Z会の中学受験コース・小学3年生について。
段々と時期がズレてしまったことと、1ページが長くなりがちなので今回は国語と社会の8月号と9月号の2か月分をまとめてお伝えします。
※料金、学習内容は記事執筆時点のものです
契約内容:Z会中学受験コース、トータル指導プラン
8月9月時点で契約していた情報は以下です。
- 国・数 トータル指導(難関コース)
- 理・社 トータル指導(コースは選択できない)
- 総額:149,600円(小学3年4月号~1月号の10か月一括払)
国語、理科、社会は追いついているようですが、算数は毎月落ち込んだり泣いてしまったり、テストも簡単ミスが多いなど危険な状態が続いています。
元々算数は苦手傾向だっただけに、Z会の算数も親のフォローがないときついようです。
1年間(1月まで)は続けたいと思うものの、算数は日々「だめかも」「あ、でもいけそう」「いや、やっぱりむりかも」という思いをくり返しています。
8月・9月号の国語|小3・Z会の中学受験コース
子供が比較的好きな国語。
改めて子供が取り組んだテキスト(エブリスタディ アドバンスト)を見返してみると、丁寧に取り組んでいる様子が伺えます。
「言葉の学習」で言葉の種類や同音・同訓のケースを学ぶ
8月号は「類義語・対義語」
8月号は類義語と対義語を学びます。
類義語も対義語も、難しい内容ではありません。もしも類義語や対義語の意味がわからなくても、漢字から「にている言葉」「反対の意味の言葉」を指していることが推測できると思います。
練習問題は少ないので、別冊の「毎日練習ブック」の方で練習をかさねていくことになりそうです。
9月号は「同音異義語・同訓異字」
漢字が並ぶので見た目が難しい印象の「同音異義語・同訓異字」。
ただし、これも漢字をみればなにを指しているのかが推測できると思うので、単純にそうした表現(言葉)があることを学ぶことが目的です。
解説はかなり丁寧に書かれているので、それを読めば大体理解できるはず。これもあとは語彙を増やし、漢字を書けるようにして、練習をくり返す。この3つを何度もやっていけば良さそうです。
ちなみに、「語彙を増やす」に関しては、ことわざ、慣用句、1200の言葉など、学習まんがも役立っているようです。
ほかにもあるので、なにかの折にまとめて紹介できたらと思います。
「文章表現」テーマはさまざま。得意不得意わかれそう
文章表現の課題は、もう絵がありません。
ただひたすらにテーマに沿って書いていくのみです。
8月号は「宝物を書く」がテーマ
8月号は自分の宝物を書くことがテーマです。
文章を書くポイントが例文など書かれているので、まったく書けないということはないと思います。
ただし、問題は2文書くように指示があって、2つ目は書く枠も広いうえに、「枠の最後まで使って書こう」という指示付き。文章表現が苦手な子にはキツイかもしれません。
子供は自分の紹介文を書くことも苦ではないので、すらすら鉛筆を走らせていました。文章の良し悪しはともかくとして、きっちり最後まで埋めるほど。
付記
ただ下の子はどちらかというと理系派。
ハイレベ100の文章問題もわからなかったり、Z会の国語でも「話す」「書く(自分のことを文章表現する)」が苦手なようです。
第一子のときはこうしたことはありませんでした。反面、ハイレベ100の算数がボロボロでした。
まだ学年も下なのでどうなるかわかりませんが、もしかしたら文系が苦手傾向な下の子は、文章表現・作文はつまづくかもしれないと感じます。
9月号は「3つの言葉で話作り」
お題となる単語がいくつかあるので、そこから3つの言葉を決めて文章を2つ作ります。
お話作りなので想像力が試される問題ですが、これも得意分野だったようで子供は枠いっぱいに物語を書いていました。
実際に読んでいましたが、絵本のような独特な世界観があるお話だったように思います。
タブレットの答えでは例文が書かれていて、そちらはさすがに文章の質が高いように感じます。なにがどう高いのかといわれると難しいのですが、いわゆるキレイな文章でした。
子供は「さすが答え。こっちもおもしろいね。」と興味深げに読んで、読み物として楽しんでいたようです。
「総合テスト」は悪くない結果
総合テストを改めて見返してみると、そこまで悪くない印象を持ちます。
8月号は類義語・対義語でミスあり。大問で落とす
対義語も類義語もどちらも言葉を知っていないと解けない問題です。
ミスがあるということは、まだ語彙力が足りないのかもしれません。
さらに大問で1つミスがあったため、平均点くらいの点数でした。
9月号は平均点もやや高い
9月号は漢字1問ミス、同音異義語や同訓異字は全問正解でした
文章問題では、1問選ぶ問題で間違え。そして大問で脱字があって-1でした。
ほぼ1問ミスのみでしたが、今回は平均点が80点以上と高かったため、順位はちょうど真ん中くらいに位置していました。
8月・9月号の社会|Z会の中学受験コース
社会はあいかわらず一般常識としての読み物として取り組んでいるため、とくに負担がなく進めているようです。
「体験ノート(体験学習)」状況によって難しい
8月号は「古いものを探す」
8月号は家の中で古いものを探して、レポートにまとめる課題が出ました。
家に古いものがありません。
おそらく親から引き継いだ土地や戸建てに住んでいる方であればあるかもしれませんが、そうでない人は揃えられない人が多いかと思います。
どんなに古くても平成からのもので、かつ、これといって目立つものはありませんでした。
どうしてもないため、いわゆる昭和のものが載っている本などを借りてみましたが、知識としては知っているのであえて本で見る必要はなさそうな印象でした。
ちなみに借りたのはこの本「おばあちゃんの小さかったとき」。
付記
余談ですが、この本、数年前は「母さんの小さかったとき」というタイトルでした。1950年代から1960年代ころの暮らしを描いた絵本で、1988年に刊行。
しかし、今ではそのころに子供時代を過ごしたのは今で考えるとおばあちゃん世代。そんな理由から2019年にタイトルを変えた改訂版が発売されたのかもしれませんね。
本でしか昔の物に触れることができなかったのですが、ちょうど秋に校外学習で公園や昔の暮らしを展示している場所に行きました。
昔の教室や展示物、戦争に関すること、防空壕なども見学できたとのこと。
事前にZ会で昔のものに関する課題が出ていたこともあって、とても興味深かったそうです。
9月号は「グラフと地図」農作物について
9月号はグラフと地図を基に、農作物の生産量や様子を学びました。
地図に色を付けながら、どの地域にどの農作物が多いのかを意識すると共に、棒グラフや折れ線グラフの違いなども知ることができます。
また、「ハウスさいばい(ハウス栽培)」「ろじさいばい(露地栽培)」の説明もありました。
ハウス栽培はともかく、露地栽培という言葉はあまり聞き慣れないですよね。それぞれのメリット・デメリットも解説されていて、わかりやすかったと思います。
「総合テスト」で問われる地図を読む力
社会は問題の文章を読んでいけば、大体設問で選択するべき解答記号がなんとなく予想できます。そのため、平均点も比較的高いです。
子供も大体正解するのですが、地図を読み解く力は弱いようです。
だいたいその問には引っかかることが多く、8月号もミスがひとつ。9月号では日本地図の問題で地名を覚えていなかったのでミスが出ました。
社会は一般常識・基礎知識として問われる問題も多く出るので、そのあたりをカバーしていく学習も必要そうです。
国語と社会の問題点
国語と社会は今のところ大きな問題は起こっていないようですが、やはりテストでミスしたところを見ると、基礎・基盤をおろそかにしている部分もあって、いつか大きく足元をすくわれるのではと感じます。
たとえば国語であれば、漢字力、語彙力。さらに毎月「言葉の学習」で習った部分など。
社会でいえば、一般常識、地図を読み解く力、日本地図(地名)。
今後は政令指定都市とそれぞれの人口、世界地図や情勢など、覚えることがたくさんです。
今のうちに覚えておかないと、あとで覚えることが多すぎて手がつけられなくなることでしょう。
とはいえ、中学受験を考えていない子供にとっては、これ以上の学習を望むのはなかなか厳しいため、たまに間違えた漢字を復習させるぐらいでそれ以上の口出しはできていない状況です。
算数と理科はまた後日掲載できたらと思います。