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朗報!RSウイルスワクチンが妊婦の定期接種に【2026年4月】

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朗報!RSウイルスワクチンが妊婦の定期接種に【2026年4月】

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こんにちは、とはのです。

2025年11月19日、RSウイルスワクチンを妊婦を対象に定期接種とする方針がかたまったというニュースが出ました。
RSウイルスというと、わが家でも乳児が感染し、入院の一歩手前でとても大変だった記憶があります。

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私は出産後にRSウイルスの存在と重大性を知ったのですが、妊娠中のときから知っていたほうが良い情報も多いです。
今後妊娠の可能性がある人は、定期接種情報も含めて確認してみてください。

RSウイルスとは?

そもそもRSウイルスとはなんでしょう。
以前の記事でも紹介しましたが、RSウイルスとは、RSウイルスによる急性の呼吸器感染症です。
生涯に渡り、何度も感染と発症をくり返すウイルスで、世界中に分布し、2歳までにほぼ100%(つまり全員)が感染するといわれています。

症状は以下で、一見風邪のような症状が出ます

  • 発熱(初期症状)
  • 鼻水

ひどくなると

  • 呼吸困難
  • 喘鳴(ぜんめい・ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音)

熱が下がっても症状(咳・喘鳴・鼻水)が残ったままといった状態だった場合は、RSウイルスの可能性が高いです。

なにが問題?なにが重要?

厚生労働省は、初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快する一方、残りのおよそ3割は咳が悪化し、ゼーゼーという呼吸がしにくくなる症状の「喘鳴(ぜんめい)」や呼吸困難、気管支炎の症状が増加するとしています。
また、RSウイルスは低年齢児(1歳未満、とくに生後6か月未満)ほど重症化しやすく、肺炎や気管支炎などをひこおこし入院する可能性が高い感染症です。
重篤な合併症として、無呼吸発作、急性脳症等のほか、生後1か月未満で感染した場合は、突然死に繋がる無呼吸発作を起こすこともあります。

【参考サイト】

つまり、問題となるのは出産後の乳幼児への感染と、それによる重篤化です。そのための予防策が重要となっています。

RSウイルスワクチン「アブリスボ」の登場

RSウイルスは接触感染と飛沫感染によって広がります。

予防法として抗体製剤投与があるものの、対象はハイリスクの乳児に限定されていました。
そのため、一般的な予防策は、日常的に触れる箇所のアルコール消毒や手洗いなどが主流でした。

重篤化しやすい乳幼児への予防、もうすこしどうにかならないのかな
女性アイコン2(困り顔)

しかし、2024年(令和6年)5月31日からはRSウイルスワクチン(アブリスボ)の使用が国内で可能となったことで、予防の幅が広がります。

「アブリスボ」による予防

RSウイルスワクチンは2種類あり、そのうちのひとつ「アブリスボ」は60歳以上の成人だけでなく、妊婦も摂取することができます。

なぜ妊婦を対象にしているかというと、摂取した母体で作られた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんへと移ります。
これによって、赤ちゃんは抗体を持った状態で生まれて来るため、乳幼児の感染予防につながります。

臨床試験でも効果が裏付けされています。
世界18か国の約7,000人の妊婦さんを対象に実施された試験では、重症下気道疾患のリスクが、出生後90日以内の乳幼児で81.8%減少、出生後180日以内では69.4%減少という結果を得られました。

【参考サイト】

「アブリスボ」摂取可能な妊婦(目安)

アブリスボを摂取できる妊婦は、妊娠後期の24週~36週とされています。

病院によって、対象となる妊娠週数が異なることがあるため、もしも摂取を希望している場合は、かかりつけ医院に相談してみてください。

女性アイコン(通常)
臨床試験では、妊娠28週以降に接種した方がより高い予防効果が示されたという情報があるため、28週以降を推奨期間としている医院も多く存在しているようです。相模原協同病院もそうでした。
また、後述する定期接種は妊娠28~36週を対象としているため、28週前から摂取が可能な医院であっても、特別な理由がない限り28~36週を目安にするほうが良いかもしれません。

【参考サイト】

「アブリスボ」の費用(目安)

アブリスボの費用は2025年現在は任意接種で自費のため、1回3万~4万程度かかります。
週数と同じく、病院によって設定金額が異なります。

1回3万~4万はやや高いため躊躇する人も多いかもしれませんが、これが2026年4月より定期接種となります。

RSウイルスワクチン「アブリスボ」の定期接種化(2026年4月~)

2025年現在、RSウイルスワクチン「アブリスボ」は任意接種のため、自費で3万~4万かかります。
しかし、今回ニュースになったのは、これが定期接種となるといったものです。

定期接種となれば、国や市区町村が費用を負担するため、原則無料で摂取することができます
開始時期は2026年4月を予定。

「母子免疫ワクチン」という母親の体(胎盤)を通じて胎児に抗体を移すワクチンが定期接種の対象になることは、日本で初ということでも注目を浴びました。

私がいま妊娠していたら

今回この記事を書くにあたり、妊婦がRSウイルスのワクチン摂取できるようになったのは2024年5月からだったということがわかりました。

女性アイコン(うーん)
私が妊娠中そんなワクチンがあるって知らなかったのは、まだ日本で摂取可能じゃなかったからなんですね

もしも私がいま、もしくはこれから妊娠したとしたら、確実にこのワクチンの摂取を希望していたと思います。
任意(自費)だったとしても摂取していました。そう決心させるくらい、1歳未満だった子供がRSに罹患して辛い状態でした。

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どんなに手洗いうがいをしていたとしても、上の子が保育園・幼稚園に通っていたり、自分も感染症が多い環境で仕事をしていたりしたら、予防は難しいと感じます。

女性アイコン(困り顔)
実際にRSウイルスにかかった子供は、上の子からの感染が濃厚でした。
上の子もおそらく保育園で感染したと思われます。
ただし上の子がいたクラスは全員ちょっとした風邪症状だったので、保育園ではRSウイルスだとは思っていなかったと思います

安全性が高いワクチンですし、さらに定期接種になるならば、今後摂取する妊婦も増えるのではないでしょうか。
強制ではないですが、主治医やご自身・ご家族との相談のもと、摂取を考えてみてはと思います。


女性アイコン(通常)
今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。 以下は最新記事や、わが家の通信教材についてです

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