夏休みのお盆の時期。
事前のネット情報で、それなりに混雑という情報を得ていた『多摩動物公園』に行ってきました。
しかし、実際に行ってみて思ったことは、
『ネットの情報を鵜呑みにしてはいけない』ということと、
『多摩動物公園ってすごい』ということ。
個人の好みにもよりますが、都心の動物園よりかこちらのほうが楽しめました。
(子供連れなら、こちらのほうが良いのでは……)
今回は
・これから行く人向けに『多摩動物公園の基本情報(利用時間・料金・行き方)』
・実際に行った感想を知りたい人向けに『行った人から見た多摩動物公園(感想)』
をまとめました。
今後行くことを予定している人は、参考にしてください。
多摩動物公園の基本情報
多摩動物公園は、東京都の日野市にある動物園です。
(名前は間違える人もいますが、名称は『多摩動物園』ではなく、『多摩動物公園』)
1958(昭和33)年の5月5日に開園され、60年以上もの歴史があります。
多摩動物公園の広さは52.3ヘクタール。(多摩動物公園の公式Twitterより)
東京ドーム約11個分の広さのおかげか、一種類ごとの動物たちのスペースも広く、動物たちのいきいきとした姿を見ることができます。
利用時間
利用時間は9時30分~17時。
入園および入園券・年間パスポートの販売は16時までです。
ただし、一部の施設(昆虫園やコアラ館など)は、16時半で閉館。
また、16時を過ぎると見ることができない動物もいるので、早めの観覧をおすすめします。
季節によって閉園時間が変わることも……
多摩動物公園は季節によって、開いている時間が変わることがあります。
たとえば、夏のある時期は『ナイトサファリ』といって、閉園時間が20時になります。
ナイトサファリのときしか見ることができないイベントも多数あるため、行く時期が決まったら、一度公式HPを確認することをおすすめします。
休園日
多摩動物公園の休園日は、水曜日です。
ただし、水曜日が祝日のときや年末年始、お盆の時期(8/13~8/15)は、開園していることもあります。
料金(入園料)
多摩動物公園の入園料は、一般が600円、中学生が200円、65歳以上が300円です。
……安い!
しかも、小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料です。
(中学生は生徒手帳を持参する必要があります)
そのほかに団体割引(20名以上)や年間パスポートもあります。
また、みどりの日(5月4日)、開園記念日(5月5日)、都民の日(10月1日)は無料開園日です。
ただし、こういう日は混雑する可能性が高いので注意。
アクセス方法・交通手段
休日は道路が混むので、車ではなく電車やモノレールがおすすめです。
京王線や多摩モノレールを使った場合、「多摩動物公園駅」から徒歩1分。
車を使う場合は、多摩動物公園には障害者用駐車場はありますが、一般駐車場はないため、駐車場情報の事前確認は必要です。
多摩動物公園の住所・地図
〒191-0042 東京都日野市程久保7-1-1
電話:042-591-1611 FAX:042-593-4351
乳幼児への配慮(ベビーカーの貸出、授乳、トイレ)
入園してすぐ右手側(ウォッチングセンターの向かい側)に、ベビーカーの貸し出しがあります。
ベビーカーは、生後7ヵ月~4歳児(体重18kg)の子供が使えるB型ベビーカーのみ。
1日1台500円です。
そのほか、授乳室(4か所)やミルクを作る場所、子供用トイレや離乳食を温めるレンジなども配備。
場所については、公式HPに記載されているので、チェックしてくださいね。
よくある質問/多摩動物公園
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/faq/index.html#q23
乳幼児をお連れの方へ
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/infant_care.html
多摩動物公園。行った人から見た動物園の様子
実際に行ったのは、お盆の時期の日曜日。
ネットの事前情報で、多摩動物公園はお盆の時期はめちゃくちゃ混むと書かれていたので、もしも混んでいたら、同じ多摩動物公園駅にある『京王れーるランド』か『京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)』へ行こうと計画を立てていました。
そこも混んでいたら、散歩だけして別のところへ行くか、くらいのゆるい計画でした。
お得! 多摩モノレールとのセット券
多摩動物公園までは、多摩モノレールを使いました。
ネットでは入園するところが混んでいると書かれていたので、事前購入できる方法を探していたところ、多摩モノレールと多摩動物公園の入園券がセットで売られていることを知りました。
『多摩動物公園 モノレール セット券』は多摩モノレールの券売機で買えて、
なんと、1000円
もしも多摩センター駅から行くとしたら、
多摩動物公園駅までが片道260円(往復520円)。
立川南駅から多摩動物公園駅までは片道310円(往復620円)。
多摩動物公園の入園料は600円なので、
多摩モノレールを使用する人のうち往復の運賃が200円以上になる人は、絶対お得。
さらに入口で入園券を買わなくて良いし、並ばなくて良いし、良いことずくめ。
とてもおすすめですよ。
ちなみに多摩モノレールは、先頭席だけ進行方向側に向いています。
もし始発駅から乗るのであれば、ここを狙うのがおすすめ。
小さなお子さんや電車好きなお子さんであれば、とても喜びますよ。
多摩モノレールで多摩動物公園駅へ。実際の混雑状況は…?
多摩モノレールで、多摩動物公園駅に到着。
改札手前横には、タスマニアデビルの顔パネルがあるので、お子さんとかは顔をはめてみても楽しいかも。
改札を出て、エスカレーターを降りている途中の右手側、『京王れーるランド』と『京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)』が見えてきます。
本当に駅前なんだと実感。
多摩動物公園はそれら2つの施設とは反対側なので、左手側に向かえばOKです。
道なりに通ればすぐに入口に着きます。
そして、混雑状況はいかに……。
めちゃくちゃ空いていました!
これが正門前の様子です。
お盆時期の日曜日、9時40分くらいに着いたのですが、余裕で入れます。
事前のネット情報はなんだったのかと思いつつも、たまたま運が良かっただけなのかもしれないので、どちらが正しいということはないのかもしれません。
しかし、気構えていたわが家にとっては拍子抜けの結果に……。
ネットの情報をあまりに鵜呑みしすぎて、行動範囲を狭くしすぎるのも良くないのかもしれませんね。
多摩動物公園の様子
多摩動物公園は本当に広大。
まず正門を抜けたあと、どのルートからまわるかで迷います。
正門からの地図の一部がこちら。
※地図全部を見るときは、こちらのページを見てくださいね。
園内マップ/多摩動物公園
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/map.html
多摩動物公園の混雑しか考えていなかったので、園内に入ったらノープランのワタシたち……。
とりあえず、道なりに真っすぐ進みます。
すると、向かって右手側に『ソデグロヅル』のエリアが。
ソデグロヅルから歓迎を受ける
入口近くにいるソデグロヅルのエリア。
開園直後だからかはわかりませんが、ソデグロヅルたちはエリアを縦横無尽に動いたり、大きな声で鳴いたりと、見ごたえがあり、子どもたちはしばらく釘付け。
最初のエリアなのに、数分そこで眺めていました。
そして次のエリアへ……。
おすすめエリア:ウォークイン・バードゲージ
ヤギ、うさぎ、順にまわりますが、みんな暑くてすこしグッタリの様子。
そんななか、『ウォークイン・バードゲージ』エリアに着きます。
いろんな鳥が放し飼い(?)されているようで、鳥と1メートル(以内?)の距離のところも。
一応道と鳥のいるエリアは分かれてはいますが、柵はないし、鳥がこちらに向かって来ないのか少しビクビク。
しかし、そんな心配をよそに、鳥たちは普段通りの行動のまま。
いままで行った動物園では、柵なしでここまで間近で見たことはなかったし、とても貴重な体験でした。おすすめ。
おすすめエリア:カンガルーエリア。カンガルーが真横
カンガルーの大群のすぐ横を通ることもできました。
こちらもウォークイン・バードゲージのように動物との距離がとても近かったです。
柵はあれど、またいで通れるくらいの高さで、カンガルーが押し寄せたらどうしようといった考えがよぎるほど……。
子供は知っている動物がすぐ横にいて、興奮していました。
カンガルーのエリアも、なかなか味わえない距離感なので、ぜひ訪れてみてほしいです。
おすすめエリア:インドサイ
(インドサイはうまく撮れなかったので、写真ACさんからの写真です)
サイは見たことがありましたが、インドサイは初めて。
インドサイって、本当に鎧をまとっているかのようなんです。そして巨体。
思わず「ドラ●エに、こういった敵がいたような……」と思ってしまうほど、がっしり・どっしりしています。
圧倒される大きさや強さを感じるインドゾウ。写真やテレビとは別に、ぜひ実物を見てもらいたいです。
飲食コーナー:コアラ下売店休憩所内
ところどころ屋外で『●●ひろば』と書かれた休憩所はあったのですが、真夏に行ったこともあり休んでいるひとはほとんどいませんでした。
わたしたちは『コアラ下売店休憩所内』で一休み。
ちょっとした軽食と飲み物が売っているところで、屋内はクーラーがついています。
かき氷を買い、施設内にある無料のお水を飲んで、小休憩。
11時ごろに行きましたが、中は2~3組しかいませんでした。
ホール内は132席あるようですが、時期によってはお昼時は満席になるようなので、入園したときの混雑具合を見て、早めに休憩をしたほうが良いかもしれませんね。
フードショップ/多摩動物公園
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/restaurant.html
まわれたのは半分くらい……
その後は子供たちも疲れてきてしまい、バスに乗って回ろうかと思ったのですが、バスもそれなりに混んでいて乗れず。
次を待とうとするも、子供たちが帰りたがってしまったので、休憩所からゾウを見るルートを通りながら正門へ。
見ることができたのはおそらく半分にも満たなかったかもしれません。
シャトルバスも運行しているが……
園内を効率的にまわるには、どの動物を見たいか決めて、シャトルバスをうまく使うと良さそうです。
ただ、シャトルバスは10時からで、わたしが行ったとき(9時40分)ではまだ運行していませんでした。
乗車場所はいくつかあるのですが、それなりに混んでいたため、利用せず。
見る限り始発や終着がないのかな……?
場所や時間帯によっては待っていても、なかなか乗れないようにも感じます。
もしも利用する場合は、そのあたり確認したほうが良いかもしれませんね。
ちなみにシャトルバスは「アジア園」を中心にまわります。
とくに「オオカミエリア」から「トキエリア」までは、地図を見るかぎり、ただ道が続く場所なのでお子さん連れは辛いかもしれません。
そういったところはシャトルバスを使うと良いでしょう。
行って良かった、多摩動物公園
多摩動物公園は、正門からほぼ上り坂です。
すごい大変というほどでもないですが、確実にスニーカーで来たほうがよいでしょう。
多摩動物公園は広大な土地が売りのひとつですが、逆に広すぎて周りきれない、疲れるといった声もあります。
ただそうであったとしても、
- こんなに間近で柵がない状態の動物たちを見ることができる
- 動物たちのスペースが広い
- 次のエリアまでも多少距離があり、忙しく感じない
- 園内の道幅も広い。
混雑が苦手な人、子供連れやベビーカー使用の家族も焦らない - 料金も安い(幼児や小学生は無料。中学生も200円、それ以上は600円)
などを考えると、メリットのほうが多いです。
確かに今回はすべてを周りきれませんでしたが、それでも家族みんな満足でした。
見ることができなかった動物は、また次回を楽しみにします。
多摩動物公園、本当におすすめなので、ぜひ訪れてみてくださいね。
多摩動物公園 公式HP
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/