とアクセス
「日本科学未来館(通称:未来館)」は、お台場エリアにある国立のサイエンスミュージアム。
最新のテクノロジーから地球環境、宇宙の探査まで、「いま世界で何が起きているのか」「これからどんな未来をつくるのか」を、第一線の科学者や技術者の監修のもとで体験できる施設です。
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施設の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 住所 | 東京都江東区青海2-3-6 |
| 開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 火曜日(祝日や長期休み期間は開館)、年末年始 |
| 公式サイト | 日本科学未来館 (Miraikan) |
注意!半年間の閉館情報有り
2026年10月1日〜2027年4月中旬まで、施設整備のため約半年間の全館休館が予定されています。(参照:施設整備による全館休館のお知らせ [2026年10月1日(木)~2027年4月中旬]/日本科学未来館)
日本科学未来館の料金案内
国立の施設のため料金設定はとてもリーズナブル。
| 区分 | 常設展チケット |
| 大人(19歳以上) | 630円 |
| 18歳以下 | 210円 |
| 未就学児(6歳以下) | 無料 |
| 毎週土曜日は、18歳以下の方は常設展が無料! ドームシアターは上記の入館料とは別に、鑑賞料(大人310円 / 18歳以下100円)が必要です。 |
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日本科学未来館のアクセス情報
日本科学未来館は、お台場のシンボル「ダイバーシティ東京」や「パレットタウン」などがある中心部から少し離れた場所にあります。
- 住所
135-0064 東京都江東区青海2-3-6 - アクセス
新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」下車、徒歩約5分
新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
ほかにもバスを利用することも可能です。最新情報や詳細は、公式HP「交通案内/日本科学未来館」をご参照ください。
日本科学未来館:楽しみ方のポイントまとめ
「記事が長くて読みきれない!」という方のために、最初に各フロアの特徴をぎゅっとまとめました。
1. フロア別・見逃せない展示
| フロア | テーマ | ここだけは見て! | 特徴 |
| 3階 | 未来をつくる | 「老いパーク」 「ハロー!ロボット」 |
体験型ゲームが多く、子供が一番夢中になるエリア |
| 5階 | 世界をさぐ | 「ISS居住棟」 「地球環境」 |
宇宙や地球のスケールを「見て・感じて」学ぶエリア |
| 吹き抜け | シンボル | 「ジオ・コスモス」 | 巨大な地球ディスプレイ。フォトジェニックな場所。スロープからの眺めは圧巻です |
2. 混雑を回避して楽しむ3つのコツ
- 「老いパーク」は朝一番に: 3階で最も人気のコーナーです。「空いていたら迷わず体験」がおすすめ。
- 平日でも「社会科見学」に注意: 10:30~14:00頃は団体さんと重なることがありますが、班行動なので意外と隙間があります。
- チケットはオンライン事前購入: 現地チケットブースの列に並ばず、スムーズに入場できます。
3. 子連れパパ・ママへのアドバイス
- 1階の100円返金式ロッカーは必ず使う
身軽さが成功の鍵です。館内はかなり歩き回ります。 - 「ナナイロクエスト」は整理券をチェック
人気の体験展示は整理券制の場合があります。入場したらまず3階の受付状況を確認するのがおすすめです。
とはいえ、実は「おつかいマスターズ」で並び場所に迷った実体験や、実際の平日の混雑の様子など…。
より詳しい「現場の空気感」を知りたい方は、ぜひ続きもチェックしてみてくださいね!
【体験記】平日の日本科学未来館。館内はどんな様子?
2025年9月、学校の振替休日を利用して月曜10時に到着しました。
「平日だし、少しはゆったり見られるかな?」と期待していたとおり、屋外チケットブースは比較的空いていました。
現地で当日券を購入し、さっそく建物の中へ。
【1階】ロッカーや売店あり
まずは1階。ここは無料で入れる場所です。※時期によって特別展が開催していて、そこに行く場合は別途料金が必要になります。
入って奥左手側にはコインロッカー。1スペースにつき100円硬貨1枚で利用が可能です。
しかも使用後に返金されるので、少し荷物がある人はぜひ利用されることをおすすめします。
館内は広くて歩き回るので、鞄やバッグの中は貴重品・飲料・ティッシュ&ハンカチのみにして、それ以外は預けておきましょう。
常設展は再入場可能、さらにロッカー料金は返金されるので、万が一使うものを預けてしまっても、必要に応じて取りに戻ればOKです。
1階奥には売店やトイレもあります。トイレは3階の常設展内にもありますが、先にここで立ち寄っても良いと思いますよ。
【3階】常設展:未来をつくる(ロボット・AI・ネットワーク)へ
身軽になったところで、長いエスカレーターに乗ってさっそく3階へ。ちなみに施設に2階と4階は吹き抜けになっていてありません。
3階の入口でチケットを提示して、中に入ります。3階は最新のロボットやネットワークをテーマにしたエリアです。
「ハロー!ロボット」コーナーで、最新ロボットと触れ合う
入るとすぐに「ハロー!ロボット」コーナーが広がり、さまざまなロボットの展示を見ることができます。
さっそくテンションが上がる子供たち。AIBO(アイボ)をはじめ、LOVOTは「私の家にもいたらなー」などと言ってかわいがっていました。

本物みたいに動くAIBOに、子供たちも夢中
なかでもパロと呼ばれるセラピー用ロボットが一番のお気に入りに。アザラシの赤ちゃんのようで、毛並みも良く撫でているとたしかに癒やされました。
ほかにもAffetto(アフェット)という子供型のアンドロイドの展示や、布型タッチセンサーなどもあります。
「老いパーク」コーナーは、早めの体験がおすすめ
3階で(おそらく)一番人気だったのが「老いパーク」。3階入口を入って、右手側に位置しています。
目が見えにくくなったり、重りをつけて足腰が重くなったりする体験をゲーム形式で楽しめます。
子供は何度もやりたくなり、大人は試しに一回はやってみたい、そんなゲームが揃っています。列になることも多いので、もしも空いていたらすぐに行くことをおすすめします。
老いパークの体験型ゲームは7つ
「目」「耳」「運動器」「脳」の4つのカテゴリで、老化による変化を擬似体験できるゲームが用意されています。
- 【目】3つの〇〇なテレビゲーム
白内障による「まぶしさ・かすみ」で見えづらくなる視界をゲームで体験。 - 【耳】サトウの達人
高音が聞き取りにくくなり、似た音(サトウ、カトウ等)の判別が難しくなる。 - 【体】スーパーへGO!
足腰に重りをつけた状態で、毎日の買い物がどれほど重労働になるかを体感。 - 【脳】おつかいマスターズ
記憶力が低下し、一度に複数の頼まれごとをこなす難しさに挑戦。 - 【脳】笑って怒ってハイチーズ!
表情が乏しくなり、相手に感情が伝わりにくくなる変化を体験。

白内障の見え方を疑似体験。画面の変化に驚きながら夢中でプレイしていました。
子供はほとんどのコーナーを楽しめた!
子供は「笑って怒ってハイチーズ!」以外はすべてやりました。
とくに「おつかいマスターズ」が一番楽しかったようです。タブレットが何台か置いてあり、それをとって買い物をしていきます。
実際に動いて、商品を吟味して、かごにいれていくといった一連の動作がおままごとみたいで楽しかったのかもしれません。
「おつかいマスターズ」は老いパーク内でも特に人気ですが、展示スペースが開けているため、「どこが列の最後尾なのか」が一見して判断しづらい状況でした。
一応パーテーションはあるものの、タブレット付近に人が集まってしまうと、列に並んでいるのか、操作を眺めているのかが判別しにくく、悪気なく横から入ってしまうケースも見受けられました。
「ジオ・スコープ」コーナーで、地球の「いま」と触れ合う
3階の入口を入ってすぐ左手側には、近未来的な大型タッチパネル端末が5台並ぶ「ジオ・スコープ」コーナーがあります。
端末1台につきヘッドフォンが2個設置されていて、親子や友達と一緒に解説を聞きながら体験できるのが魅力です。
パネルを操作して、気になる地球のデータを選んで映し出すことができるのですが、私たちは特に以下の内容が印象に残りました。
- ビッグマックの価格変化
- 渡り鳥の移動ルート
- 世界の地震、東日本大震災の揺れと津波
ビッグマックの価格変化
ビッグマックの国ごとの価格の違い、「過去から現在にかけて、どう価格が変わってきたか」という時系列も見ることができます。
日本の物価が世界と比べてどう変わってきたのかが一目瞭然で、身近な食べ物で世界の変化を感じられるのが未来館ならではだと感じます。
渡り鳥の移動ルート
それぞれの生物の移動距離をグラフ化。なかでも突出している渡り鳥の移動距離・ルートは圧巻。
何千kmも飛ぶデータを地図と数値の両方で確認できるので、科学的な凄さがダイレクトに伝わってきます。
世界の地震、東日本大震災の揺れと津波
いかに日本が地震大国かがわかると同時に、東日本大震災がどれほどすごい規模の地震だったのかがわかるデータでした。
また地震による津波の影響範囲がどれほど広いのかもわかります。
東日本大震災の影響を受けていない子供も多いと思うので、一度見せておくことは、教科書や映像で見るのとはまた違う、データが語る圧倒的な事実に触れる貴重な経験になるのではと感じました。
なお、ジオ・スコープは2025年3月にも大規模なリニューアルがおこなわれるなど、展示内容が随時アップデートされています。
時期によって選択できるデータの種類が入れ替わったり、最新のものに変更されたりする可能性があるため、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。
そのほか3階の展示コーナー
3階には上記以外にも展示やコーナーがあります。
とくに「ナナイロクエスト」という「ロボットが活躍する未来のまちの観光ツアー」が楽しそうでしたが、整理券が必要で並んでいたため今回はいきませんでした。
「ジオ・コスモス」を見上げながら5階へ
3階の展示をひと通り楽しんだ後は、吹き抜け空間をぐるりと回るスロープ(オーバルブリッジ)を通って5階へ向かいます。
そのときに目に飛び込んでくるのが、日本科学未来館のシンボルともいえる巨大な地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」。

巨大な地球「ジオ・コスモス」。フォトスポットにおすすめ。スロープから見る姿も圧巻です。
頭上に浮かぶ大きな地球を、スロープを登りながらいろいろな角度で眺めることができます。映像も時間によって変わるので、見ていて飽きません。
また、スロープ(オーバルブリッジ)には、これまでに宇宙へ飛び立った宇宙飛行士たちの顔写真もあるので、知っている顔を探すのも楽しいかもしれませんね(前澤さんもいますよ!)
【5階】常設展:世界をさぐる(宇宙・生命・地球環境)
5階は3階のテクノロジー中心の雰囲気とは打って変わり、宇宙や生命といった壮大なテーマのエリアが広がります。
国際宇宙ステーション(ISS)の居住棟の中に入ったり、「100億人でサバイバル」コーナーにある赤いワイヤーが張り巡らされた巨大な装置を見たりできます。
3階と比べると「動いて学ぶ」ではなく、「見て学ぶ」が多い印象でした。
5階の展示は上の学年向きかも?
下の学年にはすこし難しい展示がある5階。そのなかでも一番滞在時間が長かったのが「プラネタリー・クライシス」コーナーです。
ここでは、自分の映像を映して氷が溶けて海面が上昇したときに身体のどこまで海面がくるかなど視覚的に見せてくれます。
また、地球環境にできる対策として、アイデアを自由に投稿するところもありました。

「プラネタリー・クライシス」の展示物のひとつ。地球環境を「食」の視点から体験。
上の子は「細胞たち研究開発中」コーナーに並んで体験していました。
そちらには夫が付き添ったのですが、「体験というよりも学習の意味合いが強かったけど、楽しかったよ」とのこと。
下の子は自らが行動して反応がある場所のほうが好きなので、5階をグルッと見て小休憩した後、また3階に戻っていました。
平日は小学生の「社会科見学」遭遇率高し!
訪れた日は平日の月曜日。開館直後は空いていましたが、10時半を過ぎたあたりから徐々に賑やかになってきました。
その理由は、この時期ならではの「小学生の社会科見学」です。
団体さんが入ると、以下のコーナーは一時的に「小学生率」がグッと高くなります。
- 3階「老いパーク」
特に「笑って怒ってハイチーズ!」はずっと行列で今回は断念…。 - 3階「ナナイロクエスト」
整理券が必要なため、断念しているグループも見かけました。 - 5階「細胞たち研究開発中」
班行動の子供たちで賑わっていました。
幸い、3校が時間差で訪れていたため、館内がパニックになるような大混雑はありませんでした。また、高学年の子たちが多かったのか、マナー良く見学していたのが印象的です。
日本科学未来館は大人も子供も「未来」を自分ごとにできる場所
最初は「教育要素が強くて、遊びに来るには少し堅苦しいかな?」と思って後回しにしていた日本科学未来館。
実際に行ってみると、広々とした空間と最新テクノロジーの展示物に驚きました。
また、「老い」や「地球環境」といった身近なテーマを視覚的に体験できるなど、とても有意義だったと感じます。
今回は時間の都合でドームシアター(別途、有料)やレストランなどは利用しませんでしたが、展示を見るだけでも十分すぎるほどのボリュームと満足感がありました。
訪問時のチェック・ここは抑えておこう!
今後もしも訪問される場合は、以下チェックしてみてくださいね。
- 入場チケットは事前購入が吉!(特に土日は必須)
- 1階の返金式ロッカーを活用して身軽に!(3階・5階の中はかなり広々しているので、意外に歩きます)
- 「老いパーク」は空いていたら即体験!(並び順が分かりにくい時は、少し様子を見てから合流がスマート!)
- 社会科見学軍団と被っても、平日なら大きな混乱はないはず。グループ行動しているので、それ以外の空いているコーナーを狙う!
最後に。訪問時期&長期休館にはご注意を!
機会があればぜひ訪れてほしい未来館ですが、冒頭でもお伝えしたとおり、2026年10月1日から約半年間、リニューアルのため全館休館が予定されています。
リニューアル後はよりパワーアップした内容になっていると思うので、万が一予定が合わず行けなかった場合はリニューアル後を楽しみに計画を立ててもらえればと思います。
逆にリニューアル前に行けた人は、リニューアル後も再訪して、その違いを楽しむのも手かもしれませんね。
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