こんにちは、とはのです。
以前見守りGPS「まもサーチ2」の話をしましたが、その後「まもサーチ3」を追加購入しました。その経緯と使用感をお伝えします。
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まもサーチ3とは
「まもサーチ」とは「GPSの位置情報を使った見守りサービス」です。
2022年3月末までは株式会社IoTBankが運営していましたが、同年4月1日よりBBソフトサービス株式会社が運営。
同社のプラススタイル事業(以下、「+Style」)が担当することとなります。また、この時点ですでに販売されていた「まもサーチ2」の正式名称は、以降は「+Style まもサーチ2」になりました。
まもサーチ3の性質
まもサーチは2020年4月17日にリリース。以降、機能や形をすこしずつ変えて、本記事執筆時点では「+Style まもサーチ3」(以降、+Styleは省略して記載)が最新機種として登場しています。
旧機種(まもサーチ2)との変更点
旧機種のまもサーチ2とのおもな改良点は
- バッテリー(電池持ち)がパワーアップ
- 充電方式「USB micro-B」から「USB Type-C」に変更
が挙げられます。より細かい違いや性質は以下をご参考ください。
まもサーチ2 | まもサーチ3 | |
型番 | B-MS-20 | PS-MMS-G01 |
サイズ | 45×45×15mm | 49×49×15.5 mm |
本体重量 | 36g | 39g |
通信方式 | LTE-M(Cat.M1) | LTE-M(Cat.M1) |
通信可能エリア | SoftBank LTE通信エリア | SoftBank LTE通信エリア |
測位方位 | GNSS(GPS/みちびき QZSS/BDS/ GLONASS) /WiFi/基地局測位 |
GNSS(GPS/みちびき QZSS/BDS/GLONASS) /Wi-Fi/基地局測位 |
センサー | 加速度センサー | 加速度センサー |
充電時間 | 約3時間 | 約3時間 |
稼働時間 (1度の充電で できること) |
頻度優先モード(1〜2分) →1週間〜2週間 バッテリー持ち優先モード(3〜4分) →2週間〜1か月間 OFF →1~2か月間 |
頻度優先モード(1〜2分) →最大6週間 バッテリー持ち優先モード(3〜4分) →最大2か月間 OFF →最大2カ月間 |
充電方式 | USB micro-B | USB Type-C |
防水/防塵 | 生活防水・防塵IP65 | 生活防水・防塵IP65 |
使用環境 | -10℃~50℃ | 温度:-10℃~50℃/ 湿度:10~90%(結露なきこと) |
専用ソフトカバー | 全4色 | 全10色 |
参考までにまもサーチ2と3の比較写真です。
まもサーチ2のほうはかなり汚れています。カバーもつけていましたが、落としたり引っかけたり…子供がけっこう雑に扱っていました。
画像を見てみるとまもサーチ3のほうがやや丸みを帯びていますね。充電の差込口も形が違います。
横にピッタリ並べてみると、まもサーチ3のほうがすこしだけ大きいことがわかります。
まもサーチ3の価格
価格は5,280円(税込)。
通信料(使用料)は月額528円(税込)。年額にすれば5,500円(税込)で、お得になります。
まもサーチ3の特徴と使用感
まもサーチ3を買ったのは、第二子が小学校に上がるとき。
さまざまな見守りGPSが販売されていたので、別のサービスを利用しようかと思いましたが、第一子がまもサーチ2を使用していたので同じサービスを利用したほうが管理しやすいだろうと、まもサーチ3を採用しました。まもサーチ2ではなく、まもサーチ3にしたのは、単純に最新機種がまもサーチ3だったからです。本体価格も同一(まもサーチ2は若干割引されていましたが)だったので、あえてまもサーチ2を選択する必要性もありませんでした。
まもサーチ3の特徴とともに、使用感をお伝えします。
まもサーチ3の特徴・履歴は90日間保存
まもサーチの履歴は90日間保存されます。
付記
正直そこまでの期間は必要ないです。見返すことはほとんどないと思うので、2~3週間でも十分という方も多いかもしれませんね。
ただ、個人的に2週間未満は若干短く感じるので、1か月くらいあれば良いなと感じています。
まもサーチ3の特徴・エリア設定で通知
まもサーチを持った人(子供)が設定したエリアに出入りすると、アプリに通知が届くような設定が可能。
登録件数は最大100件。学校や塾・習い事の場所など、よく行く場所をエリア設定すると安心です。範囲はおよそ半径0.1km~1km以内で設定できます。
付記
これが最大のウリ。わが家では学校・自宅・習い事の場所を設定しています。
毎朝「◯◯が自宅を出ました」「◯◯が小学校に入りました」など通知がくるようになっています。
こうした機能は、ほかの見守りGPSでもあるかもしれませんね。
まもサーチ3の特徴・ボタンで現在地を発信
まもサーチには中央にボタンがついており、長押しするとアプリに現在地が発信されます。
たとえば緊急事態があったときに子供がボタンを押せば、親がすぐになにごとかを気づくことができます。
付記
この機能はあれば便利だと思っていましたが、実際はあまり必要性を感じません。理由は『通知しかできないから』です。子供からなんらかのアクション(メッセージ)など受け取れたら便利かもしれません。
ちなみに第一子のとき、まもサーチをランドセルのベルトにある金具に付けていましたが、友達が興味本位で押す、ランドセルを置いたときに押すなどといったトラブルもあったため、余計な心配をすることになったことも。
まもサーチ3の特徴・位置情報の精度
まもサーチ3は、LTE通信網・衛星測位システムのほかに、衛星電波が届かない屋内や地下でもWi-Fi(ソフトバンクLTEのエリア内)を利用して位置情報を更新しています。
どんなルートで通って移動しているかはアプリの地図上で表示され、いつでも確認可能。
位置情報の更新頻度は、1~2分ごとに更新する「頻度優先モード」、3〜4分ごとに更新する「バッテリー持ち優先モード」、「OFF」の3種類から選ぶことができます。
付記
まもサーチ2でも同じ方法で位置情報を取得していたので、まもサーチ3になったからといって精度が上がったとは感じられませんでした。
更新のタイミングによっては、子供が建物の中を突っ切っている表示になったり、一本違う道を通っていたり。また、時折学校内にいるのに、「学校を出ました」「学校に入りました」といった通知が何度もきたりすることも。位置情報の精度は、スマホの位置情報に比べるとやや劣るような気もします。
ただ、そこまで厳密な位置情報でないといけないという理由もないので、多少の誤差として受け入れています。
まもサーチ3の特徴・豊富なカバーケース
まもサーチ3は専用のカバーケースが豊富。まもサーチ2は全5色だったのに対して、まもサーチ3では全10色です。
カバーの価格は1,780円(税込)
付記
まもサーチ2と比べると、ピスタチオ、ターコイズ、ライムなど、すてきな色合いが多く、子供も色選びに迷っていました。
不満があるとすれば値段が高いこと。小さいソフトカバーなのに、下手したらスマホのカバーケースよりか高いです。
専用カバー以外にピッタリあうカバーが無かったので結局これを選びましたが、もうすこし安価でも良いような…というのが正直な感想。
まもサーチはどこにつける?現在はランドセル内へ
まもサーチは以前はランドセルのベルト金具に付けていましたが、まもサーチを落とすことが1年で数回ありました。
まもサーチのフックは、すこし強い力を加えれば外れる仕組みになっています。
はずれないと逆にどこかに引っかかったときに危ないので、この仕組みであるのはしょうがないのですが、子供はランドセルをロッカーに入れたとき、移動させたときなどに気づかず外してしまうことが多かったようです。
そこで、ランドセルの中にあるサブポケットに入れるようにしましたが、それでも落とすことがあったので最終的にファスナーがある前ポケットに入れる形で落ち着きました。
今のところ位置だけ確認できれば良いので、まもサーチをランドセル内にしまうことで特段困ることもありません。失くすよりかは、これで良いかと思っています。
見守りGPSはやはり必需品『とくに小学1年生』
まもサーチがあるおかげで、子供の登下校に対する心配がかなり減りました。
とくに小学1年生は登下校は親の付き添いがないので、無いといろいろ不安だったように思います。
まもサーチではなく他社の見守りGPSサービスでもいいので、お子さんの安全確認のために取り入れてみてはと感じました。